2月例会報告
                                                広報副委員長 柳 龍一郎

 長崎支部例会が2月15日にサンプリエールにて開催されました。記念講演には、株式会社ライトアップの中村由美氏をお迎え致しました。氏はカレーハウスCoco壱番屋創業者の宗次徳二氏、妻の直美氏、浜島俊哉社長の三代にわたり秘書として実績を積まれました。また、日本秘書協会が選出する「ベストセクレタリー」を受賞され、文字通り「日本一の秘書」となられました。2025年からは宗次夫妻の事務所「ライトアップ」に移籍し、お二人のサポートを続けていらっしゃいます。
 テーマは「企業の差異化は気配り」と題して講演を拝聴致しました。パートとして入社されお二人の下で働きながら生で感じた事を中心に、いかに「気配り」が大切かを伺いました。入社当時の電話対応についてのお話です。伝票等をお客様情報として頭に入れて的確に対応する旨の指導を受けた事等、いかに「気配り」をすべきかのお話から始まりました。気配りとは、目の前の相手だけに留まらず、自分であり、会社であり、未来に対して気を配る事の大切さを教えて頂いたと思います。常に笑顔の心で「ニコニコ・キビキビ・ハキハキ」と行動する事。気を配れば、考え事をしていてもニコニコできるそうです。常に100%以上を目指す事。身についた習慣は忘れないという事、即ち良い習慣を身にまとうようにすると事。「ありがとう」の意識を持つ事、そして「よろこんで行う」事。まず、自分から率先して行う事の大切さを伺いました。人間は気持ちが行動に現れる生き物だそうです。心から思っていたら「ありがとう」の一言が伝わっていく。トップが行う事が大切、まずは気付く事。そうすれば行動となる。そして継続する。認める事、褒める事の大切さも教えて頂きました。
 最後に「目標は必達」だそうです。人生に大事な事のキーワードを沢山教えて頂きました。宗次夫妻とのエピソードを踏まえてのお話でしたが、中村氏の人並外れた吸収力のなせる業ではと感心した次第です。素晴らしいご講演有難うございました。




1月忘年例会報告
                              広報委員長 原 拓也

1月新年例会が120日マルシェドリッシュで開催されました。上田代表の新年の節目に臨む力強いご挨拶の後、会員による新年の抱負・企業アピールの発表がありました。登壇したのは本田商會株式会社の本田文昭氏、管理栄養士の横田洋子氏、プライム保険サービス株式会社の石橋政典氏、株式会社フルカワの古川洋平氏、有限会社津野田ゴム加工所の津野田幹太氏、株式会社長崎新生活センターの奥山勇人氏、ジブラルタル生命保険株式会社の橋口光氏、有限会社そば幸の原拓也氏、株式会社落水正商店の落水日朗氏の9名です。各自様々でしたが、今後への決意や悟りや貴重な人生経験などに富んだ内容で、聞く方もたくさんの気づきがありました。例会後の会食は会員企業のご家族の参加もあり、大変和やかな新春らしい会となりました。終了後は全員当たるくじ引きの景品を手に帰途につきましたが、早速夜の社交場に出かけられた方もいらっしゃったようです。景品の提供などご協力いただきました各事業所さまにはお礼を申し上げますとともに、盛会であったことをご報告申し上げます。 





12月忘年例会報告
                              広報委員長 原 拓也

長崎支部の12月忘年例会が1221日木曜日に長崎新聞文化ホールアストピアにて開催されました。上田代表幹事からは、過去の振り返りを明日の前進の糧にしていただきたい、たまには仕事や数字に惑わされず、生きていることに感謝して幸せを真剣に考えましょうと挨拶がありました。その後「ウェルビーイング経営?従業員と社会を幸せにする経営とは!??」と題して慶應義塾大学院教授の前野隆司氏と、その奥様の前野マドカ氏の講演がありました。

人を育てる仕事をしたいと幸せの研究を始めた前野隆司氏は、社員が幸せに働く経営ができれば、働きかた改革も人的資源も道経会が目指す社会の役に立つ経営もうまくいくと語ります。
1946
年のWHOの健康の定義では、ウエルビーイングとは身体精神社会的に良好な状態のことだとされています。幸せの要素として他にも視野の広さ、チャレンジ精神、協調性、やる気、思いやりなどもあげられます。面白いことにアンケートを取ると、幸せな人は利他的な傾向が高く、不幸せな人は利己的な傾向が高いそうです。隆司氏は、人のために尽くす人は幸せな人だと結論づけます。

心の良い状態というものがいかに倫理的経営と密接な関係があるか、倫理的生き方とウエルビーイングと幸せとは非常に近いということについて話が進みます。社員の幸福度とパフォーマンスについても幸福度の高い社員は創造性が3倍、生産性は31%、売り上げは37%高い数字もあります。幸せな人は長寿でもあります。カーネマンの研究によると、一定の年収を超えると感情的幸福と年収に相関はないことがわかっています。

お金やモノ、社会的地位などの地位材ではなく、非地位材型の幸せが、つまり安全などの環境に基づく社会的な良好な状態、健康など身体的な良好な状態、心的な精神的に良好な状態が長続きをするとのこと。そのための幸せの4つの因子を示していただきました。自己実現と成長のやってみよう因子、つながりと感謝のありがとう因子、前向きと楽観のなんとかなる因子、独立と自分らしさのありのままに因子、この4つをこれからの私たちの心のあり方として大事に育てていきたいと思います。

妻のマドカ氏は隆司氏の研究室で学びながら、株式会社ポーラについて調査した「幸せなチームが結果を出す」の発刊をするなど、社会実践に取り組んでいます。ありがとうが飛び交い、自分で考えて自分で行動するチームの事例をもとに、相手を変えるのではなく自分を変えることの重要性を語っていただきました。

講演会終了後には懇談会があり、お互いを満点と認める前野夫婦を囲み、笑顔溢れる忘年会となりました。 

 



11月大村移動例会報告
                                
広報委員長 原 拓也

「『見えぬところまで思いを馳せる』のが二人の共通点です。」

大村移動例会は、1116日にパークベルズさくらホールにて講談師神田京子氏による講話「童謡詩人・金子みすゞと実業家・渋沢栄一の共通点を紐解く」でした。

赤穂浪士の討ち入りのような正義に結束する話は、這い上がる高度成長時代には良きストレス発散でした。しかしこれからは現実と折り合いをつけていく優しい内容ではないかと考え、郷土山口の詩人を題材に作った金子みすゞ伝は見事文化庁芸術祭優秀賞に輝きます。

明治36年仙崎に生まれた金子みすゞは、幼少の頃から見る村の風景、鯨業で失われる命に対する罪の意識と、3歳で父を亡くし、4歳で弟が養子に出された寂しさを詩にぶつけます。弟への恋愛感情を経て、番頭と結婚し子に恵まれ、商売を守る道を受け入れ、人生明るい方へと優しさも綴ります。しかし不治の病に襲われて我が子を案じながら、26歳で自死を選びます。「みんなちがってみんないい」、はそんなみすゞの渾身の思いでした。
?神田氏の語る渋沢栄一はバランスの人です。常に周囲を傷つけてないか心遣います。
「年寄りがびっくりするようなことをやりなさい。必ず問題が起きるから、修正をしながらやりなさい。」「勉強して、商売をするには、必ず正しい目的と道徳的な考えが伴わなければいけません。」力強く経営を説く渋沢は、明治44年第一等瑞宝章に叙せられますが、その華やかな栄誉の陰で、自分が押し進めた事業の煙で愛松が枯れたことに心を痛め、枯松を祀る石碑を建てています。神田氏の臨場感あふれる話芸で、渋沢翁の道徳と経済のバランス感覚が生き生きと伝わります。

最後は実行委員長として奔走した古川芳和氏の挨拶で、道経一体の勉強をもとに、心づかいの道徳、人づくりの経営実践を行う日本道経会への参加を呼びかけて締め括られました。




日本道経会長崎支部10月例会報告書

                                      事務局長 赤波江孝信

令和51026日(木)長崎新聞文化ホールに於いて1830分から10月例会が開催されました。

講師には京都綾部から鎌田電器(株)代表取締役 鎌田昌司様をお迎えして鎌田様の実体験から人づくりの大切さを教えて頂きました。

"腐った物には蠅がよる、綺麗な花には蝶が来る"地元の若手経営者の不満に対して発したこの言葉から、若手経営者の意識がかわり少しづつ人が成長していく過程のお話に、最後は後継者が先代(父親)に感謝を綴ったお手紙を読んで聞かせて頂いた時は、感動して涙が出てしまいました。

私だけかと思うと、他の会員さんからも良い話でしたね、涙が出ました。その隣りからも私も涙が出ました。と感動の講演でした。

子供(社員)は親(社長)の背中を見て育つ?

 

講演内容も素晴らしいものでしたが、今回の司会を努めて下さった、龍さん、山口年彦さんの進行には改めて有難うございます。と言う気持ちがした司会進行で素晴らしい10月例会となりました。

鎌田講師には遠路御足労を賜り有難うございました。

参加された会員の皆様お疲れ様でした。感謝

 







8月佐賀支部・長崎支部合同例会
                                                       事務局長 赤波江孝信

令和5818日午後6時より佐賀四季彩ホテルに於いて、J-Tech Transfer and Trading代表の小島尚貴氏を佐賀支部様の御計らいで講師にお招きし、 『日本を滅ぼす「コスパ病」貿易現場から見えてきた自損型輸入の驚くべき実態』と題して講演頂きました。
長崎支部からは14名、佐賀支部様からは約20名の参加で佐賀支部様主導の例会進行に新鮮さを感じながら講演が始まりました。

輸出業に携わる小島講師が、現場から聞こえる生の相談事から「自損型輸入」という言葉を考案。日本国内で販売する為に茶筅、陶器、漬物等々"和製中国製品"と言われる安い製品を国内で輸入販売する手法が、生活必需品他あらゆる分野に浸透し、国内産業の破壊を招いているというお話に皆さん真剣に耳を傾けておられ、"買い物も考えてしなければいけないな"と感想を述べられている会員様もおられ、本当に貴重なお話を拝聴することが出来ました。
懇親会も佐賀支部様との交流も楽しく和気藹々の合同例会となりました。

佐賀支部様との合同例会は、長崎支部の上田代表幹事が佐賀支部の西村代表幹事への申し入れで実現されたとのことでした。

以前、長崎支部が佐賀支部から独立する前は、長崎支部の先輩方は佐賀まで通い勉強されていたそうです。"帰りのJRの車内でよく居眠りしながら通ったものばい"とお聞きした事を思い出しました。

佐賀支部の西村代表幹事様はじめ佐賀支部会員様には大変お世話になりました。感謝?


道経一体経営セミナー報告

                                             事務局長 赤波江孝信

令和572214時よりサンプリエールに於いて、『徳づくりの経営』~新たな時代への未来思考、企業永続への道標~と題し、講師にグッドアロー総研合同会社代表 窪山忠成氏、モラロジー道徳教育財団 企業センター副センター長 島田潤一郎氏をお迎して講演頂きました。

窪山氏には昨年に引き続きのご講演となり第一講を担当して頂きました。冒頭、福岡支部のご発展に御尽力され今月10日にお亡くなりになられた「故杉一郎様に黙祷を捧げさせて下さい」と黙祷を捧げられてから講演に入られました。

『道経一体を志している』といると言いながら困難な状況に追い込まれているのは何故か? そう考えた時に日本道経会前会長の田原道夫氏のお言葉を引用され『道経一体をきちんと学んでいないからだ。学んでいないから実践出来るはずもない』とお話しされました。

島田講師の「借金と債務保証を戒める」では、『借入金でありながら余剰金と錯覚して、実力以上の無理な理にかなわぬ事を行い破綻を招いてしまう』というお話では、経営において大切な事は、まず毎月の月次試算表を5日後までには完成させる事の大切さを教えて頂きました。

紙面ではセミナーの内容は殆どお伝え出来ませんが、両講師には道経一体経営の原点を思い起こさせていただいた素晴らしい講演となりました。

特に窪山講師におかれましては大切な師と仰がれておられた杉一郎様の御逝去後、初めての講演ですとお話しされておられましたが、その迫力は天まで届けのお気持ちもあったのかも知れないと感じグッときてしまいました。窪山講師のレジュメの中に書かれてありました『最高道徳の実行はみな自己自身のためであるので、もしこれを他人のためであると思うものがあったならば、それはその人の徳の足らざるところであるのです』(『道徳科学の論文』8冊目123ぺージ)

日本道経会に出会えて良かったと思えるお言葉のように感じております。感謝

最後になりますが、窪山講師、島田講師、また今回のセミナー実行委員長の津野田幹太氏を始め関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

有難うございました。


6月例会報告
                                        広報委員長 原 拓也  

令和5年6月15日() 長崎新聞文化ホールアストピアにおいて、長崎市役所商工部長 久田 浩氏に「100年に1度のまちづくりと地域経済活性化」をテーマにお話いただきました。 

新市庁舎と新幹線開通に伴う駅周辺の再開発に象徴される長崎市のまちづくりについて、長崎市の立場から詳しくお話をいただきました。 

長崎市中心部の様々な開発の流れを概略でお話しいただいた後に、各地域のさらに具体的な姿をお話しいただきました。

駅周辺については、2025年の完成した姿から予想される駅周辺の機能の説明に、全線開通への期待がさらに高まります。

併せて松枝埠頭の2バース化により、同時に2隻の客船の停泊を可能にし、より多くのインバウンドの流入を見込んでいます。これにより、コロナ以前には寄港を断っていた客船の受け入れが可能になるとのことです。現在用地買収に着手しているとの事でした。

また、ジャパネットタカタが880億の開発費をかけて手がけるスタジアムシティーについても計画の全体像がこと詳しく示され、840万人の集客予想と13000人の雇用予測が示されました。

今話題になっている平和公園の陸上競技場がどうなるかについてもお話がありました。南北幹線道路の計画に伴い、市民プールの解体と移設、弓道場と庭球場の撤去とソフトボール場への移転、そしてまたソフトボール場の移転という、長崎市にありがちなところてん方式の計画案でしたが、今後の実計画が気になるところです。現状の計画では散歩のニーズは満たす予定ですが、トラック部分を利用する学生たちの練習場のニーズについては再度検討が必要との認識が示されました。今後は、マスコミフルオープンの話し合いの場がもたれるそうです。ちなみに南北幹線道路は、長崎佐世保を1時間でつなぐ道として期待されています。経済効果と災害時の利便性が高まるそうです。

茂里町の下水処理場は本年度中には機能を停止する予定です。令和67年には解体されますので、この空間についても今後利用の議論が出てくるだろうとのお話でした。

新市役所庁舎については旧庁舎が老朽化して手狭であり、8カ所に分散した市役所機能を集約させるために新設が必要であったとの説明がありました。今後は手続きだけでなく、様々な相談事でも利用いただく見通しでした。

また、市の機能が縮小集中するコンパクトシティーと、今のところで住み続けるためのネットワークについてもお話がありました。いわゆる長崎市のネットワーク型コンパクトシティーの考えです。これは、高齢者の増加と、生産年齢人口の減少、少子化等と密接に結びついた課題で、これらを乗り越えるための行政の苦肉の策だと思われます。公共交通についても、人口の8割はカバーしつつも、どうしても維持できない部分もあるようです。

経済状況については、平成24年に107,000人いた産業従事者が、令和3年には180,000人まで減っており、特に製造業、宿泊サービスの減少が顕著です。日銀の予測を引き合いに、緩やかな回復と雇用増加の見通しと、業態別の明暗と、平成20年度から掲げている第五次までの経済成長戦略を述べられました。今後の課題としては、基幹産業とサプライチェーンの充実、労働生産性の向上、スタートアップ支援、人材育成などがあげられました。

社会は目まぐるしく変化しており、現状と予測判断から、私たち経済人は常にわが社の進む道を選択する必要に迫られています。これからの長崎市の姿とともに、私たちの企業も末長い繁栄を期するために、確かな見通す眼と判断力が必要との思いを新たにしました。

講話後には懇談会の場で情報交換を行い、互いの学びと親睦を深める機会となりました。 



全国通常総会参加報告書

事務局長 赤波江 孝信

 令和551714時からグランドハイアット福岡に於いて全国通常総会が開催されました。

現在の会員数715社、本人参加111社、委任状334社の参加となり、議長に佐藤会長が指名され審議事項に添って進行され、それぞれの審議が承認可決され無事に通常総会が終了されました。

長崎支部からは会員13名と操業150周年記念表彰を受けられた鞄燗材木店の従業員様1名が参加されました。

表彰を受けられた永続企業を代表して鞄燗材木店の内島社長様が登壇され謝辞と今後の抱負を述べられました。

紙面をお借りして、改めて鞄燗材木店様の操業150周年をお祝いし末永いご繁栄をお祈り申し上げたいと思います。誠におめでとうございました。

 

総会終了後は、江崎道朗様による「インテリジェンスの重要性と経済安保」

と題して記念講演が開催されました。

会場満席に近い状況の中、あるアメリカのグローバル企業から熊本に事務所を構えたく賃貸契約を交わす際に「有事の際の従業員の国外避難」のことが質問されていたと言う話から始まると一瞬で会場に緊張感が漂い、各国でおこっている戦争が他国の事ではなく、日本においても危険にさらされていること、旧安倍政権によってアメリカをはじめ友好国との協力や自衛隊の活動によって安全が保たれていること、またその時々の政治が世界経済に大きな変化がもたらされていることなど、オフレコに近い貴重な講話を拝聴させて頂き、凄い話だったねなどと感想を話している会員様もおられました。

 

講演後には、懇親パーテイーも開催され、廣池幹堂理事長の挨拶や博多の伝統芸能「博多コマ」の実演が披露されました。最後は博多どんたくの山車の引手の男衆から総会が博多で開催された事に感謝の意を述べていただき、会員様もおのおのと楽しい時間を過ごされたようでした。

 

コロナ禍で道経会の活動にも厳しい時期を過ごされた全国支部の皆様のようでしたが、佐藤会長の挨拶の中で道経会が社会に物言える団体となるよう頑張って行きましょうと話されていたことが印象深い全国総会でした。




令和5年度支部総会報告書

                                     事務局長 赤波江 孝信

令和5年4月27日(木)1830分から長崎新聞文化ホールアストピアに於いて支部総会が開催されました。

司会者より会員企業48社、出席22社、委任出席15社総数37社にて本総会が有効に成立した旨報告がなされました。上田代表幹事が議長となり、

 審議事項

  第1号議案 令和4年度事業報告に関する件

        令和4年度収支決算に関する件

        監査報告

  第2号議案 令和5年度事業報告に関する件

        令和5年度収支予算に関する件

上記の通り審議され、満場一致を以て承認可決され無事に支部総会が終了いたしました。

総会終了後は 日本最古の唐寺「東明山興福寺」松尾法道住職様より

『隠元さんが伝えた唐風文化』と題して講演頂きました。

隠元禅師は中国福建から長崎に到着された折、長崎に一年間滞在され興福寺、崇福寺で説法や禅の指導に活躍されました。その噂が江戸にも伝わり幕府から京都の宇治に土地を賜り、「黄檗山萬福寺」を創建されました。中国明朝の先進文化、書、絵画、建築様式、象眼、篆刻、印鑑、明朝体文字、ダイニングテーブルなど、現代にも様々な形で活かされています。

食材には隠元さんの名前がついた「インゲン豆」をはじめとして、茄子、金針菜、落花生、もやし、西瓜、孟宗竹などを伝えられ、日本に大きな貢献をされたことで天皇陛下より約50年に一度の諡号を賜っておられ、一番新しいものでは、令和4年に天皇陛下より『厳統大師』という大師号を賜ったというお話も聞かせて頂きました。

日本の文化だと思っていたことが、隠元さんから伝えられた中国明朝の文化であったり、「隠元禅師」のことも知らずに過ごしていたことが少し恥ずかしくなりましたが、改めて長崎の歴史の深さを知る機会となりました。

「ダイニングテーブル=卓袱台で食事をとりながら家族の団欒でお母さんは家族の健康を知り得たのではないでしょうか」と話されたことが印象に残る講話でした。

最後に総会の準備にご尽力頂いた関係者の皆様、大変お疲れ様でした。感謝




2月例会報告

広報委員長 原 拓也

 上田代表は挨拶で、光陰矢のごとしで月日が過ぎ、歳を経てつい先が見えがちですが、頑張りましょうと語り、高校の同級生である岡田文太郎氏の紹介をされました。
その全国豊心会 岡田氏には、「『論語と算盤』を1人称で。」のテーマで講演を行なっていただきました。

岡田氏はもう儲けてやろうと10年、そして金持ちになり父母を安心させようとその後23年商売をしながら論語を勉強したが、よくわかっていなかったそうです。当時の師が親子論語を始め、お手伝いを始めることになります。

安岡正篤さんの孫安岡定子さんによると、論語とは「日本人の精神世界の根幹 その中心的思想は、仁思いやりの心」であり、2500年の年月を経ても、人間の大切なものは変わらないとのこと。岡田氏は、日本人の根底には古神道があり、聖徳太子が仏教を国作りに生かし、徳川家康が論語を取り入れ、お茶の水から各藩へと広めたものが寺子屋で300年続いたと説明します。この忠恕仁思いやりが日本人の精神に受け継がれてきたのだということです。

また論語は、人間としてどうあるべきか、どう生きていかなければいけないか、という根本的なことを説明しているが、言葉の解釈だけでなく、これが自分にどう影響してどう活かしていくかが大切と説きます。

全て何事も自分に照らし合わせて、一人称で考え、向き合い、今の自分で実践することが大切であり、それが知行合一である。知識、見識、胆識と、知行合一を実践を通して身につけていくことをお伝えしたいのだと、言葉に熱を込められました。

ご自身も理念に立ち返る三方よしの実践として、宗家紅白庵という回転焼き屋さんを営んでおられます。その岡田氏の一人称の姿に感銘を受け、我が身を見つめる機会となりました。 




12月例会報告

広報委員長 原 拓也  

令和41215() 長崎新聞文化ホールアストピアにおいて忘年例会を開催しました。

上田正利代表幹事は挨拶の中で、今年はさまざまな事件がありましたが、自己反省してよい糧となるように残された日々を過ごしましょうと語りました。

例会は長崎史談会の大田由紀氏による講話『長崎くんちで知る長崎の歴史と人』です。

長崎くんちとは107日から9日の長崎市上西山町諏訪神社秋の大祭です。奉納踊りに参加したこともある大田氏は、長崎放送にいた時に、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の研究映像「風流のまつり長崎くんち」のディレクターを務めます。民俗、歴史研究家と共に長崎くんちを客観的に見て、その面白さや特徴を知る経験をしました。

その後退職して長崎純心大学大学院で戦後の長崎くんちについて学び、『長崎くんちにおける風流と踊町の役割』という博士論文を書きました。風流(ふりゅう)とは斬新な演出で毎回目先を変える趣向により、観客をアッと驚かせるという精神です。

引き物、本踊、担ぎ物、龍踊り、獅子踊りなどの奉納踊りは国指定の重要無形民俗文化財です。約400年続いてきた祭ですが、その時代で出し物やスタイルが変わってきています。

踊り町、年番町、神輿守などの役割の解説や、市内様々な地区の人の関わり、長い稽古時間の運営、服装やしきたり、寄附の作法、キリシタン政策の歴史、風流の精神と出し物の変遷、原爆の影響などについての大変興味深いお話でした。大切な価値を守る伝統が革新的な試みによって脈々と守られてきた姿に、企業永続の学びがありました。  




11月日本道経会長崎支部15周年記念例会報告書

事務局長 赤波江 孝信      

令和41119日土曜日午後5時より会員・オブザーバー合わせて約70名の参加を頂き、長崎新聞文化ホールアストピアに於いて講師に元全日本空輸梶iANA)チーフパーサー“三枝理枝子氏”をお迎えして『これからの時代の経営軸』と題して講演頂きました。

講演に先立ち「世の為、人の為、社員の幸せの為に30年、50年、100年と永続できる団体として乗り越えて行きましょう」と一般社団法人日本道経会佐藤 進会長からの祝辞を能勢千晴専務理事の代読により賜りました。

三枝理枝子氏からは鎖国時代長崎から国中に色んなものが伝えられたエネルギーが長崎にはあります。長崎支部さん頑張って行きましょうと激励のお言葉から講演がはじまりました。近年、機械化・ロボット化・AI化と便利さと効率化を求め、失敗をしないことを目指しているように思えるが、これからは本物しか生き残れない時代。見える花は綺麗です、大きな枝には沢山の花が咲きます、ただそこには目に見えない大きな大きな根っこが存在します。

見えないものを大切にする『思いのエネルギー』愛・気・真心・魂・祈り、これからは、思いやりを持って、優しさに溢れ、寄り添い、失敗しながらチャレンジし続ける『人間主義的経営』道経一体に通じる人づくり経営を目指し、『事業を通して善い行いをどれだけできるかが最終損益』と話されました。三枝理枝子氏の著書『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』発行一万三千部を超え海外でも売れているとお聞きしました。この度の講演で拝聴する事が出来なかったことが沢山詰まっていることと思います。早速自社の指針として取り入れ社内改革に取り組んでいると言いう会員様もおられました。紙面では簡単な事しかお伝えできませんが、15周年記念例会に素晴らしい講演を賜りました。

三枝理枝子氏には懇親会、二次会とお付き合い頂き、その後は長崎支部副代表幹事原孝司様、能勢専務理事様方と稲佐山からの夜景も楽しまれたようでした。コロナ第8波かと言われる最中ではありましたが、上田代表幹事、山口年彦実行委員長をはじめ、関係者の皆様のご尽力により無事に15周年記念例会を開催出来ましたことを慶びに、佐賀支部様の例会にお世話になりながら長崎支部の設立を目指し頑張ってこられた先輩方の意志を継ぎ、今ある会員様から後進へと引き継ぎ、長崎支部会員企業様の益々のご繁栄と日本道経会長崎支部の末永い永続を祈念したいと思います。

最後になりますが三枝理枝子氏、能勢千晴専務理事、出版部読者サービス課秋葉課長様及びオブザーバー参加された皆様方に厚く御礼申し上げます。感謝!!


10月例会報告

総務部副部長 松山敏雄   

令和41020()サンプリエールにおいて長崎支部10月例会が行われました。 

講演では、講師に麗澤大学大学院 特任教授 中山 理 氏を招き、32名が参加し『人生100年の時代の経営者の在り方』をテーマに講演頂きました。

テーマの人生100年時代については、3コマに分け、まず今後のそれぞれの生き方について、第二の人生の生き方、考え方がどう変わるのかがテーマでした。大きく響いたのは「人生後半になればなるほど体感する時間は短くなる」心に刺さる言葉でした、しかし方や「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」孔子の言葉を引用され人生いかに楽しめるかと語られました。老いても衰えることはない学ぶ意欲、創造が大事であることをご指導いただきました。

2コマ目は企業の持続可能性について、道徳的経営理念をもつこと、秘訣は伝統(変わらないもの)と変革(変わるもの)があること、金剛組の歴史、企業理念について、また日本は永続企業が世界大国であることなど、先生の海外での講演などを含め日本企業の考え方と諸外国の日本に対する評価などをリアルにお聞きできました。

3コマ目は廣池博士の視点で見る人生と経営について、いかに道徳教育が大事なのかをご指導いただきました。

今回のリアル講演会では、中山講師の匠な話しぶりに非常に感銘致しました。先生は大学講師という立場で私たちは非常に聞きやすく、楽しく、先生の笑い、朗らかな表情表現が参加者皆さんを和ませ、楽しく聞くことができました。元気な人の話を聞くことができる、リアルで表情、表現を感じることがこの会の魅力であるように感じます。

中山先生誠にありがとうございました。




9月BBQ例会報告
                                         事務局長 赤波江孝信

 令和4917()18時より長崎サンセットマリーナで2年振りとなる互敬塾主催のBBQ例会が開催されました

当日は台風14号の接近に伴い、午前中には激しい雨もあり開催自体危ぶまれるような状況でしたが、会場の屋内なら開催できますとの申し入れと実行委員長の山口年彦様の決断で直前に屋内開催に変更となり、ご家族、オブザーバー含め26名での開催となりました。

 当日、同会場では結婚式の披露宴が模様されており、新郎新婦の退場の場面に遭遇し、皆さんで拍手をおくり幸せの御裾分けをいただきながら、にこやかに会場へ案内されました。

 2年振りの開催で屋内ということもあり、自分達で肉を焼くという楽しみはありませんでしたが、皆さん思い思いの席に着き会場スッタフが焼いて運ばれてくるBBQに舌鼓をうちながら、コロナで月例会では会話も少なかった分、ゆっくりとした時間のなかで食事と会話を楽しみながら秋の夕暮れを楽しく過ごすことができました。

 途中には参加してくれたお子様から自己紹介と一言コメントを貰うと言う無茶振りもありましたが、流石後継者の後継者と言う感じで堂々としたものでした。 子供達にはお菓子のプレゼントもあり、沢山入ったお菓子の袋を手にニコニコ喜んでいました。

この子供達が楽しい思い出としてBBQ例会が記憶に残り、将来自分達の子供を連れてBBQ例会がしたいなと思ってくれることを願います。 日本道経会長崎支部、互敬塾会員企業様の益々の発展を願うBBQ例会となったような気がしております。  

子供さんから、お父さんを宜しくお願いします。 の挨拶には皆さん一本取られたようでした()

そのお父さんを中心に、互敬塾の皆様には大変ご尽力を賜り、無事にBBQ例会が楽しく開催されましたことお礼申し上げます。

来年はコロナも終息して、多くの人が参加して開催されますよう期待したいと思います。





8月例会報告
                                                      広報委員長 原 拓也
令和4年8月18日(木)長崎新聞文化ホールアストピアにて、長崎支部8月例会を開催致しました。

会の冒頭上田正利代表幹事は「命あってのウィズコロナです。しっかりと感染予防対策を心がけましょう。会社の経営を学ぶ私たちであるからこそ、自分自身の経営が疎かにならないように。」と呼びかけました。  

今月は長谷虎紡績株式会社 代表取締役社長 長谷享治氏をお迎えしての講演です。『三方善しの経営』とのテーマで、後継者としての苦悩と覚悟を以下のように赤裸々に語っていただきました。  

三方善しの目的は事業の永続であり、その先に「企業経営の目的は人の幸せを図ること、すなわち人づくりであること」があります。事業を通して人づくりを行う意義は、『社会課題を解決していくこと』にあります。  

ダスキン創業者鈴木清一氏と祖父の出会いは、まさしく経営者の理念と想いがご縁を紡いだ例です。それぞれの人の幸せを祈り願う想いが共鳴したのでしょう。鈴木氏の『損の道とは、世のため人のための事業、つまり社会課題を解決することを人生かけてやること。損をするために、しっかり利益を出しておかなければならない』は、まさしく母方祖父の田島政芳氏の言葉『犠牲を払う二方よしの結果三方よしとなることを悟ることが道経一体である』に通じます。  

厳しい事業環境下ですが、社会課題の解決のため、長谷虎は『素材で世界を変える!』とのキャッチフレーズで環境配慮への大きな挑戦を行います。祖父の長谷虎治は企業の経営にこそ道徳が必要という考えから道徳科学を経営の柱に据えました。私は後継者として、思いを継ぎ、人の幸せを第一に考え行動し、自分より能力あるものにはよく仕え、目的と結果を違えないようにします。  

以上の氏の講話に私たちは大変感銘を受け、経営に対する覚悟を新しくすることができました。




道経一体経営セミナー報告

事務局長 赤波江孝信

令和4年7月23日(土)午後2時よりサンプリエールに於いて、講師に あらいフードサービス株式会社 取締役会長 窪山忠成様をお迎えして、道経一体経営セミナー『徳づくりの経営〜三方よし経営の実践〜』が開催されました。

当初もう御一方 モラロジー道徳教育財団 企業センター 副センター長 島田潤一郎様も講師としてご講義いただく予定でありましたが、急遽都合がつかなくなり、予定を変更して窪山講師に2講ともお願いしまして、下記の2講のテーマにもとづいて講話をいただきました。

第1講「〜私が学んだ道経一体〜廣池千九郎と二宮尊徳」

第2講「聖賢に学ぶ道経一体の品性づくり」

ここからは、長崎支部広報委員長の原拓也様が感激のあまりセミナー終了間もなくフェイスブックに投稿された投稿文を、そのまま使わせていただきたいと思います。

『午後は仕事の合間に道徳経営一体セミナーに参加 コロナ感染拡大に伴い、参加者が半減したが、一瞬も目が離せない内容でした

胸にグサグサ刺さる危機感と、二宮尊徳の事績から、道徳とは何か、についてストンと学びが肚に落ちてきました

二宮尊徳は30代の若さで下野桜町の復興事業を任され、私財を処分して10年かけて人心の道徳心に働きかけます

しかし人が人を売り買い、食うような時代に、困難多くして心破れ、逃げるように山籠もりして、最後の21日目に神託を得て、自分の過ちを悟り、ついに復興をなしとげます

道徳なき経済は犯罪、経済なき道徳は寝言、と言う言葉に象徴されますが、その

表現に至ったその背景の歴史に火が灯り、煌々と私の道標となりました

私達も二宮尊徳とまでは行かずとも、人を救い人のために何かをなそうとするにあたり、心持ちを常に顧みたいと思います

知っているようで知らなかった二宮尊徳の思想と生き様に触れ、強い感銘を受けた夕べでした』

素晴らしい感想に共感を覚え、参加された皆様からも沢山の感激の言葉もありました。

古川副代表幹事の「心に刺さった矢が暫く抜けないと思います」のお礼の一言が印象深い素晴らしいセミナーとなりました。

コロナ禍、急激な感染拡大の最中でしたが、窪山忠成講師、セミナー参加の皆様方には、大変有難うございました。感謝

長崎支部6月例会報告

広報委員長 原 拓也

テーマ『29年目のプロアシスト+関西の未来』

「就職しようと書いた履歴書は1枚でしたが、こんな会社あったらいいなと書いたら20枚書けたので会社を作ることにしました」

生駒京子さんは、94年に課題解決の会社プロアシストを創業します。  

 できない理由は設計図になる、仕事はもらうのではなく作りだすもの、と新しいことにチャレンジし、品質に徹底的にこだわり、ダイバーシティを重視し世界一の中小企業を目指します。  

リーダーシップの考え方としては、「人材の多様性を生かす」「風通しの良い組織風土の醸成」「公正であること(フェア)」が目に見えること、「個人の多様な価値観の受容」「経営者が強い志を持ち、自ら実践する」を挙げます。  

トップがビジョンを明確にして、社員全員で共有し、社員は組織の中での自分の位置づけと組織から期待されているものを理解し、商品に自分の満足、さらにお客様の満足を足すために全力で尽くす姿に、『会社は人生』という言葉がよく表れています。出産した人が100%戻るのは、周りの人へ次はあなたたちの番ですよという努めを果たすよう育てているから、との象徴的なお話もありました。  

100200年存続するための、従業員やお客様に対する義務と責任を果たし、安心して仕事ができる環境作りの姿を示していただきました。  

また、関西経済界の第一人者として、大阪の未来を語ると同時に長崎の未来へのエールをいただきました。私たちも地方から世界に誇る企業の姿を発信していきましょう。



  全国総会報告
                                    副代表幹事 古川芳和

令和4年度全国通常総会が、廣池千九郎記念講堂で5月24日13:30〜15:00開催された。その後15:30〜17:00 白駒妃登美氏の記念講演、17:30から懇親会があり自分は初めての参加であった。長崎支部より上田代表幹事、浜中副代表幹事、落水副代表幹事と私の4人で参加した。総会出席は全員で60名。ソーシャルディスタンスをとりながら総会が開始され、1時間で終了承認された。その後白駒氏の講演会90分の講演で、これからは道経一体の考え方、行動が注目される時代になっているとの力強い言葉で話され、盛大な拍手で終了した。懇親会に入り廣池幹堂理事長のご挨拶終了後、即浜中副代表幹事と我々3人で改めて名刺交換する事が出来た。懇親会も理事長交えて楽しいひと時を過ごした。

私は16年前本部講座でお世話になり、素晴らしい広大な敷地に緑が多くあり環境の良い印象が残っていたが、今回訪問してその樹木が更に大きくなっており、本部が森の中に存在する様になっていた。

宿泊は上野駅前の三井グリーンホテルに3人で宿泊した。落水副代表は別行動であった。翌日浜中副代表幹事と日本橋から靖国神社まで歩いて行く事になり、皇居大手門を始めて歩いた。江戸城跡の数々の歴史を感じつつ大きな城石に見とれながら九段を抜けて落水副代表と合流した。実は、3ケ月前に椎間板ヘルニアになり歩く事が心配であったが、18,000歩でも大丈夫だった。その後3人で靖国神社に参拝した後、隣接する遊就館を見学した。遊就館は初めての見学であり、日本の歴史が良く分かる見ごたえのある資料館であった。特に世界大戦で戦った兵士の顔写真が多く壁一面に掲載さていた。特攻隊出発前の父、母への遺書など読ませて頂き涙が止まらなかった。この様に先人のお蔭で今がある事を改めて感じ感謝した。

落水副代表幹事とはそこで別れ、我々は築地に行き、すし一番で昼食をとった。観光客がめっきり少なくなったとそこの大将が言っていた。その後一路空港へ。お蔭様で良く歩いた2日間であった。上田代表幹事の財布紛失などのハプニングがあったが、運よくタクシーで見つかり、流石に徳を積んでいるお蔭で出て来たのではと話が弾んだ。

お三方には大変お世話になりました。




支部総会報告
                                                      広報委員長 原拓也

令和4428日、長崎新聞文化ホールアストピアにおいて総会が開催されました。

冒頭挨拶では、「この会に同じく所属するものとして、互いに助け合い、前向きに明るい未来を作り上げていきましょう」と、『挑戦と創造』の言葉を引用して力強い呼びかけが上田代表よりなされました。  

57社中38社の出席(うち委任状12社)で総会が成立し、事業報告では、併せて互敬塾山口支部長から他地区とのオンライン合同例会の報告がなされました。

令和4年度の二組織の事業計画並びに収支予算案が示され、活発な活動への期待と共に承認され、また新たな役員改選案も異議なく承認されましたことをご報告いたします。  

総会終了後には、『我が人生80年で学んだこと〜積善の家には必ず余慶あり』と題して、本田商會株式会社 取締役会長 本田文昭氏の講話がありました。108年の歴史ある会社も、ハングリーさを失った若い世代を抱えているとのこと。本田社長は次の100年のために善を積んでいきたいと次のように語りました。  

岩谷産業の故岩谷直治会長の、『この世に必要なものは栄える』という言葉に倣い、本田商會はドライアイス、高圧ガス、棺、宅配寿司、水などの消耗品のみを扱ってきました。営業に関しては『利を求めて営業をするな、まずお客様が喜ぶことをする、そういうスタンスで営業をして欲しい』と常々社員に伝えています。  

船のトーチランプ、大漁灯を初めて作ったのが本田氏の御先祖です。『今この繁栄があるのは決して自分だけの功績ではなく、御先祖様が人を裏切ることなく、善を積んでこられたおかげである。息子や孫にこの会社を継いでいくのであれば、ご先祖様が積んでくれた以上の善を積まなければいけない。』それが本田氏の大きなポリシーです。  

会社のコンセプトについては、『営業2人で年商1億の消耗品の商いを常に探して取り組み、それを積層化し、何本かの柱で会社を支えていく。100年、200年企業を続けていくためには、面展開ではなく地元の企業に徹する。コツコツと地中にどれだけ根を張っているか、それが企業の歴史に他ならない。』と語ります。  

本田氏は、これまでに出会った経営者から受けた影響にも触れました。

ある鉄工所の社長が、冬は鉄板の上で寝て、寒さで目を覚まし朝早くから仕事をする姿。朝5分に残業代を出し、社員が喜んで早朝より仕事に取り組むことができている会社。

またある社長からは「本業に100%の資金を使うな、20%は他の副業に使い、副収入を探せ」との教えに従い、不動産収入を確保しました。

別の社長からは、職場の作業の流れを作り、順序を決め、そこに道具を並べて置くことで、段取りを決めて効率が上がること、また大きな仕事よりも小さな仕事を、納期の長いものよりも短い仕事を選ぶことで、時間的空間的に効率化が得られるとの教訓を得ました。  

会社を通じてできるだけの社会貢献をしたいというのが本田氏の願いでもあります。

高校へ講話に出向き、自分を大切にすること、自分の強みを伸ばしていくことを説き続けています。10年目には、生徒たちの感想文をまとめて冊子にし、高校生へ配りました。

またお父様の葬儀の際に寄せられた400万円の香典を目に見える使い道に充てたいと始めた本田文庫では、これまでに6,000冊の絵本の寄付を行いました。ソフトボール大会、故郷のマラソン大会、トライアスロン大会にも多額のスポンサー協賛を拠出しています。

溶接工不足への危機感から、長崎県知事とともにベトナムを訪問し、交流を礎としてベトナムからの年間500人の実習生人材受け入れ事業に取り組んできました。  

このように県内の教育にも産業にも多大な貢献をされてこられた本田氏の、御先祖様からの積善を継いでいく理念と、先達の教えを素直に受け入れ、忠実にそれを実行して積み重ね、コツコツと根を張ってきた姿に感銘を受けました。参加者それぞれがこれからの100年を見据えたことでしょう。  

講話の後には各自着座にて弁当会食を行い、創立100年を迎えた株式会社小林商店様ならびに創立75年を迎えた平石建設株式会社様のご紹介もありました。世相はコロナ感染拡大の不安の中でしたが、実際相見えて切磋琢磨し、励まし合う喜びを感じる機会となりました。新しい年度も共に『挑戦と創造』して参りましょう。




3月
例会報告

広報委員長 原 拓也  


 

長崎県における新型コロナ蔓延防止等重点措置期間が明けてすぐ、待ちに待った支部例会です。2度にわたり延期となった、羽田市場株式会社代表取締役社長兼CEO 野本良平氏の講演に、佐賀支部からも三度目の正直で参加していただきました。

 

「水産流通イノベーション?変化の先に勝算あり?」というタイトルでのお話は、水産県長崎に住む我々にとっても時代の先を走る内容で、大きな刺激を受けました。

 

食品卸の家業を兄姉とともに継いだ野本氏は、まず家業を卸業から生産業へと転換させた後、中国や銚子丸での経験を積み、エー・ピーカンパニーでは入社して半年で副社長となり4年半で東証一部上場まで押し上げます。その後柿安本店やコンサル業を経て羽田市場創業に至ります。

 

新幹線での客貨混載をいち早く働きかけ、コロナ禍によりそれが一気に進んだエピソードに象徴されるように、野本氏の大躍進のすべてに変化と行動と先見の明があり、そのスピードも刮目に値します。

 

野本氏の立ち上げた羽田市場は、空港が拠点であるメリットを生かして新鮮な魚類を圧倒的な速さで遠方へ届けています。

収入が不安定な漁師さんの収入を守り、新鮮で美味しい原材料を提供することで、高くてもお客さんが満足してくださる、まさに三方よしを実践されています。

 

その事業にもコロナ禍の影響は押し寄せました。飲食業の低迷と同時に羽田市場の業績も急転落します。しかし倒産目前の会社は、EC販売を活路にして再生を果たすことになります。コロナ禍という逆境のおかげで、会社の体質を変え、リストラを実施し、生き残りにつなげた野本氏の直感と決断は、氏が触れ合った中国やアジア近隣国の企業人の決断力の速さに通じます。

 

コロナ禍にロシアウクライナ戦争の余波など、私たちの経済活動は世界の大きなうねりに翻弄されます。めまぐるしいスピードで変化する時代にあり、私たちは直感と判断を力とし、運を味方にしていくことが必要と教えていただきました。

 

講演後は野本氏や久々に集う仲間との歓談の時間を過ごしました。この学びとつながりの機会を、私たちの日々の力として持ち帰ることができましたことに感謝して報告といたします。

 



1月例会報告

総務部長 赤波江 孝信

明けましておめでとうございます。

令和411517時よりマルシェドリッシュに於いて、リレイト代表 中桐万里子様を講師にお迎えし、「コロナ禍を乗り越えていくには〜二宮金次郎を手がかりに〜」と題して1月例会が開催されました。

中桐様は二宮金次郎の7代目の子孫にあたる方で、一番の二宮金次郎ファンですと自負される程に70分間中身の濃い講演であり、参加の皆様も熱心に拝聴されておられました。

どんなときも“一歩”を忘れるな!! 人が困っている時は絶対に“救済”してはいけない。あくまで“勧業”支え向き合うこと!!

金次郎と同じ時代を生きた天皇が、飢饉に苦しむ農民のところまで降りてきて同じ暮らしをしたことで農民の土気が高まり、“帝にこんな暮らしをさせてはいけない”“帝のために頑張ろう”と懸命に働いたというお話がありました。

企業経営にも同じことが言える大事なお話だと思いました。会社のトップが現場にきて従業員の話を聞いたり、仕事ぶりを見てもらえることがどれだけ士気を高めるか。

更に、どんなに頑張っても成果が出ないので相談にのってほしいと出向いた先で金次郎は、たった一言“掃除をしなさい”と言って帰られたというお話がありました。

道具を探す無駄な時間、片付いていない場所を移動する空間の無駄に気付くこと。

このことを中桐様に身につまされるお話でしたとお伝えすると、私が言ったことではなくて金次郎が言ったことですからとニコニコと返されました。

「たからもの=田からもの」言葉の意味まで教えていただき、2022年新年から素晴らしい講演となりました。

懇親会は当初ビュッフェ形式で予定されておりましたが、急激なオミクロン株拡大の対策として料理はテーブルに一品ずつ運んでいただき、テーブルを移動してのお酌も禁止となりましたが、マルシェ・ド・リッシュの支部会員でもある大坪社長様のお計らいで、お品書きまで付いた料理に皆さん舌鼓をうち、心もお腹も満たしていただいた有意義な新年例会となりました。

例会開催の判断に大きな決断を強いられた上田代表幹事、事務局の皆様、遠路お運びいただいた中桐万里子様に御礼申し上げます。 感謝



12月例会報告
                                       広報委員長 原 拓也

日本道経会長崎支部 12月例会が1216日(木)の18:30〜21:00 長崎新聞文化ホールアストピアにて開催されました。

日本道経会の理事で、静岡支部代表幹事である村田ボーリング技研株式会社代表取締役 村田光生氏を講師にお招きしての例会となりましたが、未だ慎重に広くオブザーバ参加を呼びかけることなく、会員のみでの会となりました。

講話のテーマは「いい会社作りに右往左往」で、どの様に会社経営に取り組んできたかの率直なお話を伺うことができました。若くして社長に就任した村田氏が目上の会長と常務を頭上に頂き、「社長になったから話は聞いてやる」と、責任はあるが権限のない立場からスタートされたことは、大変なご苦労があったと想像します。しかし氏の、『与えられた条件で最大限に力を出す』という前向きな性分は、できることを模索しながら、めげることなく進む大きな力となった様です。これは私たちが見習うべきポイントかと思います。

また56歳から5年間法政大学院坂本光司研究室で学び、人を大切にする体質に変わらないと生き残れないことを学んだ村田氏は、この学びがなかったら、いい会社どころか倒産させていただろうと語られました。

「社長が何を言いたいか、どこへいこうとしているか、全くわからない」、「社長は外に向かっていい顔をしようとしている」と言われつつも、持ち前の前向きな性分で、めげずに社員が喜ぶ労働環境の向上に取り組んでいったそうです。

『村田ボーリングは社員と家族と取り巻くすべての人たちに安心と幸福を実現するために存在をしている』という言葉の通り、父上の遺言に従い数々の社会貢献を行われており、会社独自に行った地域への恩返しの花火大会のお話には痺れました。

 

企業生き残りへの危機感と、氏の前向きな性分と、目標を見据えた信念に会社経営の大きな学びをいただきました。村田講師の歩みを私たちもトレースしていきたいと思います。




11月親睦例会報告                            総務部長 赤波江孝信

令和3年11月18日        ()18時30分よりマルシエ・ド・リッシュに於いて11月例会が開催されました。

長崎支部会員 活苴尅「船所 会長 井筒龍介様に少し短めの講話をお願いしました。その後は“美味しい料理をいただきながら親睦を深めましょう”ということで、コロナが小康状態となったこともあり、懇親会に多くの時間をとり、久しぶりにお会いする会員様もおられ、会話も弾む楽しい例会となりました。

 

井筒会長様の講話は、井筒造船所の歴史や長崎の水産業の歴史など、以西底引き船、巻き網船、マグロはえ縄船の漁獲方法や会社存続をかけた労働組合との交渉など、水産業で栄えた時代の苦楽を窺い知ることができた興味深い講話となりました。講話の最初に井筒会長様のご先祖様が広島近辺のご出身とのお話があり、私ごとではあったのですが、弊社創業者の奥様の実家が戸町の造船所で“私の親戚は瀬戸内に多くいて、元は「水上水軍」の流れである”とお聞きしたことがあり、井筒会長様にお尋ねしたところ“長崎の戸町にある造船所は殆ど「水上水軍」の流れだ”というお話に、私の中では今まで知らなかった長崎の歴史を知ることとなりました。

 

懇親会は、支部会員でもあるマルシエ・ド・リッシュ運営の大坪社長様のお計らいで沢山の美味しい料理と少しお酒もあり、久しぶりに再会した会員様の笑い声がきこえる例会となりました。

コロナは静けさを保っておりますが収束してはいないので、今後の例会も状況を見ながらになると思いますが、次回も会員様の笑い声が聞こえる例会となりますことを願います。




10月例会報告                                           総務部長 赤波江孝信

1021() 1830分から長崎新聞文化ホールアストピア於いて株ェ天堂 代表取締役 森光孝雅様をお迎えして10月例会が開催されました。

コロナ禍、衆議院議員選挙戦の最中にも関わらず沢山の出席を賜りましたが、会場は充分な間隔を保って座席を配置していただき密接を避けて拝聴することができました。アストピア様には感謝申し上げます。  

講話は全て森光様の実体験によるお話でした。創業時の資金の工面のこと。地域に焼きたてパンを販売するパン屋がなかったことでいきなりの追い風が吹き始めたこと。店舗を増やしていく途中、勝負をかけた新店の店長候補から突然の退職の申し出があったこと。社員の事を考えて経営していたつもりがいつしか独りよがりの経営になっており、相次ぐ社員の退職が続いたこと。その中にはパンが好きで一生懸命仕事をしてくれていた従業員が外出も出来ないほど追いつめられていたことも知り、心身共にボロボロの状態で倒産の危機が訪れたこと。その時にお父様から“死ぬなよと命の心配をされた言葉や、弟様からの金銭面の援助、それまでは出来ない社員と思っていた社員から向き合って”頑張りましょう“という言葉をかけられ支えられたというお話には出席者の多くの人が目頭を押さえておられました。

猛省の末に、人を大切にして社員の声に向き合い、「挑戦してみないとわからない」を信条に商品開発も進め、大ヒット商品の「くりーむパン」を開発され、このコロナ禍においても順調に売り上げを伸ばしておられるとのことでした。

懇親会の席では同席した会員様と自分達が経験してきた危機はこんな感じかなとお互いに語り合いながらも、あそこまでの経験はないよなと改めて深い感銘を受けました。  

“順調な時ほど不安になる”と話された言葉が、今の森光様の心境を物語っている素晴らしい講演でした。

株ェ天堂様の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。感謝


道経一体経営セミナー報告
                                         総務部長 赤波江孝信

令和3年7月17日(土)14時から サンプリエールにおいて講師に永冶達彦様、原孝司様をお迎えして『「事の成るは逆境の日にあり」〜アフターコロナを見据えた新しい価値観への対応〜』と題しまして道経一体経営セミナーが開催されました。

コロナで開催も危ぶまれる状況の中ではありましたが、30名以上の参加があり両講師の講話に熱心に耳を傾けておられました。

 

永冶講師の「人は生きるために耐える」 「道徳と経済は車の両輪」 「徳は目には見えないが痕跡は残る」 「運を味方に付ける為には徳を積まなければならない」 「徳とは他人の心に喜びを与うることなり」という言葉が心に残りました。

永冶講師の配付資料中の「財団二代所長 麗澤各校 初代校長・学長 廣池千英先生」のお言葉を、コロナ禍を生きる心がまえとしていきたいと思いました。

『他人のいやがる仕事をみずから進んで引き受けてやり給え。ある者は驚くだろう。ある者は馬鹿なやつだと嘲笑するだろう。そんな人間で偉くなったやつは一人としていない。世の中に役に立つ人間となったやつはいない。いっさいそんな小さい事にとらわれず、自分の理想に向かって進み給え。十か年苦労すれば必ず報われる。なにとぞ大きな希望をもって苦労し給え。』

 

原講師の講話は今まで一度もお聞きしたことがなかった原講師の体験談でした。

先生ご自身もお話することが辛い体験談だったのではと思いましたが、コロナで皆さんがご苦労されておられる状況を思いお話して下さったのかなと思いました。先生は図に乗って起こした失敗だったとサラッと話されましたが、這い上がることの出来ない壺の中にいるような状況、考えただけでも私には耐えられないと思いました。師の言葉に救われ今は最高に幸福だと話されました。

先生が積まれた徳が救いとなったのだと、勝手に考え徳を積むことの大切さを改めて考えさせて頂きました。

 

コロナ禍の大変な状況の中で実行委員長を務めて下さった事業部部長 八坂様はじめ実行委員の皆様には大変お疲れ様でした。

また、永冶講師・原講師には体験談を交え貴重な講話を有難うございました。

                                 感謝

               

6月例会報告
                                                広報副委員長 松山敏雄

令和3年6月17日() 長崎新聞文化ホールアストピアにおいて、6月例会を1830分より講話、2000より懇親会をリアル例会として開催いたしました。

講師には京都支部代表幹事で生田産機工業()代表取締役の生田泰宏氏をお招きし、「恩送りの経営 1919年生田鉄工所 創業から102年 モノ(機械)づくり一筋 三代に渡り続いてきた理由」をテーマに約90分の講義を頂きました。例会には会員、互敬塾塾生、オブザーバー含め38名が参加されました。

生田産機工業()102年にわたる モノづくり への想い、社員様の話、こだわりの101周年事業の話、まさしく「 モノづくり は 人づくり 」を最大のテーマに会社を先導されている話が盛りだくさんでした。

さらに3代目継承に壮絶なストーリーがあり、特に前社長の突然の死による本人38歳での社長交代、続いて母の死、叔父叔母の死と立て続けに起こる まさかの坂、連続する激動の中にも本人の使命と覚悟を感情豊かにお聞かせいただきました。ご本人曰く90分ではとても語りつくせなかったようですが、参加者全員大きな拍手を贈り講義は終了、その後懇親会へと繋がりました。久々の懇親会ということもあり、歓談も弾み楽しいひと時を味わいました。

その中で、創業75周年を迎える会員企業の紹介へ、会員の波多野アンドパートナーズ会計事務所の波多野徹氏、株式会社 落水正商店の落水日朗氏、続いて50周年の有限会社 そば幸の原拓也氏 3名の紹介と記念品贈呈、6月誕生祝の多良龍一氏紹介と記念品贈呈、オブザーバーの紹介や互経塾入会希望者の紹介など盛りだくさんの内容でした。

今例会開催にて、やはりリアルに講師の話を直接聞けることは、人としてのコミュニケーションの大事な要素であり、リモートにはない五感で人は繋がっていることを実感しました。以前のような会員同士が顔を合わせ語らい、励ましあい同じ想いの下 集えるこの道経会で、ともに精進できることのありがたさに感謝した一日でした。 感謝



日本道経会長崎支部 令和3年度総会                                        広報委員長 原 拓也

4月28日(水)18:30〜20:00 於長崎新聞文化ホールアストピア

 

日本道経会長崎支部は、武漢コロナ感染の影響下2度目となる新年度総会を迎えました。前年度は書面評決でしたが、今年度は念願の対面開催となりました。

前年度事業報告は半分以上が中止という残念な結果となりましたが、困難な状況下での前向きな試みとして、互敬塾のオンライン例会の報告もなされました。

 新年度に向けては感染拡大へ対策として、懇親会を避けて弁当配付に代える工夫をした例会や事業の計画が示され、承認されました。会員数1,000社を目指す重点目標のもと、活発な事業実施への期待も高まりました。

 総会後は、一般社団法人ひとり親家庭福祉会ながさき 山本倫子事務局長に講話を行っていただきました。淡々と丁寧に語る中には、胸を締めつけるような困窮者の実話があり、皆真剣に聴き入っていました。長崎県の平均残業時間は長く、共働き世帯も全国29位であることや、大学進学率が全国39位であることから、親と過ごす時間の短さや個食、家庭学習の脆弱さ、経済的理由による進路選択の狭さが子育て世代に広がりつつあることを教えていただきました。本県の貧困線が国の127万円を下回り97.2万円であり、10人に一人の子供が相対的貧困の状況だとか。電気やガス、最後の水道まで止まる世帯がある中、なんとかできないかと食と学びと相談ができる居場所として子ども食堂ながさきが発足したそうです。この活動を通して「助けて」の声を拾い、夢を語り出す子供が現れ、食糧支援で家計が救われる世帯があることが紹介され、皆胸を熱くし、自分にも何かできないかと衝動をかき立てられたことと思います。S D GSが説かれる今、私たち企業人も社会に広く目を向け、私たちの社会に少しでも笑顔が増えるように、できることから取り組んでいきたいものです。とても良い学びの機会を得られましたことに感謝しつつ報告といたします。

 

2月例会を開催

                                               馬場隆幸

令和3年2月18日(木)、コロナ禍で新年例会も出来ずいたところ、長崎新聞文化ホールアストピアにて懇親会抜きで例会のみを開催しました。

講師は支部会員の、J・テク企画株式会社 上甲美千雄氏と明光産業株式会社 赤波江孝信氏の御二人。上甲氏のテーマは「創造力の展開〜発想の定石とスーパーモラル(モラロジー)」物事の定石は「自然の真似をする」こと。「生成化育」、生まれ(種をまき)成長し進化し(次世代が)育っていく、「大事なことの根本はこれだ」と。40分の短い時間でその為に知っておくべき心得は、「心にゆとりを持つ人生観の確立」「正確な知性と豊かな感性」「衆知の結集」「自由逆転の発想 学知金権を使える力、徳に備わる」ことを丁寧に教えてくださいました。

赤波江氏のテーマは「海に生かされて」。ご自身が一船員から船会社の社長になられた異色の経歴の持ち主です。北洋、西カムチャッカ・ベーリング海での母船乗組員時代の苦労話などを小冊子にまとめられて参加者に配布され、北朝鮮や中国での出来事も興味深く、日頃我々には縁のない「海の世界」の話は貴重でした。

会社を創業した先代の社長から「周りに一船員から社長になった人はいない。お前は運が良かった。」と社長就任の際に言われたそうですが、ご本人曰く、「しろと言われたことは何でもしました。経理でも会社が始めたコンビニの店員でも営業でもなんでも努力してやりました。」「しろと言われて出来なかったら今の自分はなかったです。」社長になった今、「船員と経営者の両方の気持ちがわかる私は、自分の考えで社内を取りまとめ、創業者が亡くなる前には、新しい事業の件で意見を戦わせても自分の道を進んだ。」とか。ばbまさに上甲氏の教えを今、実践しています。




12月例会報告
                                 副代表幹事 浜中 洋

令和2年11月17日(木)コロナ問題で大変な時でしたが、長崎新聞文化ホールアストピアにおいて11月例会を開催しました。
講師は薬師寺の録事と喜光寺の副住職を兼務しておられる小林澤應氏でした。澤應氏とはもう20年位前より度々お逢いする機会があり、親しい間柄になっておりましたので、今回も心安く出講をお願い致しました。

最初にお逢いできたのは、道経会の前身だった「モラロジー長崎経営同友会」の頃。20名位のメンバーで、現会長の佐藤薬品と薬師寺参拝、伊勢神宮参拝(廣池理事長の公式参拝にも同行参拝)した時でした。
澤應さんの案内で、薬師寺内を楽しくユーモアを交えて説明をいただき、その時初めて麗澤高校の修学旅行で、この地で高田好胤師匠との出会いがあり、弟子入りを決めたとの事を面白おかしくお聞きしました。

今回のテーマは「佛道修行と経営のこころ」で、師匠高田好胤管長の侍者として身のまわりのお世話をしながら、以心伝心(文字や言葉で表せない佛法の神髄を、師の心から弟子の心に伝えること。)で、感化を受けたもろも諸々の体験。佛教に於ける「経営」のこころ−心をみがき徳を積む」というお話をしてくださいました。

世の中は縦と横の関係によって成り立っている。地球も国家も社会も家庭も衣服もすべて、縦と横の秩序や関係によって成り立っている。

自らの徳をみがき、身を修め、心の在り方を学び、人生の生き方を探求すること。あるいは、その指導、教育に当たること。

佛道の深さを含蓄ある言葉でご講演をいただきました。  

 
11月例会の報告
                                 広報委員長 原 拓也

11月例会は、コロナ禍のために長崎にお呼びすることを断念した伊那食品工業の代表取締役会長 塚越寛氏のお話を、映像で学ぶ機会となりました。

タイトルは『伊那食品工業の年輪経営』です。前もって会員に配布された塚越氏の著書『リストラなしの「年輪経営」』を各自読んでの参加となりました。

書物の内容を映像で観るわけですが、ご本人の生のお声や社員たちの言葉は、より新鮮で、訴えかけるものがありました。

塚越氏は、第一に社員が幸せになることが企業の目的と明言します。『人生幸せに向かってまっしぐらに進んで良いんですよ』という言葉がとても印象的で、心に染みました。

実際に全社員に会社負担でがん保険をかけたり、『誰かが快適になり喜ぶ無駄はいいじゃないか』という感覚は目から鱗でした。

年輪経営とは少しずつ成長し、永続することです。成長の定義は売り上げだけでは無く、『そこで働く人、取り巻くすべての人が認める姿』を追い求めます。なので私たちなら小躍りして喜びそうな寒天ブームを、不幸な出来事として捉えていたのには考えさせられました。

また、家庭も人生の一部、会社も人生の一部という事で、会社の1日は掃除で始まります。塚越会長の、『人は恩恵を受けている 感謝するなら、今何かしなくてはいけない』という気持ちが社員と共有されている姿に驚きました。

そんな伊那食品工業の社是は、社員たちと考えた『良い会社をつくりましょう』です。社員を幸せにすることを、木の年輪のように少しずつ実践してきた会社の姿に、揺るぎない理想の形を学ぶことができました。

 

例会の後半は(株)フルカワ 古川芳和氏の卓話でした。『我が社の事業継承事例』というタイトルでご自身の経験をご紹介していただきました。

元々親族の兄弟で作った会社であったため、身内の株がさらに分散しており、大変特殊な状況と困難があったそうです。しかし生い立ちとモラロジーとの出会いから語られる古川氏の取り組みは自然体で、そのご苦労を通り越した先にはまるで導かれたように事業継承が達成されており、良き運命を招き入れる親子の生き方を語っていただいたように感じられました。今多くの企業が直面している事業継承ですが、大変参考になりました。余談ですが、ご自身の経験されたお見合いの数にはどなたも太刀打ちできないとの評判でしたが、奥様との出会いはまるで別格のように語られていて大変ごちそうさまでした。

研修後は各テーブルにて静かに会食懇談を行いました。新型コロナはさらに気を抜けない感染状況ですが、この度の例会で学んだように私たちの事業活動も人生の姿ととらえ、健康的に前向きに少しずつ進んでいきましょう。

 



道経一体経営セミナーの報告
                              実行委員長 古川洋平


 令和2年
1017日(土)1400からマルシェドリッシュにて、モラロジー研究所 企業センター副センター長:藤井大拙講師、経営研究所ワンナップ代表:原孝司講師のお二人を迎えて、長崎支部道経一体経営セミナーを開催いたしました。

テーマは、100年企業を目指すための危機管理?永続企業の条件 品性資本とは? 

<講演要旨>

 参加者51名、内オブザーバー22名程と、加盟企業様の引率で初めて勉強会に参加される方もいらっしゃいましたが、身近に感じられるエピソードを合わせて、ゆっくり丁寧に、冗談も交えながら講師お二人ともに、とても聞き入ってしまうお話をいただきました。藤井講師は、現在のような不安定な情勢、極地の状況での判断は、常に二項対立(感染防止or経済優先)で考えてしまうが、三方よしとは両方含め共存で考えることが大切、また中小企業が残るための差別化とは、その企業の存在意義にある、と言われていたのが印象的でした。

 原講師は、道徳とは、つくる力、つながる力、もちこたえる力、について事例を交えてご説明いただき、窮地に陥った時に手を差し伸べてくれる人たちが現れるのも、これまでのご縁を大切にし、その感謝力がもちこたえる大きな力に結果的になる、とお話しいただきました。また、今回初の試みとして、リアルセミナーを同時にオンライン配信するという取り組みを、東海互敬塾支部長潟Tーブの竹内社長にご協力いただき行うことができました。これをきっかけに、オンラインでの幅広い横の繋がり、また今後の勉強会やセミナーのあり方の可能性も感じられたと思います。


 9月例会の報告
                                                    広報委員長 原 拓也

長崎支部では会合自粛以降当月予定していたバーベキュー例会まで中止になりましたが、久しぶりに皆さんの互いに顔を見たい、という代表はじめ幹事会の強い思いが形となり、急遽例会開催となりました。実に半年ぶりの例会です。会場に集まる会員の顔もついついほころび、互いに再会の挨拶を交わし合います。そう、今回の例会は、文字通り集ってお互いの顔を見る、というところに意義がある例会でした。

上田正利代表の再会を喜ぶ熱いご挨拶に始まり、翌10月に控えている道経一体経営セミナー開催に向けて、実行委員長の古川洋平さん((株)フルカワ)から手書きのご案内とともに力強い協力の呼びかけがなされました。

今例会では、3会員からの『新型コロナウイルス感染症の影響と対策について』の取り組みの発表がありました。

 (有)津野田ゴム加工所の津野田幹太さんは、このコロナ禍の中、9月に代表取締役社長に就任したばかりです。経営の危機で訪れた暇な時間で道徳一体経営原理を読み、品性資本の三要素『つ・つ・も』をキーワードに、つくる力・つながる力・もちこたえる力を経営に生かし、下請け業者から自主製造開発できる会社へと、新たなブランディングに挑戦しながら人づくりを実践しています。

 ジブラルタ生命保険の野口千恵子さんは、お客様と会うことが仕事の主であったことを即座に切り替えて、電話やウェブサービスを活用してお客様とつながり、結果目標値を下回ることなく成績を残したそうです。好成績で受けることとなった全国表彰もネットで参加されたとか。人とのつながりをどのように実現したか、を教えていただきました。

 (有)東洋印刷所の山口年彦さんは、津野田さんと同じく仕事を待つだけではなく自社ブランドの製品開発にチャレンジし、特殊素材を用いたマスクポケットの製造販売に取り組んでいます。コロナ禍に実に柔軟に対応した取り組みです。

 ずっとできていなかった社長就任3社と創業周年2社のお祝いも、ようやく会中に行うことができました。続いての懇親会は各自テーブルでのお弁当で交流控えめではありましたが、お誕生日祝いもあり、会員の元気な笑顔を互いに交わし合うことが、ありがたくうれしく感じられたひと時でした。

 長崎支部の私たちもこのような互いのつながりを力として、予定しています道経一体経営セミナーの成功に努め、逆境に負けず、全国の会員の皆様とさらなる高みを目指してまいります。

 



 8月の報告
                                広報委員長 原 拓也

 会員の皆様、台風被害はありませんでしたか?

 910日木曜日、事務局にて開催されました支部幹事会でも、まず話題は台風の被害確認でした。何かお困りのことがございましたらお近くの幹事か事務局にお知らせください。力を合わせてご助力いたします。

さて、新型コロナ感染予防のため、活動を縮小していましたが、ようやく皆様と顔を合わせて学ぶ機会を迎えられそうです。10月の道経一体セミナーへ向けて、期待が高まります。

感染予防対策に努めながら、参加人数に限りはありますが、皆様の積極的な参加をお待ちしています。

 それに先立って9月には、久しぶりに顔合わせのための例会を開催します。新型コロナがもたらした困難に、どのように立ち向かっているか…仲間の発表に力を得て励みにしていただければと願います。

 今回の幹事会には、落水副代表幹事から落水正商店の新商品、とっても美味しいエッグタルトを頂きました。原副代表幹事からも、前々回ご紹介したいさみ屋さんのかりんとう饅頭と柏餅、そして数々の駄洒落を差し入れしていただきました。こんなんなんぼあってもいいですからね、皆様からの差し入れも絶賛お待ちしています。


7月の報告 
                                              総務部長 赤波江孝信

 9月のバーベキュー例会を皮切りに、今後の例会に弾みを付けていこうとの思いで集まった幹事の皆様方でしたが、今一度慎重にとの考えで9月のバーベキュー例会は中止となり、また11月予定の企業訪問・伊勢神宮参拝も中止されることになりました。

 10月に開催予定の「道経一体セミナー」は、60名程度で三密を避けながら「危機管理」等について原副代表幹事と本部から藤井講師に講話をして貰うようになっておりますが、場合によっては藤井講師にはリモート出席になる可能性もあるとのことでした。

 これからの状況をみながら実行委員長の潟tルカワ古川洋平社長を始め実行委員の皆様で詰めて行かれることになっております。

 奮ってご参加下さいと言いにくい状況ではありますが、原講師・藤井講師の講話で今の危機的状況を乗り切るお話も聞かれるのではないかと思います。

また、これまでに互敬塾の皆様がリモート会議を開催されおり、コロナ禍の新しい会議のありかたなども学べる良い機会になるのではないかと思います。

酷暑続きで体調管理も大変だと思いますがくれぐれもご自愛下さい。

 



6月の報告
                                          広報委員長 原 拓也

幹事会が行われています

 

8月までの行事が取りやめとなり、なかなか皆さんのお顔を拝見することができませんが、9月からの活動再開を前に、ワクワクしながら幹事会での話し合いを重ねています。

写真は79日の様子です。

この日には9月のバーベキュー例会の件、なかなかできずにいる各種お祝いの件(誕生祝い、社長就任祝い、創業周年祝い、賀寿祝い、)10月の道経一体経営セミナーの件、11月企業訪問・伊勢神宮参拝(11/18?11/20)の件、互敬塾リモート会議の報告などについて話し合われました。

特に互敬塾リモート会議の報告に際しては、幹事会のこの場で実際にリモート会議を体験してみましょうということになり、それぞれ手持ちのスマホやタブレットを取り出してズームに接続してみました。唯一本物のリモート参加をしてくれた(有)津野田ゴム加工所の津野田社長ありがとうございました。「僕は何をすればいいですか?」と戸惑いながらも、互いに音が干渉してハウリングが鳴り響く中、おじさんたちの好奇心におつきあい頂きました。

新たな可能性を目にした幹事会の皆さんは、「月例会にも活用したいね」などとその可能性に胸を膨らませていました。今後の展開に乞うご期待です。

 

余談 
当日のお茶請けは、「川棚かりん」でした。美味しい甘さで頭がよく働きました。原 孝司副代表幹事、差し入れありがとうございました。(#いさみ屋 #川棚かりん

 

 

ピンチをチャンスに

(有)東洋印刷所さんのコロナ対策の取り組みをご紹介します。現在新しい生活様式に欠かせないアイテムとなったマスクですが、取り外したときの一時保管のために利用できる、「マスクポケット」という商品を開発販売されています。オリジナルのデザインも対応とか。販売促進用のツールなどにいかがでしょうか。(#東洋印刷所 #マスクポケット)

 

           

広報委員会よりご挨拶

今年度より広報委員長を務めます(有)そば幸の原拓也です。新型肺炎で会自体が手探りの中、戸惑いながら始まった活動ですが、皆様と一体感を持って、こんな時だからこそ困難に打ち勝つ志と元気を共感できるような会報紙面にしていきたいと願っています。皆様からの寄稿も大歓迎!会員の皆様のつぶやきをお待ちしております。LINE IDtakuyadragon




2月例会報告
                                               広報委員長 石橋政典

去る2月20日(木)サンプリエールにて、2月例会が開催されました。今月の体験発表は、津野田幹太様にお話いただきました

スライドを使いながら自社の取り組みを詳しく話して下さり、従業員とのコミュニケーションの取り方、それぞれの従業員の出勤状態、仕事の流れなどを皆で共有していいることなど、皆様にも参考になるような発表に、浜中副代表幹事も挨拶の中で“講師を思わせる様な話ぶりでした”と津野田幹太様のご活躍にエールを送る一幕もある素晴らしい体験発表でした。

また、講話では、公益財団法人モラロジー研究所生涯学習講師の大吉弘様を講師としてお越し頂き、「目指せ中堅企業!それに必要なことは?」というテーマで、ご自身の創業以降、幾多の困難を乗越えてきた実体験から考えた経営論をお話しいただきました。

企業経営の目的は、経営者の理念やビジョンを背景に、様々な思いや考えがあります。
日本道経会では、企業の目的は人づくりであると提唱されています。

経営の目的は、利益の追求と考えてしまうものですが、利益とは手段であり、真の目的は、自分や従業員また取引先や地域社会に対しての幸福の実現であると述べられました。

独自の発想による新工法の効果で、売上も利益も右肩上がりの業績を辿り、51才の時に更なる事業拡大に必要となる新社屋の建設を決断されましたが、その後の耐震構造事件やリーマンショックによる景気低迷で、一気に業績が悪化したそうです。計画を途中で中止にする事はできずに多額の負債を抱え、社労士のアドバイスで国の助成金を適用して立て直しを図りましたが、不運は続くもので、翌年、東日本大震災が起こり、この時はさすがに会社の倒産を覚悟したようです。

そこでご自身の発想を変え、「会社は神様からの預かりモノ」、将来必ず良い会社にして、神様へ返さなければならないと考えたそうです。人は思考を変える事で大きな力を発揮できるものです。

国家・地域社会・銀行・取引先への再建への協力を仰ぐことで、倒産の危機は回避できましたが、相当のご苦労があったようです。倒産しなかった理由として助成金の活用が大きかったようです。

助成金を受ける事が出来た要因として、業績が良い時代の納税であったそうです。

一般論として、企業は毎期毎期の利益を如何にして圧縮し余剰金として積み上げたいと思うものですが、大吉氏の会社では創業来、「利益が出た時に節税をしないで納税」をしていたそうです。

納税は企業にとって義務でありますが、あまり納めたくないのが経営者の本音といったところでしょう。納税により企業が救われる事がある。また、納税の重要性に気付かされました。

また、ピンチを社員の一部に話をした事で社員が奮起して頑張ってくれた事が、会社再建には大きく影響したそうです。経営においての人づくりは大切であったようです。

実際に納税した総額は1億9000万円、助成金を受けた総額は1億円です。 納税金額も大きいですが、それ以上に助成金を1億も活用できたのには、本当に驚かされました。このような困難を乗越えた企業は、理念もビジョンさらには精神的体力が確固されていると思いますので、テーマのような中堅企業として永続発展されるのだろうと考えさせられました。

このような経験の中で、松下幸之助氏の「ダム式経営理論」は目指すべき経営のお手本のようです。永続的に発展する為には余裕のある経営をしなければなりませんが、その為に何から取組むのか? 難しい質問でありますが、松下幸之助氏、曰く、「出来るか否かではなく、やろうと思う気持ちが大切である」と返答したそうです。とても意味の深い言葉ですね。

零細企業から中堅企業への変革には、やはり納税が大切である事。中小企業ではつまらない!どうせやるなら中堅企業を目指そう!と気迫のある言葉で講話の時間も終わりに近づき、大吉様より、先日、会員の皆様へ発送済みの「道経一体経営原論」という分厚い書物の話がありました。

私は本棚に飾り、まだ開いていません。今日の話を聞かなければ開かなかったかもしれません。この本には経営に関するキーワードが沢山書かれているそうです。まずは、415ページから読むとなんとなく理解できるそうなので、是非、一読してみましょう。

例会後の懇親会では、浜中様の乾杯の挨拶でスタートし、名司会の小林さんの進行で楽しいひと時が過ぎました。中締めでは落水様による挨拶で景気よく締め、2月例会を終えました。



1月例会報告

広報委員長 石橋政典

令和2年1月18日(土曜日)、長崎茂里町のマルシェ・ド・リッシュにて1月例会および懇親会が開催されました。

例会の講話では、長崎支部の会員のJ・テク企画株式会社 代表取締役上甲美千雄氏より、「スーパーモラルの解析」というテーマでお話をしていただきました。

200年以上存続している企業が多い国上位は、1位が日本で3113社、2位がドイツで1600社、3位が300社でフランスであるそうです。(084月時点) 日本は2位のドイツに2倍程多くあるのには驚きました。

このように日本の企業が長い間、永続発展してこられた理由として、多くの経営者が「道徳」を主体とする経営をしてきた事によるものと言えます。日本流経営の見えざる道徳律が近代化の原動力となったようです。  

福沢諭吉先生は廣池千九郎博士と同じ大分県の中津市出身で、「学問のすすめ」の中で、自尊的道徳である「独立自尊」を精神とする思想が、品性を高め人柄(人間力)を育てる力になると唱えられています。モラロジー研究所では、品性と人柄の連動的関係を、孟子の言葉である「之従爵人而爵天修」を唱えています。最高道徳実行の基本的精神である「恩寵的試練」。なんとなく難しくて複雑でありましたが、分かり易い言葉でご指導を頂きました。  

人生には幾つもの試練がありますが、不平不満ばかりのマイナス思考であると、精神的にも肉体的にも良い事はありません。不平不満は、自分本位の心が優先して自他を生かす心が欠如しているからであるとの教えです。

自分本位の心をそう簡単に自分で変える事は出来ないものです。だから、道経会という組織の中で、多くの仲間と一緒に自らを律し勉強をして成長していくチャンスを頂いていると思っています。  

また、上甲氏は県内の学校を訪問して、ニューモラルの雑誌を毎月800部配っているそうです。この雑誌は50年発行している事を初めて知りました。

2020年のスタートに相応しい、素晴らしいテーマの講話でした。有難うございました。

奥様を大事にされ「スパードライ」は一日一本までにして、いつまでも健康でこらからもご教授下さいます様お願い申し上げます。   懇親会では、井筒様より乾杯の挨拶を頂きました。 余興では長崎のアーティストであるタナカハルナさんにお越しいただき、会員の皆さんと写真を一緒に撮ったり、アンコールの掛け声で予定よりも多く素敵な歌を披露していただき大いに盛り上がりました。

中締めは、古川様に景気よく挨拶をしていただきました  




12月例会報告
                                           広報委員長 石橋政典

 令和元年12月19日(木曜日)、長崎新聞文化ホールアストピアにて12月例会・懇親会が開催されました。
今月の体験発表は、株式会社フルカワの取締役特販部部長の古川洋平様にお話しを頂きました。
業態は菓子の卸売業で、自社の価値は何なのか?、またお菓子をテーマに「ひと・こと・ものをつなぐ」ことを意識して、地域にお役に立てることは何なのか?を常に考えているとのことです。

 また、社員のモチベーションアップの為に「OKR」(自己の行動目標の設定と振返り)を導入して、社員育成の自己啓発づくりにも積極的に取組んでいるようです。

 また、モラロジーの長崎青年部の代表をされており、格言をテーマに道徳が軸の勉強会と仲間作りに活躍をされております。長崎の互敬塾の皆さんが元気であるのは素晴らしいと思います。  

 講演会では、三重県四日市市より株式会社シンコー 代表取締役社長鈴木規子氏をお迎えして「永続を目指す事業承継」をテーマに講話をして頂きました。

 業態は、ゴム手袋の型を作成する製造業です。一般的には金型を用いるそうですが、セラミックの型を開発して、現在私達が利用しているゴム手袋から、医療用手袋など使い捨ての手袋を世界に広げた素晴らしい企業です。衛生面での需要が多くまた生活水準が高くなってきた時代変化で現在は、なんと地球規模で年間2880億枚の需要があるそうです。 
祖父が創業して父から事業を継承され、そして次世代に継承する使命と役割、また考え方が今回のテーマです。

 父の口癖が「今あるものは過去のものだ!」。また、印象に残っている言葉に、「俺たちの時代は良かった。良いものを作れば売れていた。しかしこれからの時代はそれだけだはダメだ!頑張れ。と笑っていた・・・」
時代の移り変わりを肌身に感じて、多くの苦難を乗り越えて来られた、経営者の素の言葉だと思います。今も世の中はすごい勢いで変化しています。
 また、事業継承の使命と役割を、「先代から受けた恩を次の世代にしっかり繋ぐこと。また、有形無形の恩を温めて次の世代に返すこと」とお話しされました。  
今回の講話では、その他、格言を取り入れながら多くの経営においてのヒントをご教授頂きました。とても勉強となる講話でした。
 

 また、懇親会では、司会の八坂さんがサンタとなり、12月恒例のクリスマスプレゼント交換ビンゴゲームで盛り上がりました。馬場さんのタキシード姿に変身した後のワンマンショーに更に宴が盛り上がり、2019年最後の例会・懇親会としてふさわしい楽しいひと時を過ごしました。協賛を頂きました会員の皆様有難うございました。2020年も皆様において健やかで良い年となりますようにご祈念申し上げます。


11月例会報告                      広報委員長 石橋政典

令和元年11月14日(木)、11月例会.講演会がサンプリエールにて行われました。

上田代表幹事のご挨拶では、本日の夕から夜を徹して行われる、新天皇が国の平安や五穀豊穣を祈る儀式である「大嘗祭」についてお話をされました。

講演会では、福留ハム株式会社 代表取締役社長中島修治氏を講師にお迎えして、「私の人生観」−吾れ唯足るを知る― 共学・共育・共創 というテーマで講演をいただきました。  

何のために生きているのか?また何のために生きるのか?をモラロジーの思想を通して、人生観を多方面から分かり易くご教授いただきました。

2001年9月に発生した牛海綿状脳症(BSE)により、経営危機に陥り、当時は精神的にも経済的にも多くの困難を乗り越えてこられたそうです。

  尊敬する父によりモラロジーと出会い、また、松下幸之助氏、稲盛和夫氏、塚越寛氏また廣池千九郎氏を師と仰ぎ、何事からも逃げずに挑戦できたのは、「世のため 人のため」という利他心の教えを学んだ事が大きく影響したそうです。

  モラロジーでは、道徳には「最高道徳」と「普通道徳」の2種類があるとされています。
福留ハムの経営理念や社是また社歌に「最高道徳」の思想を多く取入れているようです。

80周年記念には社是の扁額、90周年記念には社歌の扁額、100周年記念に向けて経営理念の扁額を作成しています。社歌を披露して頂きましたが、広島愛ある力強い社歌でした。
中島社長の歌声も素晴らしかったです。

私の人生観という著書を7冊作成されています。1年に1冊のペースで発行されているそうですが、この著書にも多くの「最高道徳」という言葉がでています。
共学・共育・共創の「共に!」の言葉には、社員を含め多くの人に道徳を学び、皆が幸せになる為また素晴らしい人生を送る事ができる為の中島氏の思いが込められています。

また、格言集も多く織り込まれてあり、「何事にも一生懸命チャレンジする事」「世のため人のために自分は生かされている」「利他心による言動は良い結果を齎し、人知を超えた力がある」「偶然という結果ではなく何事も必然である」「感謝や報恩という道徳的思想は人を豊かにする」という教えだと感じました。  

何のために生きているのか?何のための生きるのか?世のため人のために!「最高道徳」と「普通道徳」の壁は高い。自分を大切にできない人は、家族や仲間そして多くの人を大切にできない。「自己を愛せざるもの、いかでか他に向かって道徳を行うべきか」(廣池千九郎語録)。誰のための人生・仕事なのか?道徳を学ぶ事で何かの気づきが見つかると思います。    

現在、健康面では多少の不安はあるが、食事などで健康管理してくれる妻は命の恩人。そして精神は廣池千九郎氏が恩人。小説家に憧れ、東洋哲学を専攻された中島氏の思いは、最高道徳である宇宙遺産を多くの人に好きになって欲しいと願いが込められていました。  


講演会の後、会員による体験発表では、株式会社落水商店の3代目落水総一郎氏より発表いただきました。

落水商店は、おいしい卵を提供したいという思いで太陽卵というブランドで卵の生産と販売を業態とした企業です。ご自身は、大学を卒業後、関東で卵の営業を2年間経験され、6年前に地元に戻ってきました。

直売所では朝採れの花たまごの販売また卵を使ったスイーツや生の卵を使った玉子掛けご飯を直売で提供する新たな工夫をされています。
また、法人で取り扱う場合、卵黄と卵白を分ける作業に手間がかかる為、卵黄のみの新しいブランドの卵を改良販売しているそうです。

また、地域に貢献する会社にしたいとの思いで、たまごを使った様々なイベントを年に5回開催され、地域の方に喜ばれる活動を地道にされています。

今の悩みは人材育成のようです。働く従業員の皆さんが仕事に対するやりがいを持ってもらう為には何をすべきかが課題のようです。まさに、道経一体の思想を従業員の皆さんへ伝える学びですね。  

懇親会では、福留ハム様よりご提供の美味しいローストビーフなど頂き、大いに盛り上がりました。帰り際には福留ハム様より会員全員にお土産のくまもんハムを頂戴しました。
中締めでは落水商店2代目社長の落水氏の挨拶で締めさせて頂きました。  

10月例会報告                       広報副委員長 赤波江孝信
 令和元年10月17日午後6時30分サンプリエールに於いて、日本道経会長崎支部10月例会が開催されました。

い(おもい)はエネルギーになる〜「今を生き抜く力」をテーマに長崎支部副代表幹事 経営研究所ワンナップ 代表 原 孝司様の講話でした。

ラグビーワールドカップで日本代表が躍進を遂げていた時期でもあり、原講師も若い時にラグビーをされていたことを以前お聞きして、“腰を触って!みな筋肉ですよ!”と言って触らせてもらった事を思い出しました。

キャプテンのリーチ・マイケル選手の本名はマイケル・リーチなのだそうです。日本人となってリーチ・マイケルになったのです。その理由が、災害でリーチ選手の自宅が崩壊した際に、チームの皆が資金を出し合い、リーチ選手には黙ってご家族の元に届けられたことを知ったリーチ選手が、日本人の心に打たれて、生涯日本のラグビーのために尽くすと誓ったというお話から、味噌・醤油の製造会社の八木澤商店さんが、東日本大震災で工場や味噌の原料“もろみ”も流されてしまい再建など望めない状況の中、無謀とも思える10人の新卒内定者を雇用して入社式を行ったそうです。そのことがTVで放映され、先代から預かっていた物ですと10Kgの“もろみ”が届けられたり、銀行支店長の記憶を頼りに預金残高分を引き出すことが出来たり、まわりの人に支えられて再建を果たしたというお話等々、沢山のお話を聞かせていただきました。その中で「感謝とお返し」という言葉にはドキッ!!とさせられました。

感謝・感謝と言葉は多く使っているのに、恩返しは何も出来てないことに気づかされ、少しは恩返しが出来るようにならなければと考えさせられた貴重で有意義な講話でした。感謝。

懇親会も、会員皆様和気藹々“ニコットサービス”と、江口会員様の社名が何度も飛び交う楽しい例会となりました。


9月例会報告   
                                           長崎互敬塾支部長 浜中 信光
 去る、令和元年928()時津町の崎野自然公園にて、9月野外例会が開催されました。当初の週間天気予報では雨予報でしたが、当日は快晴に恵まれ絶好のバーベキュー日和となりました。参加者はお子様7名を含む37名となりました。施設内にはアスレチックや草スキー等お子様向け遊具もあるのですが、季節外れに当日の気温が30℃を超えた事もあり、思った程活用できていなかったかなと感じました。

 今回の野外例会の開催にあたり、且野ジャパンの狩野社長より400食分もの焼そば麺をご提供頂き、お肉と併せて美味しく堪能させて頂きました、この場をお借りして改めて御礼申し上げます、ありがとうございました。なお、37名では焼そば400食完食は無理でしたので、お土産として持ち帰らせて頂きました。 

今回の運営は互敬塾でとの事で準備させて頂きましたが、食材準備や火起こし、片付け、ゴミの回収等まで含め業者の方で対応してもらいました。その他運営等で、 酎ハイやハイボールの不備等幾つかの不手際もありましたが、無事に開催・運営できた事で安堵しております。また、会場が時津という事で市内の方には交通の便が悪かったりしましたが、機会があればまた崎野自然公園にて野外例会が開催できればと思いますし、そうした機会があれば次回は是非より多くのお子様に来て頂き、自然の中で楽しんで頂ければと思います。家族や社員の方との交流が図れるこうした形の例会開催のお手伝いをさせて頂いた事に感謝すると共に、今後も毎年続いていければと感じました、ありがとうございました。


8月例会報告

                                               広報委員長 石橋政典

令和元年8月22日(水曜日)長崎新聞文化ホールアストピアにて、日本道経会 長崎支部の8月例会が開催されました。

上田代表幹事の開会の挨拶の後、会員の体験発表として、未来クリエイトジャパン椛纒\取締役の山口健太郎様よりお話しを頂きました。
福岡で板前の修業をして、26歳の時に長崎に帰郷され、ご両親が営んでいる飲食店を引継ぎ、現在では飲食以外の事業を拡大されています。

お母さまからは親子でお店を商っていくのに相当な反対があったようですが、決意は変わらなかったそうです。10年間、毎月2000件のポスティングを欠かすことなく継続した事。また、25歳の時に出会った親友と立てた目標に向かって30歳の時に達成できたのが、今の山口さんの商売の原点ではないかと思いました。また、40歳までに5店舗を出店する目標も、長中期の計画をたて達成できたそうです。山口さんのお人柄で多くのメンバーに支えられたようです。

今では、「片手に包丁、片手に自らがマイクを持ち」、結婚相談所を経営されています。

39歳の時は長崎青年協会で活躍され、長崎が大好きでその長崎を元気にする為に、この事業を始めたそうです。「愛と平和と希望」のために今後益々活躍したいと締めくくられました。とても明るく楽しい発表でした。 

講話では、日本道経会互敬塾近畿エリア担当副塾長の濱口武様にお越し頂き、「伝統と革新」〜互敬塾活動を通して考える〜をテーマに学ばせて頂きました。

カーテンの卸売業を営まれており、お父様が創業者でいらっしゃいます。ご兄弟3人が入社され、ご自身は三男で専務としてご活躍されています。大学卒業後は商社に入社され、現在の事業に関係する海外ビジネスを多く経験されています。人を笑わせるのが大好きで大学時代は吉本興行を目指してTV番組にも多く出演されたそうです。

長崎のメンバーである、原拓也さんとモラロジー専攻塾の2期生同期で、この2年間を過ごした経験が今の自身の人間形成の礎であるそうです。多くの仲間と多くの先生とのご縁により多くを学べたとの事です。

また今後は、テーマである「伝統と革新」とは、先人が培われた哲学を学ぶ事が、これから巡り合い共に学ぶ仲間との永遠の課題ではないかという事です。

道経一体の考え方は、海外ビジネスでは道徳がブレーキになる。つまり、価格競争が先行して実利を追ってしまう。そのジレンマの解決として、道徳に基づいた実利という点には共感させられました。道徳のブレーキをアクセルするに変える心の余裕が意識革新ではないかと思います。

互敬塾の役割と今後の課題について、「いもこじ」という言葉でお話しされました。芋と芋がお互いにぶつかり合い、こすれ合って、うまい具合に汚れが落ちるさまを表し、互敬塾のメンバーが増え、切磋琢磨によりお互いに学び合うことを言っておられます。20才・30才代の人材を育成していくのが自分の役割であり、「実行は一人、修養は団体」、互敬塾には全国に多くの仲間がいるので、最大限に活用して横の繋がりを大切にしたと、多くの先生から学んだ事を分かり易く引用され、互敬塾および道経会の活性化の為、また、社会にお役に立てる人材を育てる団体として、未来思考で前向きに進んでいきましょうとお話しされました。 

懇親会では、互敬塾の皆さんを中心に取り行われ、長崎支部の互敬塾の力強さを感じました。  

 道経一体経営セミナー報告書 
                                           広報副委員長 赤波江孝信

令和元年713()14時よりサンプリエールにて、長崎支部道経一体経営セミナーが開催されました。 林 章浩 講師・原 孝司 講師の講話を通し、企業での人づくりの重要性についてしっかりと勉強させて頂きました。

林講師の講話では、自社従業員が周りの人に支えられながら成長されてきた過程や、従業員に接する真摯な姿勢が人づくり経営のあり方で重要なことだということを学ばせて頂きました。

原講師におかれましては、久しぶりの講話で今日は何を聞かせて頂けるのかなと楽しみしておりました。その中で『ザッポスの奇跡』を取り上げられ、お客様が幸せと思えることは何でもしなさいということをお話しくださいました。

学校の道徳の授業を担当させて貰った時に、子供達に“将来何になりたい?”の質問に、最年少の子が答えました。“じいちゃんの様な漁師になる”。その理由は、“みんなが食べる物を獲って来て、ご近所にも配って、皆から喜ばれている姿が恰好良い”…。

セミナー用テキスト「徳づくりの経営」の中に廣池博士の顧客観『語録』として、「徳とは他人の心に喜びを与うることなり」と書かれているのですが、原講師のお話はこの言葉に通じることだと思いました。

「徳とは他人の心に喜びを与うることなり」…心に刻んでいきたいと思います。

 セミナー終了の後は和気藹々の懇親会。林講師は前日から長崎入りされておられ、長崎互敬塾の皆様とかなり盛り上がったと話されておられました。 終始笑顔の絶えない優しいお人柄が垣間見え、若い会員さんが常に近くにいて楽しく過ごしておられたようでした。

 今回の実行委員長の津野田幹太様始め、サポートに回って頂いた会員様には大変お疲れ様でした。また多数のオブザバー参加の皆様方にも厚く御礼申し上げます。有難うございました。感謝。 


6月例会報告
                           広報副委員長 中野政徳
 令和元年618()1830分より、長崎新聞文化ホールアストピアにて、令和元年6月例会が開催されました。例会では、上田代表幹事のご挨拶よりスタートしました。

 今月の講話は、株式会社あらいの新井眞一様より「万有の因、己にあり 道徳をもって終身努力す」をテーマにお話しをしていただきました。

 株式会社あらい様のビジネスに関するお話や、ご夫婦のお話を交えながら、モラロジーについてお話していただきました。

 新井様はとてもパワフルで、終始笑いが絶えない講話でした。特に「過去と人は変えられないが、未来と自分は変えることができる」という言葉が印象に残っています。

 モラロジーを学んだからと言って、すぐに変わることは出来なくても、継続することが大事だと教えていただきました。

 また、新規入会の方のご紹介がありました。

株式会社きんかい茸の山田様、株式会社共栄ファスナーの南様より、ご挨拶していただきました。

懇親会では、多くの会員の皆様に参加していただき、大いに盛り上がりました。

有限会社ダイヤモンド設計様が、創業25周年を迎えられ、お祝いがありました。おめでとうございます!

令和最初の例会でした。




<令和元年 設立20周年記念全国総会・懇親会のご報告 全国総会>         事務局長 野崎 地平

令和元年5月23日(木)13時より、一般社団法人日本道経会全国通常総会および懇親会がザ・リッツ・カールトン大阪で開催されました。

平成31年4月で設立20周年を迎え、令和となって最初の記念すべき総会・懇親会ということで、長崎支部からは上田正利代表幹事、上甲美千雄さん、原孝司さん、浜中洋さん、馬場隆幸さん、桑岡隆太さん、矢ヶ部健さん、小林正隆さん、山口年彦さん、南恵介さん、野崎地平の11名が参加しました。

総会出席は539社(委任状360社を含む)で会員総数の67.5%にあたり、総会の成立が告げられ、佐藤進会長が議長となり、議事が進行されました。

まず、平成30年度事業報告、決算報告、監査報告がなされ、つぎに令和元年度事業計画、予算について審議が行われ、異議なく承認可決されました。令和元年度は事業の4本柱(企業倫理道徳の向上・推進、社会貢献、道徳経済一体理念の提唱、後継者の育成)を活動方針とし、道経一体思想の学び、実践、普及につとめ、会員数は1000社を目指すことになりました。

その後、創業周年記念表彰が行われました。長崎支部の対象企業は有限会社ダイヤモンド設計(本多秀一郎会員)様で25周年でした。
おめでとうございます!

14時30分からは読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎氏を講師にお呼びしての記念講演が行われ、時折笑いも交えながら歴代首相の人脈や経歴などをお話しくださいました。

16時30分からは懇親会が行われました。冒頭では道経会20周年の歴史を振り返る写真と、今回新しく作成された「道経一体の経営で末弘がりの永続企業をつくる」というDVDが映写されました。その後、お祝いの舞がご披露され、佐藤進会長、廣池幹堂名誉会長のご挨拶、新井眞一副会長の乾杯となりました。余興はベリーダンスショーや歌謡ショーなどで大変盛り上がりました。

11月8日には互敬塾の全国大会が大阪で開催されるとのことで、そちらのPRのDVDも上映されました。

最後は、生田泰宏副会長の三本締めでお開きとなりました。

今回の総会・懇親会に参加して本部の方針が分かり、他支部の方との交流が出来て良かったと思います。

二次会は、上甲さんのお知り合いのお店に長崎支部の会員が集合して大変盛り上がりました。

今回の総会と懇親会に参加された会員の皆様、大変お疲れさまでした。

 




<4月支部総会報告>          広報委員長 石橋 政典

平成31年4月25日(木)18時30分より、長崎新聞文化ホールにて、平成31年度の定期支部総会が開催されました。総会では樋上さんが議長を務め、粛々と審議事項が承認されスムーズに終える事が出来ました。

振返ってみると長崎支部として様々な活動をしている事に感謝します。

平成が終わり、新しい元号の令和がスタートしました。令和元年は長崎支部としてどのような活動をしていくのか楽しみです。会員として積極的に参加していきたいと思っています。

 

今月の講話は、会員の村田社会保険労務士事務所の村田氏より「働き方改革」をテーマにお話をして頂きました。

「働き方改革」は多様な働き方を可能にする事により、労働人口の減少で労働力不足なる事態に備え、労働力不足を解消させる為、働き手を増やし、出生率を上昇させ、労働生産性を向上さようとする政策です。

「働き方改革」により何が変わるのか? また、どういう事が期待されるのか? また、どの様な弊害があるのか? を分かり易く解説して頂きました。

 

懇親会では、多くの会員の皆様に参加して頂き、大いに盛り上がりました。

 

平成最後の例会でした。




<3月例会報告>         広報委員長 石橋 政典

去る3月14日(木曜日)、長崎支部の3月例会が開催されました。

3月例会は長崎支部の会員である株式会社狩野ジャパン(本社:大村市)様へお伺いして、工場見学の後、場所を移動して長崎インターナショナルホテルにて開催されました。

狩野ジャパン様は、麺類製造販売を業態とする会社です。この度は、狩野社長自らに工場内の案内をして頂きました。

事務所の正面玄関には石造りの銘板があり、石に刻まれた社名と会社の理念である「明日は今日より健康に・・・」という文字が印象的で、真っ先に目に入ってきました。また、敷地内には古戦場を供養する石碑が祀られていました。

長崎から全国に発信する拠点として、立地条件が恵まれているこの地に本社を構えたそうです。

現在、全国の食卓に一日20万食を製造されお届けしているそうです。従業員を大切にされ、従業員と心を一つして共に夢を実現することが社長の想いであり、職場の環境整備に積極的に取組んでいるそうです。そのようなことから生産性も高く、なんと14名の社員で一日20万食を製造しているのには驚きました。

例会の講話では、狩野社長の経験談をお話し頂きました。
40才代の時に上京され販路開拓で過ごされた日々は相当ご苦労をされたそうです。
幾つもの困難を乗り越えたのは、何事も最後まで諦めなかった事であると語られていました。

またその苦労を神様がくれた試練と思い、「常に人の為に尽くせ。」また、「ピンチの次にはチャンスが来る。その次には幸せが来る。幸せは自分で掴みにいかなければならない。」と、熱い思いに皆様共感され、狩野社長のサクセスストーリーを興味深く拝聴されていました。

「品質が良く、健康に良いもの、皆に喜んで頂けるもの」を常に考えてる狩野社長は、連続ドラマの『まんぷく』の ‘まんぺいさん’と重なって見えてしましました。

一日が楽しい、仕事が楽しい、道経会に入会して学ぶ事の大切さと喜びを感じているという狩野社長、締めの言葉の「健康に気を付けて!体が資本である」は本当に大切な事ですね。

帰りには、狩野ジャパン様から美味しいちゃんぽんと皿うどんのお土産を頂き、皆さんニコニコして会社を後にしました。

懇親会では、プロシンガーの「なかの綾さん」にお越し頂き、懐かしの昭和歌謡ショーとダンスで大いに盛り上がりました。



<2月例会報告>                   広報副委員長 中野正徳

 長崎支部2月例会は、平成31214日長崎市茂里町の長崎新聞文化ホールアストピアにて、1830分より開催されました。

 まずは、上田代表幹事より、バレンタインデーなどのお話を交えての挨拶で始まりました。 

 今例会は、株式会社さんびる 代表取締役 田中正彦社長様より、鰍ウんびるの会社概要などご説明いただきました。 

 従業員一人一人の誕生日にかんしてのコメントや、毎日書き続けられる回覧板など、田中社長様の社内活動には驚きました。 

 質疑応答では、多くの方からの「まずは、どうしたらいいでしょうか?」などの質問に、丁寧にお答えいただきました。 

 懇親会では、落水副代表幹事より乾杯のご挨拶をいただきました。

 美味しい料理と飲み物、楽しい会話で会も大いに盛り上がりました。 

 色々とご準備いただいた、事業部長、例会委員長、事務局の皆様、ありがとうございました。



1月例会報告>                             広報副委員長 本多秀一郎 

長崎支部 新年1月例会は、平成31119日長崎市茂里町のマルシェ・ド・リッシュ(樺キ崎新生活センター様)にて18時より開催されました。

マルシェ・ドリッシュでの開催は、昨年のこけら落としに続いて2度目です。

恒例のマグロ解体ショーは7回目なり、大人63名、子供10名の参加をいただき賑やかに開催されました。 

まずは、上田代表幹事より、今年は特色のある支部にしていき、皆さんで素晴らしい1年にしましょう、と言う挨拶で始まりました。

続いて、新春に相応しい樽酒の鏡開きを、上田代表幹事、馬場様、大坪様、岡様、浜中様、野崎様で行っていただき、浜中様の乾杯のご発声で新年宴会のスタートとなりました。 

今年のマグロは150キロの大型で、大きな兜は迫力満点、株式会社印束の皆様で手際よく綺麗に解体していただきました。今年は脂身も少なくすべてが中トロみたいだと言われていました。 

美味しいマグロを皆さんが腹一杯ご馳走になったころ、矢ケ部様のニコニコ袋の紹介と今月誕生日迎えられた4名お祝いを行い、いよいよ恒例のオークションがスタートです。松山さんによる雄弁な楽しいセールスで飛ぶように売れてしまいました。 

マグロと料理と美味しい飲み物と楽しい会話で会も盛り上がった頃、マグロを捌いていただいた株式会社印束様に皆さんで感謝をお伝えしました。 

最後に古川様から、昨年は災害が多かったが、道経会の皆さんは今年もマグロを食べたから災害から逃れます、頑張りましょう!と締めの挨拶をいただき、お開きとなりました。

色々とご準備いただいた、株式会社小林商店様、有限会社ワコー紙業様、事業部会、例会委員長、事務局の皆さま有り難うございました。


平成30年12月例会報告
      事務局長 野崎地平

12月13日、長崎支部平成30年12月例会が長崎市内のサンプリエールでおこなわれました。

講話は、森田博満様に「100分の1秒の命 〜一歩遅れていたら〜」というテーマでご自身の被爆体験をお話ししていただきました。

森田さんは道経会長崎支部の設立メンバーのお一人で、(公財)長崎平和推進協会継承部会員、有限会社モリタ工建会長、崎陽モラロジー事務所相談役でいらっしゃいます。

森田さんは10歳の時に、爆心地から1.8qの自宅で被爆しました。学校からの帰り道に飛行機の轟音がして、その飛行機から落ちる落下傘を目にしたそうです。その落下傘を見ながら自宅玄関に入った瞬間、電気のスパークのようなオレンジ色の光と爆風に包まれ、家の中に5,6m吹き飛ばされ、気を失ってしまいました。放射能を含んだ爆風は秒速200mというすさまじいもので、一瞬のうちに建物や木をなぎ倒し、多くの人々を死に至らしめました。森田さんは家に一歩入ったところだったので、光と爆風を直接受けることがなく、奇跡的に生きのびることができたそうです。

爆発時に建物の中や石垣の陰にいた人は助かる人が多く、屋外にいた人たちの多くは命を失ったそうです。

森田さんと一緒にいたお兄様は家に入る直前で、原爆の光と爆風を半身に浴びて半身大やけどを負い亡くなりました。

まさに一瞬の差で命が助かり、命を失うことになったのです。

森田さんの友人はたまたま手ぬぐいをもらうための列に並んでいたときに被爆し、全身大やけどを負い49時間後に亡くなりました。

亡くなった人たちの姿を思い出すと今でも胸が苦しいとおっしゃっておられました。

長崎駅前では死体を山積みにして燃やしました。鼻をつく強烈なにおいだったそうです。死体は首や手足がないものが多く、はらわたがはみ出しているような状態だったそうです。見てはならないものを見てしまったと森田さんは絞り出すような声でおっしゃってました。

戦争は絶対にしてはならない、原爆は二度と繰り返してはならないということは皆さんが思っておられると思います。しかし私を含め実体験を伴わない人たちの思いの強さと実際の戦争体験、被爆体験をされた方の思いの強さは大きく違うと改めて感じました。

実体験を心を痛めながらおはなししていただいて、我々も胸が締め付けられる思いでした。

私は被爆二世です。しかし被爆体験をお聞きする機会はほとんどありません。被爆者にとって被爆体験は思い出すのもつらい経験で、聞く方もつらいので、つい目を背けてしまうのだと思います。

今回は森田さんにお話をお聞きして、つらくても正面から向き合って後世に伝えていくことの大事さを教えていただきました。ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

最後に講話の中で朗読してくださった森田さんの詩をご紹介いたします。

「あの日が来るたびに」

あの日が来るたびに、胸を痛める思いがある。

あの日、私と年が変わらぬ子供たちが 大人が 老人が 生き物が

一瞬に多くの命が消えた。8月9日。

私たちは絶対に忘れてはならない。

今 同じ地で生きる一人として私は言いたい。

もう あんな過ちや苦しみを繰り返さないように。

繰り返さない為に 今 私たちはここにいるのだと。

私たちは訴え続けなければならない。

あの夏の暑い日に消えていった 多くの命の叫びを。

平和である事のありがたさを そして 尊さを。

それが 今を生きる私たちが出来る唯一のことだと思うから。


平成30年11月例会報告
     広報委員長 石橋 政典

平成30年11月8日(木)長崎サンプリエールに於いて、長崎支部創立11周年記念講演会が開催されました。元気ファクトリー代表の小島俊一氏を講師にお迎えして、「社員を大切にする元気な組織の作り方!〜倒産寸前の地方書店を甦えさせた秘訣〜」をテーマにご講演を頂ました。

我々が提唱している「人づくり経営」とは、物を作る工場ではつまらない。人を作る工場でなければいけないとありますように、小島氏の講演は、まさに「人づくり」をテーマとしたものでした。企業の最大のリスクは「変わらない事、変わろうとしない事」。そこに社員が自ら考え、アクションを起こし、チャレンジする社風づくりと支援のイノベーションを行ったといいます。

「あなたの会社は何を売っている会社ですか?」という問いに、経営三大要素である「ファイナンス」「マーケティング」「マネジメント」を用いて、『ファイナンス=人=コストor財産、マーケティング=人=仕組みづくり、マネジメント=人=人心掌握』という内容のものです。すべてにおいて「人」である社員により、成り立っているという事。最も重要なのは「マネジメント」の人心掌握、つまり人づくりである事。そして、三要素すべてにその問いが関連されているという事です。

人づくりに有効な3つのWhyの使い方をご教示いただきました。@自分に向けるWhy(共感する)A相手に向けるWhy(追求する)B事柄に向けるWhy(原因を分析する)。リーダーが部下を育成したり叱咤する時、追及と原因によるWhyをどうしても先行してしまいますが、人材育成では相手に向ける追求のWhyを解決思考のAnd(それで…)に転換すると、共感のWhyになり、人は育つそうです。人は皆自分を認めてもらいたいし、共感できる事は自らアクションを起こすという事でした。
また、「ゴールデンサークル論」のWhy(理念)は社員の目的を共有(共感)する事で、お客様と共感できるとあります。「最強の成功レシピ」とご紹介頂きました。「あなたの会社は何を売っている会社ですか?」の問いが、その会社の経営理念であると思います。すべての社員が理念に共感できる組織を作る事が成功の秘訣のよう感じた講演でした。



平成30年10月例会報告
長崎支部 石橋 政典
平成30年10月11日(木)、長崎新聞社文化ホールアストピアにて10月例会が開催されました。
講師には、本年度より日本道経会の会長にご就任されました佐藤進様をお迎えして、「道徳経済一体経営を目指して」というテーマでお話しをいただきました。
今回のテーマの「目指して」は、自身はまだ進行形で実現をしていないので・・・と。穏やかな口調で解かり易い話に会員の皆様は引き込まれたように真剣に拝聴されていました。
「道徳経済一体経営」を実現する為に自身の会社をモデル企業してモラロジーの教えを社員教育に取り入れているそうです。
「道徳の実行」いう言葉を繰返し使っていました。企業経営を通しての人づくり思想は、道徳の実行の積み重ねであるという話には感銘を受けました。人は世に生かされていると思い、常に謙虚な気持ちを抱き、人の為に尽くす事が世のために繋がり、結果、社会貢献活動となる。言葉では簡単でありますが、実際に実行できるのは難しいと思います。日々をそういう気持ちで過ごすと違う人生があると考えさせられました。
また、社是に道徳の実行を表しているという話では、企業の為の人づくりは、社員の幸せの為の人づくりを意味しており、社員一人一人の品性向上を企業として社是に取り入れている事にも感動しました。
「有座の器」の教えの話もしていただきました。私は道経会に入会して、この教えを教訓として過ごしています。自身の器を大きくしながら、時流に応じた商いをする事、つまり、道徳と経済のバランスを意味しているものであり、どんどん器を大きくしていきたいと改めて気持ちが高まりました。
講話では幾つかの格言の話を頂きました「途中困難最後必勝」を座右の名としているそうです。人生はマラソン。企業経営は駅伝。
企業の存続と繁栄には人づくりが重要で、バトンをタッチされた人の教育と育成が大切であると後継者の息子さんへの思いが伝わってきました。我が長崎支部の原先生が教育指導役として任されているそうです。そんな凄い方が所属する長崎支部の会員として学べるのは幸せであります。佐藤会長の器の大きさを感じさせられ、また企業経営において沢山のキーワードとヒントをいただいた貴重な例会でした。
 また、高知県より3名のモラロジークラブの会員の方が参加されました。高知県の一日も早い、道経会発足を期待しています。
例会後の懇親会では、佐藤会長と会員一人一人が名刺交換や記念写真を撮り、大いに盛り上りました。

 

平成30年9月例会告
   総務部長 馬場 隆幸
今年の長崎支部大バーベキュー会はリニューアルした長崎伊王島「アイランドナガサキ シーサイドBBQガーデン」で去る915日(土)午後530分より参加者50数名で盛大に開催されました。長崎駅前から貸し切りのマイクロバスに乗り込んだ面々は、朝8時に着岸した大型外国観光船を横目に、昼間ぐずついた天気だったものが一気に晴れて蒸し暑い残暑の中、期待に胸を弾ませながら会場乗り込んだのです。
 食べ盛りの子供さんや家族連れの方、社員さんたちなどみんなニコニコ顔でなかなか出てこないビールを今か今かと待ってのスタート。上田正利代表幹事(株式会社エム・ユー商会)がいつもの通りのキレのいい乾杯の音頭を取れば、浜中洋さん(株式会社ニーテックハマナカ会長)は「孫と島中をサイクリングしてきました」と額に汗びっしょりのお姿を各テーブルに紹介しておられました。飲み物は飲み放題でしたが、お肉は少し足りない方もおられたようです。本会のイベントにたびたび参加される会員企業の社員さんやご家族のなかには顔見知りの方も多く、近況を伝えあいながら楽しい時間を過ごしました。中には、「そろそろ私も営利企業のギスギスした日常業務に追われるだけでなく、『三方良し』の道経会の教えをストレートに実践できる仕事に転業したい。」とおっしゃる方も。その後、親睦委員長の矢加部健さん(有限会社茶蔵源氏園)がお子様にプレゼントを用意、和気あいあいのなかあっという間に2時間が過ぎ、浜中副代表幹事の万歳三唱の音頭とともに、温泉につかる暇もなく散会となり、帰りのバスからは、未だ出港前の外国船の美しいライトアップが見えたのでした。


平成30年8月例会報告 
   女性部副委員長 坂田八重子

 去る、平成30年8月23日(木曜日)長崎新聞社文化ホールアストピアに於いて、日本道経会長崎支部の8月例会が開催されました。 今月の例会は、作家/武家女性研究家の「石川真理子」氏にお越し頂き、「女子の武士道−女徳なくして国は栄えず−」をテーマに講演を頂きました。 会員を含め106名の多くの方の参加を頂き、皆さん真剣に拝聴されていました。 今月の例会は、女性部会の主催とあって女性の方が多くお集まり頂いていました。 今回のテーマの大きさに私自身先生がどのような話をされるのか冒頭より緊張をしながら聞いていました。  
 石川先生のお話しは女性の教育、それは現在の勉学と違った意味での教育、日本固有の武士道精神を基礎とする活々とした女性の品性を高める、と言うことではないでしょうか。

 今回の公演の中で、石川先生は女子教育の先駆者 下田歌子氏に学ばれた  
“ゆりかごを揺らす手は、以て能く天下を動かすことを得べし 
社会風潮の清濁は、基源
男子にあらずして女子にあり“               石川先生の資料より

 又、先生ご自身がお婆様から受けられた教育も同じく女性のもつ品性の中に真の強さ屋力も備わると繋がるのではないでしょうか。
 最近では、ニュース等で耳にする、子供に対する親の虐待 悲しく辛いことです。ましてはそれが子供の母親と聞くと耳を覆いたくなることもあります。これは昨今の女性、母親としての心の中に何か足りなきなった弱さの表れかもしれません。

 私は幼いころから両親に“玄関の靴は帰ったらきちんと添えなさい”と言われていました。子供心になぜかな?と思っていましたが今回の石川先生の講演を拝聴して、両親は自然と私を教育していてくれたのだと気づかされました。現代では祖父母と同居して厳しく行儀のことなどを教えてもらうことも少なくなっているかと思います。今回の石川先生の話をお聞きして私自身、孫達にそれぞれの心の中に真の強さ正しさを伝えていけたらと改めて気づいたことに感謝したいと思います。

   広報委員長 石橋政典

 石川先生のお家柄と幼少期からの生立ちを語られ、お婆様の躾と女子としての武士道のあり方を拝聴して、私自身、男として考えさせられる点が多くありました。 私の幼少期は父の存在が怖かったので、父がいない時の母の存在は大きなもので、いつも母の傍から離れずいたように思います。 父の男としての教えと母の女としての教えのバランスがあり、家庭という小さな組織から私達は大人としての人間形成がなされていくものだと思っています。
 歴史を振返って見ても女性が凛としている家が存続発展しているように思います。 現代も変わりなく、家庭も職場も女性が明るく活き活きしている所には、多少の厳しさもありますが、力強いパワーを感じさせられます。
 私の会社は、妻が事務および経理を担当しており、従業員は私より妻を慕っているようです。会社にとっては良いと思うようにします。 例会から自宅に帰り、妻の存在の有難さと偉大さに心の中で頭を下げて感謝しました。




平成30年「新年例会マグロ解体ショー」報告書

平成30年1月13日()17時から、法輪会館多目的ホール(旧リアン)に於いて
長崎支部新年例会マグロ解体ショーが、ご家族を含め約80名のご参加で盛大に
開催されました。昨年は支部設立10周年の年で、記念講演会の成功を優先して
見送ることになり、“その分今年は盛大にやりましょう”と迎えたマグロ解体ショーでした。
会場に入と大きなマグロの兜と、印束商店の印束泰彦様をはじめ包丁を握って下さる
4名の方がマグロを前にして来場者を迎えて下さり、松山総務委員長の司会で
小林商店さんから寄贈された“お樽”を
上田代表幹事、多良顧問、浜中副代表、落水副代表、原副代表、大坪様の
6名で鏡開きが行われました。

続いて印束泰彦様がマグロの釜を落とすところから、解体ショーが始まり、
皆さんは思い思いにカメラを持ってその様子を撮影したり、子供達も目を輝かせて
見つめておりました。刺身になったマグロが各テーブルに運ばれると、
皆さん“美味しいね”と笑顔で舌鼓をうち、マグロ以外にも沢山の料理が準備されており、
それぞれに楽しい会食が続きました。
最後は食べきれなかったマグロがオークション形式で販売されて、
子供達も参加しての楽しい新年例会となりました。
この楽しさが子供達の心の記憶として残り、後継者となった時に引き継いで行かれることを
願いたいと思います。また、この度は支部会員樺キ崎新生活センターの大坪進様のお計らいで、
改装途中のホールを2月3日の「こけら落とし」前に、長崎支部のためにとご提供下さり、
料理・テーブルのセッテイング・サービスに至るまで心配り頂き、ご本人は各テーブルを
挨拶して回られ“揚げたての天ぷらもありますからね、食べて下さいね”と
お声かけされておられました。
マグロを準備して頂いた印束商店の印束社長様は長靴履きのまま、おそらく搬入から
立ち会われておられ、お疲れのところにも拘わらず、笑顔で楽しそうに見つめておられたお姿が
印象的で、包丁を握って下さった4名の皆様も汗をかきながらのご奉仕に、
準備に携わって頂いた皆様方のご尽力とお心配りに感動し、
心あたたまるマグロ解体ショーとなりました。

上田代表幹事から“来年もやりますからね、今年も一年頑張りましょう”と挨拶があり、
落水副代表幹事の万歳三唱でお開きとなりました。 感謝!!

  

                     

去る、平成291125日平和会館ホールに於いて、一般社団法人日本道経会長崎支部創立10周年記念講演会を
開催いたしました。
講師に櫻井よしこ様をお迎えして、「みんなで考えよう日本の未来」を演題として講演を頂きました。

櫻井先生は、その歯に衣着せない論調に人気がありながら、諸事情から必ず当日帰京しないといけないという、
長崎での開催はクリアしなければならない条件が山積み状態での企画スタートでした。
しかしながら、長崎の地で櫻井先生にお話をして頂くことを夢見て、日程、会場と一つ一つハードルを越えて参りました。
 実行委員会を新たに立ち上げ、山口実行委員長の指揮の下、入念な準備に入りました。
メンバーの心を一つにする為に懇親会も定期的に行い、モチベーションを保ちながら実行委員会を重ねました。

 開催前の例会時に、全体会議を行い全会員様に説明を行いました。様々な質問、意見が会員様から出されましたが、
山口実行委員長が情熱を持って丹念に回答され、文字通り決起大会となりました。

 講演会当日、集合時間より早く会員が集まり、早速会場設営を行いました。
最後にイスを拭き上げ、それぞれ受け持ち場所へと向かいました。
ついに櫻井先生が到着し、先生とステージで記念撮影を行ったのち記念講演会が始まりました。

 櫻井先生は、優しい口調ですが、その話の中身は非常に重厚なものでした。
 例えば、先のトランプ氏訪中でアメリカ外交が目に見えて揺らぎ始めた理由のひとつに、トランプ氏に助言する
ヘンリー・キッシンジャー氏の存在があるのではないかという事でした。
かのニクソンは回顧録でキッシンジャー氏をソ連問題専門家として、米ソ関係に彼ほど精通している人物は
いないと評価しているのですが、反対に中国については何も知らないと手厳しかったそうです。
ニクソン氏はキッシンジャー氏を使い走りだった、と述べていたそうです。
しかし、キッシンジャーは国務長官の地位を退いた後、中国関係のビジネスに関わり始め、大成功しました。
結局キッシンジャー氏の助言はビジネスにおける成功体験に基づいたものだそうです。
中国ビジネスで成功したキッシンジャー氏は、恐らく外交とは異なる角度からトランプ氏に助言したのではないかというものでした。

 また、今の中国が何を考えているのか、将来どうしたいのかのお話もありました。
そのための対日歴史観を作ろうとしていると。一日も早く、こうしたことに気づいて、
国の根本から築き直さなければならない。自国を自力で守れる国になるための憲法改正を急ぐときだと静かに、
そして熱く語られました。(一部内容確認為、氏のコラムから引用しております)
その後、質疑の時間もとられましたが、櫻井先生がいかに自らも取材を行いその上で意見を
述べられている事が解りました。あと驚いた事が、きっちり90分で講演を終えられたという事です。
さすが元ニュースキャスターです。

 あっという間の講演会でしたが、今回の寄稿に伴い、資料とした実行委員会議事録に講演会の目的が記載されています。
見識を深める、道経会活動を広く知って頂くとありますが、最初に、
「会員同士楽しく協力して事業を行うことにより親睦を深める」とあります。
もちろん櫻井先生の来崎は、今の日本の置かれた状況からとてもタイムリーで見識を深め、
一般の聴講者様に会の紹介もできて意義あるものでした。それにもまして長い時間をかけた準備期間の汗が、
長崎支部の結束をより強固なものにしたと思います。
その後の記念式典からの大盛会となった懇親会、山口実行委員長の熱い挨拶に大きく表れていたと思います。
長崎支部にとっても大きな財産となったのではないでしょうか?
今回の事業に支援、参画頂いた皆様本当にありがとうございました。

柳 龍一郎

日本道経会長崎支部創立10周年記念講演並びに記念式典報告

平成29年11月25日長崎平和会館においてジャーナリスト「櫻井よし子氏」を講師にお迎えして
『みんなで考えよう日本の未来』と題し、約600名のご参加を賜り、長崎支部創立10周年講演会が
盛大に開催されました。支部会員女性部の県議会議員「ごうまなみ」さんの司会で“櫻井よし子さんです、
どうぞ”と演台に招かれると、拍手と歓声で会場にどよめきがおきましたが、穏やかな声で
“櫻井よし子です”と、話出されると、いつの間にかご自身の世界へ引き込んでしまい、会場の皆さんは
真剣に耳を傾けておられました。お話は諸外国の動きから、今の日本がどうあるべきなのか、“安部総理”
以外に諸外国の要人と互角に渡り合える人はいないと思う、“安部総理”の著書の中で日本と
アメリカ、オーストラリア、インドとの協力なインド太平洋関係構築を10年以上前に説いていたことを
今アメリカが実行していること、また本県における外国からの脅威について、あまり報道されない
重要なことをご自身で「取材し、現状を真実として伝え、問題提起して“これで良いのですか”」と、
分かりやすく語られました。
「強盗が家に押し入りました・お父さんは何もせず・お母さんに・隣りのおじさんを呼んで来いと
言うのですか?おかしいでしょ!でも、これが日本の現実なんですよ!!」
日本の未来を真剣に考えておられるからこそのお言葉だと思いました。
たくさんのお話をされましたがインターネットの言論テレビで色んなことが見れますので
ご視聴下さいとお話がありましたので、是非ご視聴頂ければと思います。
90分の予定を15分も延長してお話いただき、笑顔で会場を後にされました。
世界で起きている事ではなく、全て日本の問題として真剣に考えなければと痛感させられるものでした。

講演の後は会場を長崎新聞アストピアホールに移し、記念式典と懇親会が開催され、
日本道経会名誉会長の廣池幹堂様、会長田原道夫様他からの祝辞を拝聴して、支部設立に
携わってこられた森田博満様、多良龍一様から当時のお話があり、そのご苦労が偲ばれ、
森田様の“世代交代を感じる”のお言葉に私達は先輩方の意志を継承して、更なる発展に
努めて行かなければと思わせられるお話でした。
懇親会ではミユージシャンの生演奏に“持ってこい”のアンコールまでかかり、
皆さんで踊り大盛り上がりでした。上田正利代表幹事・山口年彦実行委員長を始めとして、
皆様のご尽力で盛会裏に終えたことを喜び、今後の活動に弾みをつける
創立10周年講演会並びに記念式典となりました。

最後になりますが、講演会にお運び頂いた皆様、祝辞、祝電を賜りました全ての皆様に
心より感謝申し上げます。有難うございました。

                     広報委員長  赤波江 孝信


青山繁晴先生を囲む会報告 


[ 株式会社落水正商店 落水聡一朗 ]

 去る618()、梅雨知らずの晴天に恵まれ、参議院議員青山繁晴先生を囲む会が
長崎市・サンプリエールにて開催された。終始熱のこもった青山先生のご講演を、まるで戦国武将が家臣に
檄を飛ばすかのような勢いを感じる中で拝聴させて頂きました。

 ご講演のキーワード「祖国」?現代日本において、「祖国」という言葉を使えば、
すぐさま右翼と言われるでしょう。しかしながら、先生は戦争末期の硫黄島での戦いを例に出し、
反論されておりました。戦争末期で軍人がいない中、ほぼ一般人のみで構成された部隊に与えられた命令
は自決をせずにただ耐え忍ぶ事でした。少しの間でもアメリカ軍の本土侵略を遅らせる事ができれば、
その分だけ本土の女性や子どもが生きる事ができる?どこに私利私欲が介入できたのかという事です。
世界の中で「祖国」を教えないのは日本だけだと嘆いておられました。

 また、武家に生まれた先生は、自分のために刀を抜く事は許されず、他人のために刀を抜きなさいと
教えられたそうです。
確かに過激なご発言もあるかもしれませんが、人のため、祖国のために、本当に一生懸命活動されており、
意に則さない事に対しては、相手が誰であろうと異を堂々と唱える姿勢には、圧倒される本気度を感じました。
政治、経済のお話以上に、先生が仕事に取り組む姿にたくさんの事を教えて頂けた一日でした。


日本道経会長崎支部5月例会報告

平成29年5月11日18時30分より長崎新聞文化ホール“アストピア”
おいて5月例会が開催されました。

講師に株式会社北山建築設計事務所 相談役で東京都モラロジー協議会研修部リーダーの北山 正弘氏をお迎えして
≪事業の成功と人生の幸福(親孝行の精神に学ぶ)≫と題して講演頂きました。

北山氏は福井県のご出身で、福井県は県民の幸福度が全国1位で親との同居率も高く女性の就業率は70%を超えており、
子供の教育には祖父母の影響が大きくご仏壇に手をあわせる習慣が身についており、
そのことがご先祖様を大切に思い敬う心が育てられると話されました。
ご自身もご両親から物事の判断をする時は“じい・ばあ”が喜ぶか、悲しむで決めなさいと言われていたそうです。
大手企業の面接で採用の可否を決める際の判断で、親孝行が出来る人を採用するという基準もあるそうです。
親祖先、会社においては創業者の想いを大切にして感謝することが幸せになる道である。

100のものを101%にしてみる、1%のプラス思考“ありがとう”の心が1%分、
それが言えるか、言えないかで違った人生になる。

生死を彷徨うような交通事故に遭遇し、加害者の少年への対応については広池博士の格言
≪「慈悲寛大自己反省」“許し”ではなく“宥す”
(非をなす相手をこちらの器量の中で受け止め、責任を自分に負う心構え)≫を以て宥し、
暴走族のリーダーだった少年の心を更生させ、ご自身の怪我の回復をも早めて、
退院の際にモラロジーを勉強していた病院長から交通事故で怪我した人は加害者を憎めば回復は遅く、
加害者をゆるした人は回復が早いと言われたそうです。「この事故を人生上の転機と考え、
加害少年を宥していく過程で、ご自身の心を大きく育てていただいたように感じている」と
述べられ加害少年を含めメンバー全員が今社会の第一線で活躍されていると嬉しそうに話されたのが印象的でした。
人生は曲がり真っ直ぐ(心の軸をしっかり持っていれば)この度の講演は北村氏の体験談が殆どで、
その内容に深い感銘を受けました。

懇親会にも奥様と同席頂き56年ぶりの長崎を楽しんで頂けたことと思います。

ありがとうございました。感謝!!

      平成29年度日本道経会長崎支部総会報告

      平成29年4月20日18時30分より長崎新聞文化ホールアストピアにおいて
      平成29年度長崎
支部総会が開催されました。
        会員総数80名 出席41名 委任出席25名
        合計66名の出席で過半数を超え有効に成立いたしました。
        古川芳和氏が議長となり、下記審議事項について野崎地平事業部副委員長より説明され
      満場一致で承認可決され終了致しました。

    1号議案  平成28年度事業報告に関する件
            平成28年度収支決算に関する件 

     2号議案  平成29年度事業計画に関する件
          平成29年度収支予算に関する件

     引き続き10周年記念大講演会に向けての取り組み等が山口年彦実行委員長より説明があり、
     皆様と協力して成功させましょうと挨拶がなされました。

       その後は懇親会が賑やかに始まり、いつもより長い時間に皆様もリラックスして、それぞれに
     親睦を深めておられました。お忙しくて中々月例会に参加できない、南部さん、福田さん、
     ごうさん、石橋さん、佐世保からは毎月のようにご参加くださる川下さん始め出席された
     会員皆様も大いに楽しんでおられました。

       今年度も皆様と一緒に学び、楽しみ、健康で本来の目的である自社の繁栄に努めて参りましょう。                      感謝!!


 

日本道経会長崎支部3月移動例会報告

   平成2937日18時30分より諫早の魚荘グランドパレスにおいて、 
  中村学園大学 教育学部教授 占部賢志様をお迎えして「グローバル・ヒストリーから見る日本像」
  と題しましてご講演頂きました。

  世界史から見る日本史、各国の外交官団長で日本滞在30数年の親日家サンマリノ共和国
  マンリノ・カデロ氏が学術的見地から世界最古のファスト・フードは日本の
  “おにぎり”と述べている。寿司にいたっては東南アジアが発祥だが江戸初期に酢飯に魚をのせて
  現在の寿司が完成され、家制度は中国から伝わった大家族制を小家族制にして“オリジナリテー”
  としており、日本人はただマネるのではなく、日本独自のものとして作り上げている。

  日本人のDNAとしてある肉体に魂が宿るという考えは、ご遺体を大切に扱う風習にあり、
  映画「おくりびと」の納棺師の仕事は“デリカシーそのもの”と欧米諸国から称賛され、
  東日本大震災で行方不明の方のご遺体探しを続けておられるご家族のお姿は、世界の人々の心に 
  沁みるものとして感動を与えている。
  しかしながら日本人は自国の歴史について、あまり知らない人が多いように思う。
  ご自身が塾長を務める「日本こども大使育成塾」の生徒が大使として発展途上国を訪れ、
  現地の子供達から日本のことを質問されても答えることが出来ず恥かしい思いをしたことを聞き、
  日本の歴史について学びを強化し、今は小学校高学年の塾生は天皇については英語で3分間スピーチ
  が出来るまでになっており、「日本の歴史を学ぶ会」の講演は90回を数え、青年達には
  “1歩出よ” をテーマにして指導しておられるとのことでした。

  今後は新しい歴史学の視点から、日本の本当の姿を浮き上がらせ、見つめ直して日本の将来を
  切り開いていく、よしなにしたいと締められました。

  ほんの一部しかお伝えできませんが、占部先生の流れるような講話に、参加者は真剣に耳を傾け、
  ユーモアまじりで笑いありの素晴らしい講演となりました。


  日本道経会長崎支部  2月例会報告

  平成29年2月9日18時30分セントヒル長崎において「働き方の改革の本質を捉える」と題しまして、
  長崎支部副代表幹事、経営研究所ワンナップ代表 中小企業診断士 原 孝司様の講演が開催されました。
  小雪の舞う寒い中ではありましたが、多くの会員様のご出席をいただき、原先生の人気ぶり健在でした。
 今、東南アジア諸国、特にベトナムでは日本の道徳教育が大きく注目されており、実際ハノイの大学に、
  モラロジー研究所の永冶先生が招かれて道徳の授業が行われたり、中国の経営者が日本から輸入したいものは、
  日本の「道徳教育」と考えている人が多くいるというお話。
  トヨタの社長がアメリカでの事故発生の責任追及において、“自社の土台が崩れていた”
  原因が運転ミスからの事故と判明しても、トヨタの発展にかかわった多くの人達への感謝をわすれていた事を
  気づかせてもらったと、運転ミスを問題視しなかった事。
  学生の学費確保のために学生塾が始めたラーメン店経営、原発事故の風評被害を取り除き福島産の商品と
  そこで働く人の元気を取り戻させたスーパー福島屋。
  青山学院大学陸上部の原監督の足音を聞いただけで選手の状態まで察知できる感察力。
  「道徳」目に見えるものではないけれど自社・自己の利益だけを追い求めても繁栄を続けることは出来ない。
  相手の幸せを祈る気持ちを大事にすることで得られるお客様からの信頼、あなたの売っているものだから買うのです。
  
安部総理が盛んに外交におよんでいるのは、日本の中小企業が海外進出しやすくするトップセールスです、
  2〜3年は海外とのつながりでお金が回りだす時代、大きなチャンスでもありますと話されました。

  人をよろこばせるキュレーション(提案する)力を磨きたいと思います。

  今回の原先生の講話、昨年の三枝利枝子様の“おもてなし経営”、「道徳」・「おもてなし」目には見えないけれど。

    広池千久郎語録 “徳とは他人の心に喜びをあたうること也”

                         

日本道経会長崎支部 1月例会報告

平成29年1月26日(木)18時30分長崎新聞文化ホールに於いて

長崎市文化観光部次長 長瀬雅彦様をお迎えして

「長崎の観光と其の未来について」頂きました。

先ず“軍艦島”についてのお話から始められ、軍艦島には日本が戦後復興の業種を問わない全ての
日本のお父さん、特に暮らしを支えてきたお母さん達の頑張ってきた姿がそこに残されていると
話されていたことが印象的でした。
また長崎には出島を始め坂本龍馬など教科書で学んだ遺物、偉人達によってその存在価値は
今も生かされ続いており、大切な観光資源であり、昔から長崎には人が集まってくる理由が存在しており、
2003年小泉政権時に掲げられた、ビジットジャパン(観光戦略)によって外国人観光客も年々増加して、
長崎港に入港する客船も平成19年44隻が平成27年には197隻と大きく増加しており、その昔長崎が
アジアの中心として扱われたことを思い出し、これからも長崎に来る理由をいかに提供していくかを考え、
観光長崎はもとより大きなビジネス会議、国際会議が開催できるように整備も進め、先人から受け継いだものを
後人に残し、永久に将来の扶助費を生み出していけるように取り組んでいるとの事でした。

上田代表幹事の“海外に出て外から日本を見てみることも大切では”
落水副代表の“役所にあれして、これしてではなく、これをやりたいから協力して”
浜中副代表の“酉年は大きな変化がある年です、良い変化があったと年末に喜べるよう頑張りましょう。”
の挨拶に大きな刺激を受けた1月例会でした。


11月例会報告書」

11月9日()18時30より長崎新聞文化ホールに於いて、(長崎史談会会長)原田博二様をお迎えして
『長崎歴史散歩〜異国情緒の街を訪ねて〜』と題しましてご講演頂きました。
主題の通り今回は趣向を凝らして、道徳・経済から少し離れて、古い風景画や地図・写真などを提示して頂きながら、
長崎の歴史についてお話いただきました。
日本は弥生・室町など歴史をたどって発展しているが、長崎はポルトガル船の入港で1晩にして発展した町で、
西日本では大阪に次ぐ6万人が暮らす町となり、いかに出島の存在が大きかったか
という事でした。
出島は幕府が造ったのではなく長崎の25人の町人の出資だったこと、出島がなぜ扇型をしているのか?
(川の流れに沿って堆積物を利用)
現在の川幅を確保するために出島の一部が削られたこと、
オランダ商館が長崎に支払った多額の借地料
(長崎くんちが盛大に開催されてきた理由の一つでもあるのでは)
大火事で3度町が焼失し、唐船の積荷倉庫として造成した場所が現在の新地中華街となっていること、
お寺や教会に見る西洋、東洋の文化との融合
(長崎では和・華・蘭文化と言われています)
数々の資料から街並みの変化や今通勤している道路が殆ど海や川だったことに驚きと、
当時の長崎人の力強さと逞しさを感じました。
余談で恐縮ですが弊社の所在する江戸町は出島に隣接しており鎖国当時唯一、橋で繋がっていた町で、
江戸町の紋章はオランダ商館長が友好の証しとしてオランダ語綴りの
JEDOMATSIJ,D,Mをタコのかたちにデザインしたものであり、全国でも類を見ない貴重なものとして
町民の誇りとなっているようです。
更にカナダ人で長崎在住のブライアンさんと言われる方から、当時ヨーロッパで作られた世界地図を
見せて頂いたことがあるのですが、日本で一番大きく書かれていた地名が長崎だったことを思い出しました。
懇親会では11月誕生月の横田様の挨拶で原田様の講演が諫早で開催されるときは回覧板で回ってくるくらいで、
凄く楽しみにしていました。とお礼と感謝の言葉もありました。
原田会長様には貴重なご講演ありがとうございました。



平成28年10月20日(木)セントヒル長崎にて道経会長崎支部 
10月例会の講演会を開催いたしました。今回は初めての“女性部主催”でしたのでどのような内容が皆様の心に
残るものになるか岸部長をはじめとし、いろいろと検討いたしました。

そこで女性らしく”誰かをもてなすには“このような言葉が一つのテーマとして浮かび上がりました
ANA国内、国際線CAの経験をお持ちでANAラーニング講師を務められている、三枝理枝子をお迎え
”おもてなし経営が会社を変える“をテーマとして講演して頂くことにいたしました。

 普段、もてなすと考えると、接待やサービス等を思い浮かべます。
しかし今回“おもてなし“とは実際わたくしたちが仕事をしている中でどのような状況を”もてなす“と言えるのか
三枝講師の講演をお聞きして、よく理解することが出来ました。

 おもてなし企業とは、お客様の要件を満たし、声を聴きそれを活かし迅速に答える。
おもてなし企業が行っている3本柱とは、価値観の共有、基本動作の徹底、良いことの定着化の強化このことの継続です。
また、三枝講師のお話はおもてなしの原点は日本に昔からある和顔愛語・先意承問(穏やかな顔や言葉で先を読んでもてなす)
であり日本の精神性 を大切にするのであり身近な処で、職場でのおもてなしを考えると、
仲間のことをよく知る、察して声を変え手助けする、美点を褒める。
結果、互譲互助(お互いに譲り合いお互いに助け合う)働く職場は明るく楽しい職場となる。このような内容でした。

 私たちは男性女性を問わず、ともに助け合い譲り合い理解しあいながら仕事をして笑顔を持って笑顔でお客様が喜んでくださる
仕事をする。それこそがおもてなしで会社が経営を変えていく。そのように感じました。

 今回の女性部初めての主催で会場には男女を問わず200名を超える方々が参加して下さいました。
皆様が自分自身のおもてなしを感じて頂けたら嬉しく思います。

 最後に三枝先生をご紹介下さいました原副代表幹事をはじめ講演会開催に際しまして
ご協力頂いた皆様へ感謝を申し上げます。

                                    女性部副委員長  坂田八重子

 

「長崎支部10月例会講演会(女性部主催)」が開催されました


 講演会場のホテルのロビーで初めてお会いした三枝理枝子講師。
パンフレットのお写真ではわからなった小柄なスタイル。
しかし、いざ講演がスタートするとその迫力に圧倒の連続でした。

会場は200名の方々でほぼ満席。前方より女性の方が着席し、6割以上が女性のお客様が占めるという
とても華やかな時間でした。

 講演のタイトルにある“おもてなし” とはやりの心で  手を差しのべて  成し遂げる
企業であれば、お客様に対して期待以上の成果を出し、感動や喜びへ繋げるおもてなし
一方で職場内でのおもてなしとは?

@   仲間を良く知る  A声かけ、手助けをする  B異質も認める  C美点を見つけて褒める 
 「最近、周りの方を褒めた事がありますか?」の質問。

私自身、褒められるとモチベーションアップで時には思いもよらぬ力を発揮する事もある単純な性格。
   えっ!! それってすごいパワー。
自分がされて嬉しい事を
どうして周りの方にもっとできなかったのだろうと反省です。
〔褒める = 感謝の心を伝える〕 まずは職場内、家庭内で即実行です。
「和顔愛語、先意承問」の精神でお互いを認め合い、高め合って前進していきたいです。
三枝理枝子講師、素敵な時間を有難うございました。
最後になりましたが、女性部委員長岸様をはじめ、関係者のみなさま
このような素晴らしいご縁を頂き心から感謝申し上げます。

              互敬塾会員 ()茶蔵 源氏園  矢ヶ部千春


「10月例会報告」

 日本道経会長崎支部10月例会は女性委員会主催で平成281020日()セントヒル長崎で
元全日空CA パッションジャパン COO CSコンサルタント三枝理枝子様をお迎えして
“「おもてなし経営」が会社を変える”と題しまして200名を超えて、また今回は
女性委員会が主催した初めての講演会で3分の2が女性の参加者という華やかな雰囲気の中、
“皆さんこんにちは”の一言が一瞬にして三枝ワールドの中に包み込むように開催されました。
講演は三枝様がCA時代に体験されたご経験をもとに“おもてなしの心”をもってお客様に接し、
従業員には心の潤いをもって働ける職場であり、お客様には心を添えることで
選んでいただける商品であったり、多くのファンを作って長期的なパートナーシップを
重視していくことが大事だと話されました。
“発展している会社・お店はそこで働いている人が明るく楽しそうにしています。
「従業員同士の満足度が高くないと、顧客満足には繋がらない」
”「おもてなし」簡単な言葉ですが、準備を整え、良く観察し、笑顔をもって接し(働き)
残心(これで良かったのかな?思いを巡らせる)実行するには万全をつくすことが大切。
全部をお伝えしたい中身の濃いご講演でしたが、教えていただいた
「ラッキー、ミッキー、ウイスキー」の笑顔の体操を続けながら、自分の足元から
見つめ直して行きたいと思います。
懇親会ではご自身から動かれ多くの会員さんと接し優しい眼差しで真っ直ぐに向
き合って話を聞いておられたお姿が印象的でした。
皆さんはローソクの親火になって多くの人に火を灯して下さいとご挨拶もありました。
岸実行委員長の“皆さんに一輪一輪を届けるつもりで頑張ってきて、
言葉にならない感動を覚えています”との挨拶に胸が熱くなった10月例会でした。                     
                               広報委員長   赤波江 孝信

    


「長崎支部 9月大村移動野外例会報告」

                                         
                                       実行委員長 古川芳和

 平成28年9月8日(木)18時30分より大村市の長崎インターナショナルホテルにて移動例会を開催した。
講師に弊社と取引のある関係からカルビー株式会社代表取締役社長伊藤秀二氏にお願いした。
参加人員は200名を予定していて、ほぼ満席となり責任者として安堵した次第です。

講演内容は「掘りだそう、自然の力。」
人の成長と企業の成長、と題して80分の時間がアッと言う間に終わった感じのする説得力のある講演内容でした。

カルビー株式会社は食品業界の中でも、一歩進んだ改革を実施しています。
2011年3月に上場し、本社オフイスも東京千代田区に統合しトラストタワー22階ワンフロア
固定した社員デスクを設けない事でも知られています。

「ビジョン」として、顧客、取引先から次に従業員とその家族、そしてコミュニテイーから
最後に株主から尊敬されそして愛される会社を目指して革新を続けています。
従業員一人ひとりが「自立的な実行力」を高め、自分の役割と責任を理解し当事者意識を持って
積極的に課題にあたりさまざま革を進めている。

カルビーが現在行っている改革は、ペーパーレスで資源を大事にする事、女性管理者を30%にする事、
海外事業の拡大とペプシとの連携強化などを更に進めているとの内容でした。

講演会終了後懇親会を行い80名の参加者で伊藤社長の乾杯で和やかな雰囲気の中、
9月誕生日を迎えられた4名の方へプレゼント贈呈がありました。
今回の移動例会開催にあたり、会員皆様には、大変ご協力を頂きまして、厚く御礼申し上げます。
なお伊藤社長様から講演謝金は「みちのく未来基金」に募金するとの事でありました。
皆様の中で自分もしたい方がいらっしゃいましたら、下記のアドレスまで宜しくお願いいたします。

 “ 震災遺児に進学の夢を”   復興支援「みちのく未来基金」Eメールアドレス i nfo@miohinoku mirai.org          

「長崎支部 8月野外例会報告」


 日本道経会の8月例会が、平成2882012:00より、あぐりの丘にて開催されました。
 今回は野外例会という事で、ご家族、社員様など
56名の参加がありました。
互敬塾長崎支部長浜中さんの進行で、はじめに、浜中副代表幹事からご挨拶をいただき、例会がスタートしました。
 炎天下の中ではありましたが、汗をかきながら食事にお酒にと進んでいき、暑さも忘れ盛り上がりました。
バーベキューの醍醐味“肉”ですが、牛肉、豚肉とさらに、しし肉、しか肉と普段お目にかかれない肉を
食べさせていただきました。
そして、肉だけではありません。
 山道水産様からいただいた、鯛、鯵のみりん漬け、鰯など、贅沢な品の数々、これもおいしくいただきました。
お腹いっぱいといいながらも、次が来ると皆さま自然と手が伸び、
“うまい”と
23つと食べているのが印象的でした。開放的で、ご家族、社員の皆さまご一緒に盛り上がりました。
 本当に楽しく、いつも以上に懇親が深まったと思います!そして、準備から片付けまで、
 全員で協力し合いスムーズに流れていきました。
これぞ、道経会のチームワークだと感じました。
 その中でも、互敬塾長崎支部長浜中さんをはじめ幹事の皆さま、ありがとうございました。
この野外例会が定期的に行われることを楽しみにしております。
             互敬塾会員 坂谷




日本道経会長崎支部 道経一体セミナー報告」

平成2879()日本道経会長崎支部の道経一体セミナーがホテルセントヒル長崎で開催されました。
参加者数は74名、講師に長崎支部のメンバーでもあります 原孝司氏に講演頂きました。
講演に当り、上田会長の開会の挨拶後 道経一体経営セミナー導入のDVDの上映がありました。
その後、原講師により1講から3講に分けて「徳つくりの経営」のテキストを交えたり、
成功された会社の事例上げながら講演がありました。

・これからは本当に道徳が必要な時代になってきます、お客様を満足させるから、お客様を感動させるように、
 会社の本当の強みを活かし永続させる。
講演の中で特に実践的だったのが、すぐに会社などにも使えるアナログ的なフォームを教えて頂きました。
白紙にいくつかマスを作り、あるテーマを決めて短時間でキーワードを埋めていくものです。
これをすることによって頭の中が整理ができるというものです。(説明が分り難いですが)
これはいろいろなことに当てはめる事ができ、頭の体操にもなるなと感じました。
 
今回の道経一体セミナーはいつもの講演とは少し違い、講師が一方的に話をするのではなく、
講演の合間にグループでディスカッションを何回か行いました。
これによって寝る人が少なく() いつも以上に学び、参加者同士の意見も聞くことができて
実りあるセミナーになったのではないでしょうか。

その後、懇親会が行われ今後の例会の案内や、誕生日のお祝いもあり大変盛り上がりました。
 
次回の課題として、今回は会員の出席率が悪いように思いました。
道経会に入っている以上道経会の理念でもあります
「道徳と経済は一体である」ということを会員の皆さんに一番に勉強して頂きたいと思いますので、
もっと会員出席率向上のための取り組みを行っていきましょう。
   

                             セミナー委員長 山口年彦

「6月例会報告」

日本道経会の6月例会が平成28年6月9日18時30分参加者約55名で長崎新聞文化ホール アストピアに於いて開催
されました。

今回は一般社団法人日本道経会 専務理事 能勢千晴様をお迎えして「日本道経会現状と今後 そして想う事」と題しま
して講演頂きました。

講演に先立ちまして浜中副代表幹事から“思ったことは必ず結果に出る、道徳心をもって頑張りましょう”と挨拶がありました。

さて、講演に先立ちまして日本道経会が製作したDVD「三方よしの経営による共生社会の実現をめざして」が上映されました。
この
DVDは日本道経会のHPでも視聴されますので機会がありましたら見て下さいとのことでした。
続いて日本道経会 憲章をもとに日本道経会について、設立の趣旨、目的が説明され、
その後能勢様ご自身が日本道経会事務局に勤務されて想うこととしてお話がありました。

現代はかつての体験が生かされない時代になってきており、本物でなければ生き残れない時代になっている.
日本道経会ではモラロジーの受け止め方・考え方の学問に添ってどのように会社を持って行きたいのかを考え、
社長自らが勉強し、それから社員に勉強することを勧め、小さな仕事を馬鹿にするからミスにつながる、
自分に原因があるという考えに至ることで理解できることがある。すなはち人を造り、社員の品性を高めることに重きをおき、
品性は急に身に着くものではなく、会社も急激に発展するものではないので、一時的な経営をもとめるのではなく少しづつ少しづつ発展し、
能勢様の実体験から能勢様の想う理想として、社員が退職する時に“この会社で仕事して良かったな”と
言われる会社になってもらいたというお話がありました。

また、これからの日本道経会は本部、支部が課題を共有して行ければとの考えと、
会員が一社一名で良いのか
(後継者が50才を超えた時の受け入れ先がなくなる)など、
更には年2回の道経一体経営講座も開催されているので、自分を見直す機会として受講の勧めもありました。

最後に道経一体経営が良いとかは、自分で考えて下さいとしか言えませんが、人間はだれでも支えがほしく何を支えに
判断するかの指針がほしいものです。一緒に勉強して人の役割、自分、他人、地域とのかかわりを見つめて全ての幸せを考えて行きましょう。
皆様が健康で永く社長を続けて行かれることを願って終わります。と挨拶がなされました。
能勢様ご自身が経営者であり家業の破綻という辛苦を経験されておられ、従業員の再就職先、清算終結、
ご家族ご自身の身の振り方まで、語るにも辛いことばかりだったこととご推察いたします。落水副代表幹事の挨拶の中に
2年前の雲仙での光景がまざまざと蘇ってきて“息子に聞かせてやりたかった”の言葉が心に残りました。

例会後の懇親会では余韻もさめやらぬまま、例会出席向上委員長馬場様から本日の出席者も多いようですが
3分の2には至っていないと思いますので出席率を上げるように頑張りますと力強く挨拶もあり、
道経会に入会後公私にわたって好調です。
とのことでした、多くの会員皆様から同様の声が聞こえることが能勢様始め日本道経会会員皆様の願いでもあると考えております。
大変有意義な6月例会となりました。

                               広報委員長 赤波江 孝信 

「5月例会報告」
日本道経会長崎支部例会が5月19日午後6時30分よりセントヒル長崎で開催されました。

 今月はMI人材開発研究所代表で元デンソー技研センタ顧問の今枝誠様をお招きして

 「私のビジネス体験と人生行路」と題しましてご講演いただきました。

 日本経済発展の中核を担う自動車産業で電装部品開発の最先端でご活躍された今枝誠様の講演ということでオブザーバー参加も含め多数の出席がありました。

 レジュメにそってのお話しとなりましたが、まずMI人材開発研究所の名称についてのお話です。

 21世紀の個人も会社にとっても大切なキーワードとなるであろう  M = モチベーション ・ I = イマジネーションとMakoto  Imaeda のイニシャルMIにかけて

 MI人材開発研究所となったお話しから始まり、ご自身が生まれた昭和24年に日本電装がトヨタから独立して設立された年であり、デンソーで仕事をするために生まれてきたようだとデンソーに

 対しての愛社精神が伝わってまいりました。その中でも、今の自分があるのは【電通中興の祖:吉田秀雄】が掲げた(仕事十訓)のおかげだと話し、新入社員の時にノートに書き写し毎日読んで

 自分に暗示をかけて仕事に取り組んでこられたとのことでした。

(抜粋させていただきます)

 1.仕事は自分から「創る」べきで、与えられるべきでない。

 2.仕事とは先手先手と「働きかけ」ていくことで、受け身でやるものではない。

 3.大きな仕事と取り組め。小さい仕事は己を小さくする。

 4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

 5.取り組んだら「放すな」、殺されても放すな、目的完遂までは。

 6.周囲を「引きずり廻せ」、引きずるのと引きずられるとでは、永い間に天地の開きができる。

 7.「計画」をもて、長期の計画を持っておれば忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。

 8.「自信」をもて、自信がないから君の仕事には迫力も粘りもそして厚みすらない。

 9.頭は常に「全廻転」、八方に気を配って一分の隙もあってはならない。サービスとはそのようなものだ。

10.「摩擦を恐れるな」、摩擦は進歩の母、責任の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

11.(あえて加えるとするならばと前置きされ) ・・・・実るほど頭をたれる稲穂かな。

 世界一の企業になることを目指して日夜仕事に取組み、21の製品で世界NO.1シェアを誇る部品を供給し成功を収めたかに思われたところに、自己中心・放漫・不遜という過信から四面楚歌の

 状態で対人関係にひびが入り、家庭不和、過労から自立神経障害、ガンの発病(5回の手術)、子供の交通事故などと不遇に苛まれている時にモラロジーを勉強していた母親の叱咤で感謝の心を

 教えられ、息子さんの事故で息子さんと一緒に食事をすることで食事が摂れるようになり、父親の死により(年末に亡くなり正月2日葬儀)この間線香を絶やすことことなく傍に付き添い葬儀のあと薬

 無しで睡眠がとれるようになり、ご自身もモラロジーを勉強されてガンの治療の時に廣池博士の病床十訓を学び、ガン治療の最中に自分より過酷な人がいることに気づかされ、感謝することの

 大切さと、感謝することで変わることが出来、今では奥様とも仲直りができてラブラブですと嬉しそうに話されていたのが印象的でした。

 また、これからは個人も会社も大切なこととして、正しい心遣いと・考え方を持つことと、プロセス・創造性が求められると説いておられました。

 

 21世紀の新たな日本流ものづくり提案として  (20世紀 鉄道の時代から 21世紀 大航海時代へと変換していく)

  【 20世紀 】              【 21世紀 】

  How to         What,Why

     プロダクト中心     プロセス・マーケットの創造

  左脳の時代      右脳の時代

  モノの時代      知の時代

  便利な生活      心の豊かな人生

 21世紀のキーワードとして   

  会社力(モノづくり力)   = 人づくり(自分づくり)  × 価値づくり(目的価値)   × 物づくり(技術・技能)

  モチベーションとイノベーションを高め全員が三共(共感・共生・共創)の意識をもって、真理に基づく「正しさの追究」が大切で、正しさとは人間の品性を磨くことであり、

 正に「道経一体思想の経営の実践」であると結ばれました。

 懇親会の席では再びマイクを取られ、現状から5年後のビジョンを描きそれをどのように繋げていくかが大切ですとのことでした。

 興味深いお話しの連続でしたが一部だけを記させていただきました。今枝様がモラロジーを勉強され、道経一体思想の経営を唱えておられたことに、今枝様を身近に感じる事が出来ました  。

                                                  広報委員長   赤波江 孝信




「平成28年1月例会、恒例のマグロ解体報告」

平成28年1月例会、恒例のマグロ解体(今回で4回目)は下記にように開催されました。

平成28年1月23日18:30

場所:長崎市法倫会館北館

先ず代表幹事 多良氏より新年の挨拶が有り、念願の会員増強100名達成向け頑張ろうとの力強い言葉でした。

其の後今回のマグロ解体に際して、長崎大学八木講師より説明があり、国内生産の養殖マグロが
長崎県五島でなされており、其の漁獲量は
天然マグロ漁獲量をはるかに超えており、
取引には豊田通商、三菱商事参加、将来は世界に五島養殖マグロの名前が世界市場で有名になることは
間違いありません。

その売上金額も相当な額であると力説されており、我々もその数字には大変驚かされました。

長崎はアジ、イワシ、サバ等のいわゆる あおもの魚には日ごろ大変美味しく頂いたいるのが実情です。

          

さて、早速見どころ、マグロ解体に入りました。今回は長崎支部副代表幹事 山道水産 
社長 山道氏がまず包丁を入れて、解体、それから本日お手伝いの
3名(内一人は当クラブ会員山口氏、寿司経営)
が同席、大きく捌かれたマグロを手際良く細かに切りこみました。

それを本日の参加者110名(家族、子供含む)のテーブルに配られ、八木氏の乾杯で、宴会が始まりました。

             

其の後、新入会員(互敬塾も含めて)の紹介が有り全員で祝福、又今月誕生日の方の誕生祝いもされました。
皆さん食欲旺盛で、次から次とマグロを食べて、日ごろ余り食べないマグロの味を楽しみました。

其の後、恒例のオークション に入り、当クラブ 松山氏(花卸業経営)がプロ顔負けの口調で競が開始、
会員、特に子供さんたちが力強く
競落としていきました。

あっと言う間にすべてのマグロは競落とされて、興奮も落ち着き、お開きの時間となり、
最後に
山道副代表幹事の3,3、7の3本締めで、今回の例会を無時終えました。

外は小雪が舞い、想い出に残る新年例会でした。
以上 pr]委員長 上田正利




「第8回文化講演会」報告

「11月日本道経会長崎支部8周年記念文化講演会は下記の様に開催されました」

平成27年11月10日18:30

場所-長崎新聞社文化ホール

特別講演講師ー奈良 法相宗 薬師寺管主 山田法胤師

演題ーブッダに学ぶとらわれない生き方

我々はまず 法相宗とはどのような教えなのか知る必要があります。
又 国内にはどのような宗派があるのかを知らねばなりません。

法相宗の始祖は中国の唐時代の高僧 玄宗三蔵で、中国に伝えられ、彼の弟子 慈恩大師 
 基によって法相宗が開かれました。
法と言う語は物質を表し、相は心理的な印象を示す。
音を聞いたときに不快感を生じたとする、その音は法であり、それによって生じた不快感は相です。
この二つの項目は決して一対一対応ではありません。同じ音を聞いても快感を感じるときもあるからです。
こうしたことから一つの項目から生じ得る様々な項目を考えながら、この世界を分析、分類しながら明確な倫理で考察し世界の真相を説明する。
仏教学の基礎と言われるのが唯識の教えです。法相宗とはその代表選手ともいえるものです。
−以上は薬師寺のホームページから。
尚参考までやさしく解説したものを添付します。
又宗派は 真言宗、浄土宗、浄土真宗、本門佛立宗、融通念仏宗、曽洞宗、時宋、黄檗宗、日蓮宗、日蓮正宗、臨済宗、華厳宗、律宗、真言律宗、仏教系教団が有ります。
その他にもあるかもしれません。
さて 講師は現在の世相を通して様々な人間の考え方を語られ、その中で律を中心に生活している。
即ち、この言葉には法律、戒律[仏教用語)、律宗、
律令等ある、法相宗の考え方は能変、すなわち能動的(積極的である。
この自然の中で生かされて、先祖の御蔭で生きているわけですが、その恩恵を忘れて常識外のことを平気で行っている。
この識には常識、認識、知識、と言うように心の世界を現している。

所が無意識に状態で生活しているので、薫習(仏教語)せねばならない、すなわち我々の
dnaは親[父、母)から生まれて、その親にも両親がいるわけで、例えて一代 25年とするとその父、母は 2,416人いるわけで、10代としたら250年で何人になるでしょうか?
大切なのは先祖の血が脈々と我々の体内に入り込んでいると言う事を認識しなければならない。
 又我々は天皇の御蔭で守られていると事実を認識せねばならない、皇紀2675年で、天皇のもと、世界で日本だけである。
例えば秋には天照大神が祀られている神伊勢神宮で毎年神嘗祭(10月16日)が行われているのもこの事実を現している一つである私見ですが、われわれの生命はこの宇宙そのものと考えます。そう思えば生と死の関係もよくわかりますね。
即身成仏、煩悩即菩提[仏教語)
正しい信仰心があれば、釈尊の教え生き方で、仏教の世界で修業したら、成仏出来るそうです。
信仰心は疑ったらそれは信心とはいえませんよね

さあ、我々 凡夫の身は修行を重ねてこの自然に生かされてることを再度学びましょう。

広報委員長 上田正利


         

日本道経会長崎支部「第8回文化講演会」が平成27年11月10日に長崎新聞文化ホールで参加者490名にて盛大に開催されました。
講師にはマスメディアでご活躍されておられる奈良県の薬師寺管主 山田法胤師をお迎えして“ブッダに学ぶとらわれない生き方”と題しまして講演頂きました。

人間10代遡れば2,416人の父母がおり、人柄、家柄、お国柄となり日本人は米を主食とすることで怠けることが出来ない稲作りに励み、故に勤勉な民族となり得た。
現代社会においては、あらゆる発明において便利さを手に入れ“便利さが主婦をどんどんふとらせる”“歩きスマホは、前を見て歩いている人が避けて通りなさい”など人は自分の心に合わないことは変な事、
変な人と考えてしまう身勝手さがある生き物。

自分の変な意見だけが正しいのではなく。
以下、師の著書を抜粋させて頂きます。
“仏陀がおっしゃる「気をつけよ」は、人間はとらわれない心を忘れがちで、ついつい我執が出たり欲張りが出たり、いろいろなことがある。これには気をつけなければいけないよ、ということでしょう。
肩書きが偉いのではない、自分の人格がどこまでみんなを説得できとるかどうか。だからいつも気をつけてものをいわんとなあ、と思っています。そういうことがやっぱり、かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心なんです。だからお釈迦さんの教えや仏教の考え方をご紹介したあとで、皆さんに言う言葉は「気いつけなさいよ」「欲張ってはいけませんよ」ということになるでしょう。”
“欲張ってはいけません”三方善の精神で過ごしたいものです。
奥深いご講師に師も、まだまだ時間が足りないとおっしゃっておられましたが、あっと言う間に時間も経過してしまい、今自分も師の本をじっくりと読ませていただいております。
会場を後にするお客様の笑顔、並びに師の本をご購入されるお客様の数に今講演会の成功を実感いたしました。
講師の山田法胤師様には心より感謝申し上げます。
また、今講演会の馬場実行委員長を始め、若手を中心とした実行委員の皆様方の並々ならないご努力と会員皆様のご協力により「第8回文化講演会」が盛会に終えることが出来ました。
懇親会では馬場様から3年前の実行委員長桑岡様、昨年の野崎様もそれぞれにスピーチをされ、又これから長崎支部を盛り上げていかれる副実行委員長山口様、津野田様、小林様、3名のスピーチもあり、多良代表幹事を始めとする日本道経会長崎支部立ち上げに携わられた諸先輩方の根がしっかりと根付いているようで、感動を覚えました。
いよいよ長崎支部の会員数が100名目前となってまいりました。
更なる発展に期待膨らむ「第8回文化講演会」となりました。

広報副委員長  赤波江孝信

10月例会報告

 日本道経会長崎支部10月例会は15日、長崎新聞社文化ホールで、 講師に株式会社 ことほぎ
 代表取締役 白駒妃登美氏をお迎えして、テーマ
歴史が教える日本人の生き方ーで御講演頂きました。

  白駒氏は慶応義塾大学卒業後、大手航空会社国際線客室乗務員として、7年半、勤務、現在福岡に拠点を置かれて、
  結婚コンサルタント として、活動される一方ー博多の歴女ーとして、歴史講座を積極的に展開されてます。

  又数多くの書籍も発刊されてます。

  さて、この度は氏のこれまでの体験をもとに次の様な講話をされました。 

1.結婚後2度のガンに侵されて、幼い二人の子供のことを懸念、その苦しみを克服、生きることの大切さ、
  生命の尊さを感じた。

  この苦しいときに友人の励ましの言葉が自分の人生を変えたと。笑顔が無くてもどんなに不機嫌でも生きていてくれるだけでもうれしい

2. 子供のころから偉人伝を読んでいるうちに歴史書に大変興味を持ったー特に戦国武将に、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康等、

3. 歴史を通して、先人たちの歴史を知り、日本国の誕生を、古事記、日本書紀等から知ることが出来る。世界で日本ほど古い国の
    誕生、皇紀2675年
になる国は無い。  

4.その先人たちが残した歴史を知ることにより日本人の文化それは発酵文化であるー、
  すなわち産業革命はすでに鎖国時代からスタート  してた。
  原料を輸入して我が国の職人技で素晴らしい物を作り上げた。
  日本人の技術力と精神力が独立国家をもたらした。日本人の道ー武 士道、わび、さびの世界、日本人は常に道を求めて来た。

  英国の哲学者、アーナルド トインビー博士の言葉(3原則)ー

  理想をなくしたらダメ、心の姿を忘れる、自国の歴史を忘れるー日本人はこのことを先人から学び今に至っている。 
  この事はこの度明治時代の産業革命遺産に登録された事実を顧みて知ることが出来る。

5.戦国武将の活躍からして、いまの経営者に参考になる事例ー戦国時代の名将の一人、蒲生氏郷、信長の寵臣、
   信長の娘(冬姫)と結現在の会津若松の基礎を
築く。
  文武両道に優れて、わずか40歳でこの世を去った。
  彼は常に先頭に立ち敵に勇敢に突入する武将で知られ、その反面 和歌、宗教に理解があり、
  安土桃山文化を代表する文化人としても有名。
 

  常に苦しいときも、部下を思い、部下との絆を大切にした、(風呂を部下に入らせ、外で自分は火を焚いてた)現代に例えるなら、
  経営は数字ではない、目に見えないものを熟知、創業者の思いをいかに部下に享受、未来にその想いを継承しくか、
  この事を知ることが出来る。

  又三方善の経営をあらためて知ることが出来る。

  以上氏の情熱のある説得力ある想いが厚く感じ取れた講演でした。

  我々経営者も 新たに日本人として恥じることの無い、誇れる日本人経営者として更なる前進を致しましょう
  講話終了後親睦会に入り、落水副代表幹事の挨拶で、白駒氏とともに、高らかに乾杯した。

  又白駒氏は会員が購入した書籍の署名に忙しくまともな食事できないようでした。

  何時ものように会員同士の親睦が深まる中、今月の誕生日の山口氏を祝い、最後に原副代表幹事の閉会の挨拶で
  今月の例会無事終えることが出来ました。

  広報委員長 上田正利

   

9月例会報告

日本道経会長崎支部9月例会は下記のように開催された。

1.日時 平成27年9月10日18:00

2.場所 長崎新聞社 文化ホール

参加者ー56社

今回は道経会会長 田原道夫氏をお招きして、すべては品性からと言うタイトルで御講話頂きました。

まず日本道経会は平成17年4月設立スタートした、結成当時は会員 432社 現在 840社、平成26年
一般社団法人になった。

会長は既に5年間現会長職にあり現在に至っている。

会長の会社は昭和45年田原電機として設立、その後ソフテック代表取締役社長に就任今日に至っている。

人ずくりの経営をモットーに、良い社員が良い客を呼ぶー念頭に経営に携わってる。

さて、長崎支部の印象は、道経一体の経営で、学び、実践を、それが成果につながると言う普遍的な点からするとこの学びが

少し足らないのではと。手厳しい評価でした。反省!

さて総合的品質の物つくりで大事な点はー1.高い品性(何故必要かをかんがえる) 2、良いものを作るサービス

3。顧客と対面して、説明、販売すること4.自然に売れる

この中で良いものを作るサーバサービスに7つの要素がある。1.コストパホーマンス(高い価格でも良いものを)

2人に対するやさしさー心にフィットするもの。3.職人魂、4.満足感がられるもの5.エLガンス 6.象徴性

7.環境にやさしいもの。

以上の点を考慮して経営にあたると、品性が磨かれたものが出来、会社もそれなりに永続するものだ。

結論として、物マネでは負け! 

さて、我々経営者もまずは社内での 人材育成にもっと目をむけるべきではないでしょうか。

さて、講話終了後親睦会に入り、会長の乾杯で開宴、会員一同親睦を深めました。その間今月の誕生日に方にプレゼントがあり、

、短い時間でしたが楽しい宴席でした。今日の講演を身に感じて明日から品性のある経営に

頑張り結果を出しましょう。

以上

広報委員長 上田正利



8月例会報告

日本道経会長崎支部8月例会は20日開催、今回の議題は来年から始まるマイナンバー制度に関して

パネルデスカッション方式で、二人の講師
会員で弁護士、福田浩久氏と税理士、野崎地平氏、それにパネラーに原孝司氏

を入れて行われました。

先ずは

1.マイナンバーとは何なのー12ケタの個人番号のことで、日本に住み住民登録している国民や、外国人全員(赤ちゃんから大人まで)

に必ず割り振られます。法人は13ケタの法人番号が付されます。

これは一生涯使うものです。又変更されません。

何故必要なのー行政の効率化、国民の利便性の向上、公平、公正な社会を実現、を目指すという目的が掲げられている。

メリットは個人的に無し、奉仕のみ、強制的に、行政にはある。

2.何に使うのですかー社会保障、税金、災害対策の手続きに必要になります。又会社は社員の社会保険、税の手続きの際に、社員および扶養親族の個人番号を記載する必要が生じます、

  図書館利用や、印鑑登録証等地方公共団体が条例に定めるサービスにも利用できる。

3.では自分の番号はどうやって知るのー平成27年10月ー11月にかけて、市、区、町村から住民表を有するすべての人に、

  個人番号の通知カードが簡易書留で届きます。住所、氏名、生年月日、性別の4つにお基本情報も記載されてます。外国籍でも、住民票のある方は対象となります。

4.これについて何かしなければならないことはー会社は社員と扶養家族簿個人番号を収集し、厳重に保管管理することが要求されます。社員は個人番号を会社に報告する必要が出ます。

5.では実際にいつから開始ー28年1月番号法一部実施開始(雇用保険取得や喪失、労災保険給付、退職者の給与支払報告、税務の一部に関する手続きに個人番号の記載必要)

  29年1月ー番号法全面実施開始、個人の確定申告は28年分[29年3月提出分)法人の決算申告は28年1月開始事業年度分(29年2月申告以降)から番号の記載が必要になります。

6.個人番号カードとはー希望者のみ自己申請により28年1月より交付予定、顔写真、icチップ入り。

7.取扱い注意ーむやみに他人に提供することはできない。行政機関等に提供する場合を除き。

  他人のマイナンバーを不正に入手することや、他人のマイナンバーを取り扱う者がマイナンバーや個人の秘密が記録された

 個人情報ファイルを不当に提供することは処罰の対象になる。

会社での取り扱いに注意する点は

1.社員からナンバーが記載された書類(扶養控除等、申告書等)を取得する。この際使用する内容を説明すること。

  源泉徴収票作成、健康保険、厚生年金保険届出事務、雇用保険届出事務に使用。

  社員からマイナンバー取得したら個人番号等で本人確認を行う。

2.鍵のかかるところに大切に保管すること。

3.マイナンバーが保存されてるパソコンをインターネットに接続する場合は最新のウイルス対策ソフトを入れておくこと。

4.マイナンバーを取り扱う社員を決めておくこと。

マイナンバーが記載されてる書類等を外部の者に見られたり、机の上に出しっぱなしにしないこと。

マイナンバーを書いた書類をそのままゴミ箱に捨てないこと。

5 退職所得の受給に関する申告書等、。退職する人からもらう書類にマイナンバーが含まれてる。

  其の際、マイナンバーを取得した場合の本人確認はマイナンバーが間違ってないか過去の書類を確認すること

以上のような内容でしたが、同時に一番大事なのは個人情報漏れをいかに監視、防ぐか大事な問題である。漏洩は大半が会社内部から。外部からは

それほどはない。大企業は徹底した管理体制を取ってるが、中小ではまだまだで、管理体制を今後とも十分とる対策が大事である。

今回のマイナンバー制度も来年からスターするわけだが今回の講義を復習し、今後の会社経営を見直す必要が大事であると思います。

広報委員長

上田正利

 





「道経一体セミナー」

  平成27年11日日本道経会長崎支部のー道経一体セミナーが佐世保のホテルローレライで、開催されました。 参加会社ー長崎地区 44社、佐世保地区 4社、オブザーバー 37社、合計85社の参加で会場は熱気に包まれておりました
さて、今回は講師に次の二名の方に参加して頂きました。
1.モラロジー 研究所 社会教育講師 永冶達彦氏、2.モラロジー研究所社会教育講師、MBI 原孝司氏
早速 長崎支部 副代表幹事 原氏の開会挨拶が有り、その後永冶講師によるー道経一体と品性資本の経営ーをテーマに講義がありました。
先ず最初にマクロ経済的に見て、最近の世界情勢、日本情勢の話があり、中国の急激な株安、バブル崩壊、ギリシャ債務不履行でユーロからの離脱かと時代環境が大きく変化してる。
又、国内では安倍総理のかかげるアベノミクスのが一段と加速しておる、エネルギー革命が、原油安、金利安日銀の金融緩和の続行、円安で中国人の爆買い、海外からの観光客の増加での経済効果等等。 
又日本経済も現在の最大の問題tpp交渉での農業改革ー海外からの投資の増加の効果、大企業による海外役員の受け入れ、法人税減税高いのはアメリカ、日本のみ。電力の自由化等更なる経済の右肩上がりが期待される。 
このような環境の中で、益々経済のグローバル化、IOT革命、カテゴリーキラー(山田電機の問題、アマゾンの存在)、人口減少による人手不足、これによる賃金の上昇等、このような中で我々は変えてはならないものー経営者はそれは伝統を重んじて、何を実行するのか、後継者選びをどうするのか、またまた孫までにも永続させねばならない長期的なものの考え方が大事である。変える勇気も大事であると。 
続いて、原講師による三方よしとは、その語源はー近江商人から来ている言葉ー売り手よし、買い手よし、世間よし、廣池千九郎博士は自分よし、相手よし、第三者よしと、まず徳を最優先させるべきだ。それを実行して大成長遂げてる国内企業の紹介ーハセトラ、ダスキン、ハウステンボス経営者の動きが大事、企業の大事な役割は、社会に有為な人材の育成ー良い社風を作ることーまずは自分つくり、品性成長が社徳の向上に、会社繁栄につながる。
経営者はまず確たる目的を、又現況を厳しく見る、このギャップはもちろんある。
しかしその動機、理念を持つことが大事。
既成概念にとらわれないこと。

小さい企業でも最大の利益を上げることが出来る。
 以上 経営者の義務として、西濃運輸創業者
田口利八氏の言葉より基本的には従業員とその家族をすること、第一経済問題、2、その企業に働いている誇りを持つこと、3.将来性があることそのためには会社は常に繁栄して行かねばならないー 
我々もかここに業績が良かったことばかり話をしてはダメ、、本当に栄えて組織の特質はそれをそれを榮させたものを捨てて、新たに始める意欲があることが。 
このような話を聞いていると人には一長一短あるが企業経営者は自分の短所を是正する努力をせねばならない、場合によると自分の性格からして慎重しすぎて石橋を叩いても渡らない、是が禍しいて、じり貧状態になり、盲目になり経営失敗になるときもある。
失敗は成功のもと、我々経営者も先ずは人つくり、品性の向上めがけて、儲かる企業を目指そう。 




                                             以上
広報委員長上田正利

                                           

         

 

 今回の、お二人の講師の講義は、会社を経営する上で重要なヒントを得ることが出来ました。
原講師は、色々な会社に訪問されたときその会社がどういう会社か一瞬で判ると言われました、
わが社は、どんな会社だろうか お客様が来られたら社員はどう対応しているか、
はたしてお客様の満足度は何点だろうかと考えてみますとあまり良い点数ではないみたいです。
経営者が明るく楽しく社員に感謝してお客様に感謝して手本を見せれば永冶講師が言われた「物を造る工場はつまらない。
人間を造る工場でなくてはならない。」との教えに少しは近づきたいものです。
又、講師は、ニユーヨークで東邦アメリカ社の副社長の地位の時、
会社の倒産を経験され苦しい思いをされましたが、
その二年後、貿易センタービルのテロ。もし会社が倒産していなかったらあのビルの富士銀行に行って仕事をしていた。
一番大切な命だけは助けられたと言われ現実大肯定、全てこれで良しという考えの大切さを話されました。
今、自分に苦難が出来沸いた時、良しこの苦難をどの様にして乗り切るか楽しいなと思わなくてはいけないと強く思いました。
又、イチロー選手が父親から「お前ひとりでプレー出来ないよ」お陰様という感謝の心で今もプレーされている事。
ハウステンボスの社長が、作業着でニコニコして濡れたビニール袋を自分のポケットに入れられた。
お客様に喜んで頂きたいという社長の心が見えました。
という社員さんの今後の働き方を思う事が出来ました。
最後に、廣池博士が言われた「社長というものは儲けることに心を配るより、
従業員が幸福になることの力になってやることが慈悲であります」との教えに明日からの我が社の経営に多く取り入れ、
心がある会社経営を誓うものです。

         広報委員   ニコット・サービス(有) 江口陽一


一般社団法人日本道経会長崎支部
6月例会報告


平成27618日に田中町の卸センター会館で6月例会が開催されました。

例会に先だって夕食が運ばれてきました。

待ってました。印束商店様の海鮮丼、多良会長の食が進み過ぎやしないかと心配になるくらい今回も堪能させて頂きました。先月お店の方にもお尋ねする機会があったのですが、釣り好き、魚好きの人間にはたまらない魚種が豊富に取り揃えられており、鯛、アラ、スズキ、にべ、尾長、あらかぶ、ヤガラなどなど見るも楽しいお店でした。皆さんも是非の覗いて下さい。

あまりに美味しかったので真っ先にお知らせ致しました。 

さて、今回は経営研究所ワンナップ代表で長崎支部副代表幹事の原先生の講話で

「時代は変わった!新しいことを考える出す時代」〜際立つ魅力をつくりだす〜

と題とましてお話頂きました。

さまざまな視点から変化すること、変化していくことの重要性について考えさせていただきました。

新しい人材の新鮮な感覚、日頃の習慣を変えてみることで見えてく来る新たな発想、企画、うつ病の人が病まで克服できる程の
パワーとも成り得ることにつながる変化。

さらにはプライス サービス「お金では買えないほど極めて価値があるもの」「〜ならのつく仕事・販売」あなたの作るものなら・そちらの店で売っているものなら・・・・

お客様の立場に立ち、真心込めて買って頂くと言う姿勢が信用てなりお客様から「〜ならにつながっていく第一歩」
と感じました。

今回は自分の体験発表の余韻で、ぼーっとしており貴重なお話大分聞き逃してしまいました。
原先生すみませんでした。連載が始まる「道経塾」楽しみにしております。  

                    広報部副部長 赤波江 孝信



平成27年5月14日18:30より開催。                                             

副代表 山道英司氏の開会挨拶後、今日の講演のテーマ:ー地域への貢献、経営者として市民としてー

この度講演をお願いした野母商船株式会社 代表取締役社長           

村木昭一郎氏によるものです。

先ず最初に、自己紹介が有り、長崎で出生、小学、中学、高校は地元長崎で、大学は東京大学経済学部を昭和61年10月卒業、

その後、キャノン株式会社入社、3年後現在の野母商船に入社され、平成22年7月代表取締役代表社長に就任、今日に至る、

それから、会社創業は1916年12月、来年で100周年を迎える。

社業は 海運業ー航路は長崎ー三菱香焼工場、長崎ー伊王島高島、この2航路は高速旅客、博多ー上五島(特に貨物主体、次に乗客)是はカーフェーリ。

陸上では 運送業北松通運株式会社、

 現在の経営状況は、最近では三菱の客船建造で、工員送迎が頻繁で多忙極めてる。離島航路は時代の流れで、人口減少、経済環境の悪化ー燃料高騰等で

経営困難で、国、県からの補助金で経済的にサポート

して頂いているのが現状。

過去にパチンコ業、リネンサプライ会社、ホテル業を経営したが、財務処理を目的に処分、その業務から撤退した。

このような過去の会社経営を振り返り、経営者は常に経営とは、企業とは、利潤は、 投資にあった利益確保が出来ているか、

無理な投資は実行してないか等を十分頭に入れて、なおかつ利潤を最大にするには会社従業員の適材適所配置も重要、

絶えず 経費の見直し、利益の確保を念頭に置くべきである。

 一方、会社は世間に生かされてる、世間との人間関係も大事である。これは地域との関係も同じであるし、社員への貢献もそうである。

 以上一番大事なことは現状を直視すること、敏速な判断力を見に付けること、常時 財務、経営の見直しをすること

この三点を村木氏は強調されました。

我々企業経営者も再度自分の会社の財務、経営内容を厳しくチェック、必要であればすぐ計画のやり直し。敏速な対応をやりましょう。

会社の運命は経営者にかかっていますよ! 

村木氏が印象に残る言葉はーアメニモメケズ。。。−宮沢賢治ーさあ 本を買って読みましょう。

あらゆることに自分の感情を入れずに、物事を客観的に考えましょう。

19:55講演 終了後、懇親会に入り、村木社長の乾杯のご発生で会員一同宴に入りました。

酒の力で、それぞれの意見交換が活発に行われ、又会員今月の誕生日お祝いもあり、盛況の中に無事例会、親睦会も終了いたしました。

最後に中々景気回復も思うように肌に感じません。最も職種によってはそうでもないかも。取り巻く経済環境を短期、長期に

直視しましょう。 

pr 委員長   上田正利



平成27年度支部総会報告 

平成27年総会は下記のように開催されました。  平成27年4月23日18;30 長崎新聞社 文化ホール アストピアで開催。

参加者 58社、司会は山口氏、議長 上田

開催に先立ち 副代表幹事 山道 英司より挨拶がありました。続いて審議事項に入り、26年事業報告、決算報告 

それぞれ松山氏、樋上樋上氏よりあり、承認されました。又監査報告が浜中氏よりあり、是も承認されました。」

 又27年度事業計画案、予算案の報告があり、是も承認されました。

これをもって平成26年度総会は無事終えました。

27年度も更なる会の発展を目指して頑張りましょう。

 其の後pr委員長 上田が今年3月2日から6日まで、皇居勤労奉仕団に参加したことの報告がありました。

奉仕の経緯は昭和20年12月戦争で荒廃した皇居内清掃は宮城県の農業団体より始まり、今日まで続いていること。

今回は長崎県モラロジー協議会奉仕団体

30名で参加、皇居内を清掃、その間 皇居内の宮殿、宮内庁関係の散策、、宮中三殿内清掃(一般の団体は入れないーモラロジー関係は特別)、

二の丸、三の丸、内清掃、

又赤坂御苑内を訪問、ここでは皇太子殿下に謁見お言葉を賜った。又苑内の散策ー春、秋の園遊会の場所等の説明がありました。

最後の6日清掃を終えた後、天皇陛下、皇后陛下に謁見お言葉を賜った。最高の感激でした。 

近い将来道経会でもし機会があるのであれば是非参加、貴重な体験をして頂きたい。  

其の後親睦会に移り、会員それぞれが新たな親睦を深めました。その間新入会員の紹介、誕生祝い、落水氏が

新しい製品を発表、又新しい店舗を開設したと発表がありました。益々のご発展お祈りします。

盛会のうち時間も経過、落水氏の万歳三唱で閉会となりました。   

                                      以上    pr 委員長上田正利





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1.平成27年10日第4回恒例の鮪解体ショーが盛大に開催されました。参加者は106名、早いものでもう4回目です山道水産 社長 山道氏の見事な包丁捌きで、あれよあれよと59キロのマグロが解体されました。山道氏他4名の職人が手助けをされ、大トロ、中トロ等と細かく切られて、参加者全員で大変おいしく頂きました。又マグロの重さをあてるゲームで、なんと8名の女性がみったし59キロと見事に当てました。
さすが女性、食感が鋭どいですね。
その後マグロのオークションがあり、 次から次にと競落とされました。
驚いたことに12歳の男子が次から次と競落とし大人顔負けの腕を見せ、会場を沸かせました。男子は会員の息子さん、父親の教育がよかとでしょうね。  誰の子?
2時間余りの解体ショーでしたが本当に皆さん満足だったでしょう。皆さんの希望で来年も開催されるそうです多くの参加者を募りましょう。



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「11月例会の報告」活動報告写真
日本道経会長崎支部例会は平成26年11月13日田中町事務所で開催。講師に税理士法人 波多野アンドパートナーズ会計事務所 代表社員税理士波多野徹氏を招き、相続、事業承継の考え方と言うタイトルで講演頂きました。
内容は
1.相続にあたり、まず自分の問題として考えてもらうこと、自己をよく見
  ることー現状把握と何を知ってもらいたいか、長崎人は一般的に消
  極的、恰好ばかりをきにしてる。すべてを話していただかないと回答が出来ない。
2.争族、争続にならないためには、自己のルーツ、親族のルーツヲよく知ること。自分の父母、祖父母、曾
  祖父母、自分の子、孫、祖孫等、 自己の意向をよく確認する、自社の課題、家族の心情、課題を、自
  分の財産の現状を知ること―自社株、預貯金、有価証券、不動産等、債務、連帯保証、[これは要注意
3.継がせる人の意志の確認、遺言制度―公証人役場で取得、是が一番良い、ボケないうちに実行するこ
  と。  相続人がいない場合はどうするのかー十分考えておくこと。
4.経営は生き物だから、ー経営権、経営責任、経営のリスク、財産権―後継者が決まれば、相続人への
  教育をよくすること。会社の経営診断ヲしかるべき機関に依頼して実態をよく知ること、ISO取得もその方
  法の一つ。
5.相続対策は専門家に相談ー税理士、弁護士、司法書士、土地家屋調査士等公的制度に。
 最終的に、後継者をまずだれにするか決めることが大事。それに対する基本的対策をとる。いないとき
  はどうすするか今から考えておくこと。
以上色々と説明されましたが、経営者の年齢に関係なく日ごろから十分考えて行動すべきだと痛感しました。今日からすぐ対策をー頂いた資料をよく読み理解できな時はすぐ波多野氏に連絡、面談するようにしましょう。                                       以上  PR 委員長 上田正利


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『第7回チャリティー講演会の報告』

 日本道経会長崎支部は支部7周年記念チャリテイ講演会を平成26年10月22日特別講演講師に中国問題評論家 石平氏をお招きして、ー危機に瀕する中国経済と日本ーと言うタイトルで講演をお願いいたしました。
その内容はこれまでの中国経済の発展は構造的消費不足の中でたとえて言えば、2台の馬車に乗って大発展を遂げて、世界で第2の経済大国にのし上がってきた。それは輸出と投資である。
輸出では低賃金と低コストを武器にして、世界の工場と言われるまで成長、発展してきた。世界中にメイド イン チィナのブランドで世界制覇を成し遂げてきた。しかし2009年アメリカで起きたリーマンショックでアメリカ経済は大危機に直面これが世界の経済を第混乱におとしいれて世界的な景気悪化を招いた。
このよう中 中国経済もその影響を受けたが、中国政府の大胆な金融緩和で資金を国有銀行を介して、市場に流出させ、国有企業、中小企業に資金が回り、経済も他国に比べて発展してきた。又贅沢な資金は不動産投資に回りインフレ経済に突入した、だが2011年頃から物価上昇を当然招き、低コスト、低賃金と言う武器も次第に薄れ、経済も次第に斜陽が見え始めた。当然不動産バルブ兆候が見え始めた。このような中政府は金融規制政策を取り始め、資金は国有銀行から大企業のみに資金が回り、中小企業には回らなくなった、そのような中闇金融(高利貸し)−シャドーバンクに資金を求めたが、金利が高く、返済に困り、企業倒産が出始めた。                
このように中、今年の中国のgdpも今年7−9月前年度比 7.3%増で、5年半ぶりの低水準であった中国経済の鈍化は世界的な景気悪化の要因ともなる。不動産バルブもうすでに始まり、バルブ崩壊に落ち込んでいくことに間違いない。このGDP成長率が減速した背景には習近平政権が成長より量よりもシャドーバンキング退治等の構造改革を優先させる質の追及に軸足を向けたことがあるとみられる。
いずれにせよ、中国経済の低迷は世界の経済野景気に大いに影響するわけである。これからの中国経済は金融監督当局の目の届かないグレーな融資が不良債権が山となって金融危機を招かないよう改革を急ぐはずである。結論として、中国経済は拝金主義、倫理無き投機経済で成長してきたと言える。 さて、日本はこの現在の中国と今後どのように向き合って行くか、経済では一つはもう低コスト、低賃金ではないので、東南アジアに目を向けるべきである、例えばベトナム、インドネシア、インド等。中国市場はリスク大、デイメリット大 もう市場も低迷してる、この点をよく見極めて行くべきである。習近平政権下ますます軍事的に威嚇行為をし、領土問題等で日本、東南アジア諸国、ベトナム、フイリッピンとも摩擦を起こし、中華帝国を目指して進むことは間違いない。世界は私のものと、中国とは或る程度間を置きて急がないで付き合うべきである。 講演の後は石平講師を囲み懇親会にはいり、和やかな雰囲気で楽しく過ごしました 。以上長崎は一番中国に近いわけですから、政治的な関係は別として文化、観光、教育方面で長い付き合いを間をおいてやりましょう。


日本道経会長崎支部チャリテイ講演会での収益金の一部を平成26年12月3日社会福祉法人 長崎市社会福祉協議会に
事業助成金10万円 (当日の募金額47050円)として寄付致しました


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  活動報告写真「9月道経一体セミナーの報告」
 一般社団法人日本道経会長崎支部主催道経一体セミナーは平成26年9月20日長崎新聞社文化ホールで開催されました。
講義のタイトルは繁栄と永続のためのビジネスモデルの創造
この度は講師に次の方をお招き致しました。
宮崎の坂元 耕三氏ー株式会社ヤマトボーン 代表取締役  千葉県柏市より、モラロジー研究所社会教育講師、生涯学習本部企画部部 永冶達彦氏
1.坂元講師には道経一体と品性資本の経営、人づくりの経営について講義をされました。
  道徳一体の経営とはそのすべての根本を人間の品性に置いている。品性を第一の資本金を第二の資本としてる。
企業の目的は人づくりである。最高道徳格言よりー事業誠をつくし救済を念となすー一般に事業は人なりと言われるように物や金が人を動かしているのではなく、人が物や金を動かしている。事業のは繁栄と衰退は人間にかかっている。
人生には盛時と衰時が合うことを自覚し、今日の成功や幸せは多くの人々のおかげである事を感謝すべき。
経営の永続は基本は経営者の資質ある品格を必要とする。
特に社員教育のり方が重要、社員は道具ではない。人間を目的にし、事業を手段とする、経営者が社員の親になること、づながる力である。
又坂元講師が新たに取り組んだ新事業の紹介がありました。それはバイオエネルギーを生かしたグリーンバイオマスファクトリー呼ばれるもので、宮崎の未利用の森林資源の廃材を利用してボイラー内で高温、高圧で蒸気を力として、最終的に発電させるものである。
それを九州電力に供給する。もちろん九電が購入する。この事業については国の補助金制度があり資金的に保障されたものであり、何とも魅力ある事業である。
氏によれば何事も新規事業に関しては最後まであきらめないで挑戦することが大事だそうです。
我々も、人生、経営に関しては万事足場を固めて、前向きに挑戦すべきである。
儲けると儲かるとは意味が違う。儲けるとは結果をあてにしてる。これは一般的に経営者も社員もよく思う気持ちである。                
2.永冶講師には、顧客づくり、モノづくりと致富の経営、歴史づくりの経営について講義されました。
 モラロジーは開運の学問ー廣池千九郎博士のことばより、人間にはだれにでも運命というものがある。良い運命の人は何をしてもうまくいくが悪い人は何をしてもうまくいかない。人間はまず運命が良い人にならなければならない。人間の運命はその人の心使いと行い、すなわち品性よって良くもなれば悪くもなる。モラロジーは開運の学問である。
企業には成功、失敗はある。それにはそれなりの原因がある。失敗はその結果である。企業の継続には儲かる運命を作ること―会社と社員が一体となって。そのためには、道徳一体の経営ではいたずらに低価格では商売しないこと。
1.良いものをつくること  2、薄利多売ではなく、厚利小売で、 3.よく顧客に納得いくまで説明すること。
この3つを実行したら、3年で運命が開くそうです。
又問題にしなければならぬことは、PRODUCE(製造)PRICE(価格)PLACE[場所)PROPAGANDA(広告、宣伝)いわゆる4Pを念頭に置くべきである。 企業の目的は顧客の創造である。−会社には7種類のお客様がいるー
潜在客、見込客、新規客、再来客、固定客、得意客、フアン客ー客の気持ち段階をよく考えること。関係が深いほどよく売れる。 大事にしたい顧客観ーお客様との御縁、お陰様でと言う思想、お客様に育てていただくという思想、おもてなしの心、顧客は自分を写しだす鏡という精神、すなわち品性を高めることである。
イノベーション(革新)こそものづくりの使命ーキッコウマンの例を引かれて、企業の継続には新たな顧客創造がが不可欠である。物づくりが芸術と異なる点は発想の原点が人間のニーズにある点です。
経営者が困難な状況に直面しても、自ら掲げた目標を必ず実現するんだという信念をもち、継続的にイノベーションの機会を見つけばならない。不撓不屈野精神を持って目標の実現を目指すこと。
一番大事なことはすべてに正直であれ、感謝、報恩をわすれないことである。 最後にモラロジー経済。経営法、要点対比表で一般経営とモラロジー経営、経営法の相違を説明され、最高道徳的経営の三方善、忠誠努力して、要求せず。末広がりの経営、這いあがる方法を学びました。講演会後親睦会に移り、両講師を交えて楽しい宴会、親睦会に入りました。   以上PR 委員長  上田正利


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 活動報告写真「8月例会の報告」
 平成26年8月28日(木)18時30分より日本道経会長崎支部事務所2階(研修室)で8月の例会が行われました。
初めに、代表幹事の多良龍一より挨拶があり、その後ワンナップ代表 原孝司講師の
「無から有を引き出すリーダー力」〜小規模だからこそできること〜 というテーマで行われ、はじめに、タダでお客様に出来るサービスを10個言えますか?と言う質問がありました。 笑顔、挨拶、清掃、提案、etc お金を使わずにすべき事、今出来ることをまずやってみること、そうすることで、人が集まり、人と人との繋がりができ、仕事にも繋がっていくと言う事を学びました。 他にも、いろいろな事例を交えながら、たくさんの成功例を聞き、実りある講義でした。
講義終了後、9月20日の道経一体セミナーのご案内を矢ヶ部さん、10月22日にありますチャリティー講演会のご案内を野崎さんの方からあり、どちらも多くの参加者が来るように皆様のご協力をお願いします。という報告でした。
その後、立食での会食があり、今までは講義前のお弁当でしたが、今回は、講義後の食事だつたので、ゆっくり、話や名刺交換が出来盛り上がったところで閉会しました。
道経一体セミナーやチャリティー講演会で多数のオブザーバーの方に来て頂き一人でも多くの会員入会に繋がるようにがんばってイベントを成功させましょう!
              例会副委員長  山口年彦
 
今回の懇親会は、会員の「魚荘 グランドパレス諫早」さんよりケータリングさせて頂きました。とても美味しくアルコールは出せませんでしたが楽しく話が弾んでいました。  誕生日のお祝いもさせていただきアッと言う間のお開きになりました。

一般社団法人 日本道経会長崎支部活動内容

「野外例会の報告」活動報告写真
 
 恒例の野外例会を8月23日“あぐりの丘”にて開催しました。互敬塾会員の方々に運営をお願いし今年も楽しく行われました。お天気を心配しましたが、バーベキュー大会には恵まれすぎる天候の中小さい子供さんも含め50名もの参加者でした。 多良代表幹事、植田互敬塾支部長の挨拶の後早速頂きました。
今年も、山道水産さんより干物、増崎乃パンさんよりドーナツやお菓子、多良青果さんよりスイカ、丸信さんよりビールを頂き皆で賑やかに美味しく頂戴しました。中心となってお世話頂いた植田氏、浜中氏、またご家族の方々。M田氏、加藤氏も少しの時間でしたがお手伝い頂きました。御苦労様でした。後片付けもスムーズに行えました。御協力に感謝致します。有難う御座いました。
 

一般社団法人 日本道経会長崎支部活動内容


  「7月例会の報告」活動報告写真
   一般社団法人日本道経会長崎支部 7月島原移動例会は12日雲仙富貴屋旅館で、18:30より開催されました。
今回は 三重県支部より9名、、福岡県支部から4名の参加を頂き、例会前に意見交換会を致しました。
交換会では 三重支部代表幹事 清家氏、 福岡県支部代表幹事 平木氏、多良長崎支部代表幹事から、現状活動報告があり、問題点、会員増強のあり方等真剣な意見交換がなされ、各支部の今後の発展につないでいくとの固い決意で交換会を終えました。
その後18;30より、日本道経会 事務局長 能勢千晴氏より、 ー道経一体の企業経営を学ぶー
のタイトルで、講演を頂きました。
内容は能勢氏の経験、すなわち 能勢家代々に書店、楽器店を展開してきた多田屋の経営破綻から5年を経た今、その人生はなんだったかを回顧され、それはまさに、悪戦苦闘して会社清算をした経緯を、氏が体験した生なましい、血と汗での格闘物語でした。
会員皆さんそれぞれこの話を聞き、色々と考えさせられる事が多かったかと思います、会社経営の反省、明日は我が身か等等 ―私は私見ですが、最高道徳の格言の次の言葉を思い起こしました。
1.原因を追わず、前後を図る。
2、苦悶の中に自暴自棄せず。
3.大事には能く耐え小事には怒らず。
4.創業にも守成にも苦労して人と愛す。
5.途中困難最後必勝
人生いろいろと歌がありますが、まさに我々の前にはいろいろなことが立ちはだかってます。
未来に向けてに能勢氏の体験を各人が思い起こして、企業発展にさらに挑戦、勝利者になりましょう。
能勢氏の今後のさらなる飛躍を会員一同お祈り申し上げます。
その後8時より、親睦会に移り、三重県支部、福岡県支部の参加者との交流を深め、9時30分楽しい中に閉会しました。

「ゴルフコンペ開催」
7月12日(土)9時スタートで開催されました。今年は、お天気に恵まれ気持ちよくコースを回れたようです。賞品の協力も頂きました有難う御座いました。

一般社団法人 日本道経会長崎支部活動内容


 『6月例会報告』活動報告写真
平成26年6月12日道経会事務所で二度目の例会を開催した。
最初に代表幹事多良龍一より開会の挨拶があり、家庭における子供えの考え方ー子供は天からの預かりもの、この宇宙からの授かりものでるとしてとらえなければならない。
ここ数年親の子供への虐待は増すばかりです。子供は宝です。人口が減る一方の日本の中で子供への考え方を我々は真剣に考えるべきですね。
さて、この後本日の講話に移り、講師の村田社会保険労務士事務所 村田久雄氏より、これからの労働時間法制の動向と言うタイトルで話がありました。まず雇用主として法廷労働時間、労働協約、就業規則、雇用契約に始まり、36協定の内容、時間外労働への対策、残業に対しての対策ー従業員はこれをほとんど給与の一部として考えてるが、果たしてそれが売り上げ増になり、つながっているのだろうか、もちろん、職種により、残業の内容は大分違うが、また年末、年始、休日出勤との関係、管理職は時間外手当がもらえないので、ともすると従業員の賃金が高い。会社はともすると彼らを管理職に昇格させ、時間外手当を節約しようとする。本来就業時間は決まっているわけであるから、その時間内で、与えられた仕事を終えねばならないのが普通であるが。
例えば我々の会社では、午前9時から午後6時まで、それは海外との時差があるので1時間余分に仕事をお願いしてる。
残業分は賞与で清算して、個人会社なので、組合はないので、それほど問題にはなってない。以上参考です。まあ、いずれにせよ、残業なしの組織にもっていければこれが一番です。
残業手当は頭が痛いことです。頂いた資料(40パージ)を再度読み直して今度の労使関係の改善に経営者は努力しよう。
その後、新しく社長に就任された方の紹介があり花束を贈呈しました。
平石建設の平石氏、横尾石材の松尾氏ー今後とも若いみなぎるファイトで、新たな事業を展開されること期待しましょう。
この後誕生日を迎えた方、多良氏に記念品贈呈、今後とも健康管理によりいっそう注意されて代表幹事の職務に励まれて下さい。(会員一同より)


一般社団法人 日本道経会長崎支部活動内容


活動報告写真 「5月例会の報告」
  5月22日19:00より原講師による講義ータイトルは 
      ー100%の顧客満足から 101%の顧客感動度へー

今回は場所を田中町の支部事務所に変更しての最初の例会でした。
さて、原講師からはいつものように明快な、爽やかな又冗談交じりの口調での話しで、内容は
1.商品の売買は人に説得されたいのではなく、納得、共感、感動更に感謝の気持ちで買いたい、売りたいです。

2.売り手買い手の信頼関係ー共感!大切であるー出来ない人がどのようにいいことを言っても心に伝わらない。 商品を売るのではなくマインドを売るのです。商品の内容は余り変わらない、相手は人間を見て買うのである。 医者と患者の関係ー診断するのは医者、治すのは患者、お互いの信頼関係で 良い医者が決まる。薬を3種以上与える医者はへぼ医者{私の私見)
最近のテレビでのコマーシャルニ内容の変化に注意 !売れ筋はどのような
PRをやってるかーパンパスのコマーシャル、飲料関係等など、ドラマも良いが
民放の各メーカーの広告合戦も我々零細企業の参考になるのでは、
新鮮な商品の開発、−買い手は何を期待してるー買い手の心理を見抜くー (私の私見)

3.今回の原講師の内容から結論として、売り手、買い手、又第三者お互いが共感することにより、お互いが感動し、感謝へとそれが仕事、商品の開発、生き甲斐の感へと進み、好運命につながると。
一番大事なのは、我々が勉強するのは物知り、知識者になるのではなく、それを知恵にかえ、仕事を大成功に導くことである。
品性の向上に励み、会社発展に頑張りまししょう。
最後に余談ですが、皆さんデイズニーランドに是非行きましょう、新たな発見が待ってますよ。
又商売に参考になる種が沢山まいてありますよ!


一般社団法人 日本道経会長崎支部活動内容


「支部総会報告」活動報告写真
  平成26年4月16日18;30より、一般社団法人日本道経会長崎支部の総会を開催しました。
今年4月より一般社団法人となり、最初の総会です。
現在 会員総数 76社。互敬塾会員 52社。
誓いの言葉を唱和して、副代表幹事 原 孝司より挨拶があり、その中で一般社団法人になりましたがその意味と、今後の活動をいかにするか等の説明が有りました。会員一同新たな意味での出発で、心新たにした次第です。
其の後早速審議事項に入り、事務局長 樋上より、
1.平成25年度事業報告、収支決算報告があり、了承されました。
2.平成26年度事業計画案、収支予算案について説明があり、了承されました。
其の後 野崎税理事務所 野崎地平氏から監査報告があり、了承されました。
3.役員改選で、事務局長 樋上より発表があり、一部改選され、次の方が新役員になりました。 
  事業委員長  桑岡 隆太 
  例会委員長  野崎 地平
  例会副委員長 山口 年彦
  親睦委員長  馬場隆幸
以上審議事項は全て了承さて、無事閉会致しました。
親睦会に入り、和気藹々の中で会員同士名刺交換等、食事、飲食に楽しい一時を過ごしました。
尚今回 二人の特別出演で、音楽演奏があり、一人はピアノ、もう一方はトランペットを、会員の中で数名の方が青春時代に帰り、元気よく、プロ顔負けのダンス?に汗をかいてました。新入会員の紹介があり、其々の自己紹介がありました。      会員の中に後期高齢者?すみません。元気に若々しく行動され、乾杯の音頭を取られました。勉強には年齢は関係ありません。やる気が大事です。 副代表幹事の 落水氏の万歳三唱で無事親睦会閉会致しました

一般社団法人 日本道経会長崎支部活動内容

「互敬塾勉強会の報告」活動報告写真
平成26年3月25日今年度最後の勉強会を開催しました。講師に、ストレスケア&サポートのオフィスたぐち 代表田口善弘氏をお迎えし13名の参加を得ました。「不安を乗り越える対人関係術~ストレスを栄養にする~」
をテーマに資料をもとに解りやすく説明して頂きました。
「具体策のヒント」として詳しく列記して頂きました。
心身のリラクセーションの必要性・・・意識の向け方
意識の向け方による改善
「主体性の回復」「関係性の固定からの離脱」「意識の動きの自由」「視野の拡大」
@結果を求めない。やれたことに価値を置く。
   「相手は認めてくれなくても、誰かが見ている、天が見ている、自分が見ている」
A不安や恐怖の対象を具体化する。灰色より「白と黒」(特定することで生活全般への汚染を防ぐ
B現実を客観的に観察する。(観察法)ユーモア・探偵気分
C不適切な願望を見直す。あまりに高い理想との比較をやめる。(現実感覚)
D過去の体験と現在の体験を区別する。
    (乗り越え体験をしたいために同一視していることに気付く。実際には同じではない。)
E主体性の回復を試みる。(現状把握感、処理可能感、有意味感)=坂道と車輪
F内面に注意を向けず、行動や人生に焦点をあてる。不安の中でも人生を進める。
G「ゆがんだ認知」に注目する。対話の中では3者関係(自分・相手・認知)
H「行動」に注目する。出来ない⇒「出来ること」を探す。
I解決できるという見通しを立てる。希望への意識づけ
     段階的対処プラン(スモールステップ)と小さな実行。
Jモデリング(他者の行動や考えに注目する)…グループ学習の有効性
Kプラス感情と意識の拡大・・・相乗効果がある。ただし、マイナス感情による意識の収縮も必要であって、弾力的に変化できることが重要。
L対話の価値・・・話すことで客観的になり、落ち着ける。(言語化・(雪かきと不安の解消)
   変容を確実なものにしていく。関わりの中で、現実は生まれる。関わりの中で、自分も他  者も存在している。
小さな変化を大切にする。(関係性の変化、意識づけの変化、言葉や行動の変化・・)活動報告写真


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